温暖化防止のため 「脱パームオイル宣言」
私が脱パームオイル(アブラヤシ)宣言をしたのはこの夏のこと。
以前から気をつけてはいたが、この時はより真剣にパームオイルを使わないと決めた。しかし、やはり完全な排除は難しい。
洗濯は米ぬかの粉石けん、石けんシャンプーはココヤシを使っているのでパームオイルはクリア。固形石けんも非パーム。難しいのは食品だ。市販の安いクッキー類は必ずといっていいほど入っている。でもマヨネーズは大丈夫♪。
近所のスーパーにはパームオイルの入らないマヨネーズが2種類ある。1つは「100%自然を大切にした」をうたう「松田のマヨネーズタイプ」。なたね油を使っている。もう1つは「ヨード卵・光」のマヨネーズ。大豆油となたね油を使用。どちらも化学調味料無添加。価格は蜂蜜入りの松田の方が高い(光は砂糖使用)。3分迷った末、今回は松田を買った(前回は光を買った)。高い分使用量を減らそうっとー。
なんだかケチくさいが、買い物は何を支持するかの意思表明だから、一般人にとっては数少ない意思表示のチャンス。グリーンコンシューマーが多いか、価格だけを追求する消費者が多いかで、企業も開発する製品が変わる。企業が変われば、経団連も変わる、経団連が変われば政治も変わる…はず。
インドネシアはパームオイル生産のためとコピー用紙のために大量のCO2を排出している。熱帯林も破壊する。
http://homepage2.nifty.com/koshi-net/other/notebook/co2.pdf
この上さらに、温暖化を促進するパームオイルを使ってバイオ燃料を作るなんて、悪いジョーダンにしか思えない。
12月1日に法政大学で、3日に京都大学で、インドネシアのNGO活動家2名を招き、「アブラヤシブーム下のインドネシアにおける民衆の権利」についてのワークショップが開かれるそうだ。
パームオイルブームは、民衆に豊かさをもたらしたのか、それとも逆か…?
ぜひ現地からの報告を聞いてみたい。
◎ 今日の用語:グリーンコンシューマー
環境負荷の少ない商品を選ぶなど環境を大切に考える消費者のこと。
◎関連記事:「パーム油とヤシ油は違うの?」
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