環境税も導入できずにー
13日にまとまった税制改正大綱に環境税の具体案が盛り込まれなかったことから、来年度の環境税導入の可能性はなくなったとのこと。
COP13で米国とともに数値目標に反対した態度から考えても、日本が今後どのように温暖化ガス削減に取り組むつもりなのか、今ひとつ見えてこない。
消費税を上げるより、まず環境税を検討してほしい。ドイツのように「電気税」(電力)、「エネルギー税」(ガソリン、天然ガス、石炭)という形でもいいし、英国のような「気候変動税」(電力、天然ガス、石炭)という形でもいい。省エネに関心をもつきっかけになるし、自然エネルギー推進への誘導にもつながる。
なにより食品にまで課税される消費税より受け入れられやすいはずだ。
それにしても、レジ袋にさえ規制をかけられないこの国の温暖化対策は、いつ本格的に始まるのだろう?
◎ 今日の用語:環境税
温暖化対策の一環で、CO2排出につながる電気やガス、ガソリンなどの料金に税を上乗せする仕組み。ノルウェーは1991年(ガソリン、石炭)、デンマークは1992年(電力、ガソリン、天然ガス、石炭)に導入、自然エネルギーの促進にも一役買っている。
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