インフレは温暖化対策?
今日の日経新聞に「インフレの芽、各国波及」の大見出し。いよいよインフレかー。原因は、「人口増加による需要増大を背景に、バイオ燃料ブームや投資マネーの流入」とのことらしい。
ブッシュさんがバイオエタノール利用を奨励したらトウモロコシ価格が高騰。そのあおりで大豆や小麦も値上がりしーと価格上昇の連鎖はつづく…。
日本ではこの連鎖、消費税率の引き上げにまでいってしまいそう。自民党の与謝野さんが「消費税なしでもやっていける、という人は物事を知らない」と発言。消費税引き上げは必至の様子だ。一体なん%になるのだろう?
まさか、一律引き上げなんてことにはならないよねぇ?スウェーデンは25%なんてよくいわれてるけど、スウェーデンはモノによって消費税率が違うし、なんといっても社会福祉の国。消費税だけ一緒にしないでネ。
新聞を読み進むと、「読者がオススメ 節約大作戦」の頁に。
ある営業マンの昼食は自宅から持参の白飯と納豆、麦茶で昼食代を節約、とか、ペットボトルの代わりにマイ水筒を持参、その中身はスーパーの無料飲料水サービス、などなど庶民の涙ぐましい節約ぶりを紹介している。ティッシュは全部二つに切って使う、洋酒のビンにお湯を入れ自家製湯たんぽ…とあの手この手の自衛策。でも、これってとってもエコかも♪
もしかして政府はわざと物価高騰を放置し、ついでに消費税も上げて、増え続ける家庭からの二酸化炭素を減らそうとしているのかなぁ?(珍しく好意的に深読み・・・)
◎今日の用語:バイオエタノール
バイオマス(生物資源)で作られるエタノールのこと。ガソリンの代替として利用される。トウモロコシやサトウキビで作られる再生可能なエネルギーだが、食料と競合するため大きな問題も抱える。
最近では、廃木材から作られるようになり、注目されている。
バイオ燃料に関しては、<バイオ燃料は「エゴ」燃料?>の頁を参照。
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