エコな紙製飲料缶「カートカン」
「エコプロダクツガイド2008」によると、1996年に凸版印刷から発売された紙製の缶が注目を集めているらしい。
昨年のエコプロダクツ大賞受賞に続き、今年は大阪市が実施する平成19年度の「大阪市環境表彰」も受賞したとのこと。
環境面でのメリットは、原料の紙に間伐材を含む国産材を30%以上使っていることと、牛乳パックと同じリサイクルルートで回収できるということ、さらにカートカン売上の一部は緑の募金活動に寄付され、カートカンを買った人は自動的に森林整備に貢献できるということのようだ。
使用例は、トヨペットがカートカンにプリウスを印刷して配ったり、カゴメがお歳暮用の国産果汁の缶に採用するなど(でも今年のお中元にカゴメのギフトセットをもらったがまだスチール缶だったー)。
これまで紙パックの原料が外材100%だったことを考えると国産材が3割でも入ったことの意義は大きい。
凸版印刷様。緑の募金もいいけれど、今後はぜひ100%国産原料をめざして、日本の製紙産業をひっぱっていってください!!!そうすれば、日本の森林はもっと元気になるでしょう。こんなに木が多いのに、国産材の自給率がたった2割だなんてあんまりですものね!
◎今日の用語:カートカン
「紙に対して凸版が独自に開発したGLフィルム(セラミック蒸着フィルム)をラミネート、酸素透過性を抑えて中身の飲料のロングライフ化を実現した」紙製の缶。丸型、角型あり。(日経エコロジー エコプロダクツガイド2008より)
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