カーボンオフセット年賀
年賀状の注文ハガキが郵便受けに入っていた。「カーボンオフセット年賀」55円とのこと。
カーボン(炭素)オフセット(打ち消す)で、自分の出したC02をCO2削減につながるような活動を経済的に支援することで相殺しようという取組(※)らしい。
おりしも新聞に「京都元年迫る」の見出し。
京都議定書では2008ー2012年度に1990年度比で6%削減しなければならないのに、2006年度は6.4%増えてしまったから12.4%も減らさないとダメとのこと。
じゃあこの年賀状を買うことで、どんな活動が支えられるのだろうかと思って、日本郵便のホームページを調べてみた。寄付金分の5円を「クリーン開発メカニズム」をとおして途上国の持続可能な開発を支援する、それで減らしたCO2は日本のマイナス6%に加える、ということだが具体的なことは書いてない。
5円分のCO2ってどのくらいかわからないけど、いい気持ちで正月を迎えるには高い出費ではないかも。でも、なんだかなぁー、お金で解決していい問題だとは思えないけど・・・いいのかなぁ?
金さえ払えばCO2を出してもいいという話になりかねない…でも金も払わずCO2出し放題よりはるかにマシ?と考えればやはり意味のある取引なのかもね。
◎今日の用語:カーボンオフセット(文中※をご参照ください)
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