古紙ゼロの「再生紙」はがき
日本郵政グループの郵便事業会社の調査結果によると、再生紙はがき全7種のうち、3種類(絵入りはがき、通常はがき、年賀はがき)で古紙がまったく入っていないものがあったそうだ。古紙配合率ゼロのはがきを納入していたのは日本製紙と大王製紙。
再生紙はがきの古紙配合率は最大で20.1%だった。当面の措置として、今後印刷する再生紙はがきから「再生紙」の表記を削除するとのこと。
また、日本郵政は製紙会社の技術で可能な古紙配合率については専門家を入れた研究会を設けて検討する。研究会では郵便区分機での読み取りが可能は品質を保持したまま、古紙配合率をどのくらいまで高められるかなどを検証するとのこと。検証がでるまでは製紙会社との契約でも「古紙配合率40%」をやめ「品質確保上問題がない範囲で古紙を極力多く配合」に変える。
まさか古紙ゼロの「再生紙」はがきがあったとはー。日本製紙はグリーン購入法の基準が「努力目標」だと思っていたといいわけしているが、再生紙はがきの「再生紙」も努力目標だと思っていたのだろうか?
偽装をしていた製紙会社との取引を中止すれば、はがきが発行できなくなるため取引を続けるそうだが、古紙ゼロの2社ともこのまま取引を続ける気なのだろうか?
偽装も「みんなでやれば怖くない」?!
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2008012502082172.html
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080124AT1D240C924012008.html
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080124-OYT1T00569.htm
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080124k0000e040024000c.html
| 固定リンク
「紙」カテゴリの記事
- 熱帯林がまた紙に・・サラワクに日本の製紙メーカー進出?(2010.08.28)
- 国内の雑誌古紙価格大幅アップ!(2010.05.23)
- 消費されるサラワク熱帯林 パームオイルの次は紙 (2010.04.27)
- 紙製弁当容器 食べ終わった後はリサイクル(2010.04.23)
- ガンズ社訴訟取り下げ 日本の製紙原料に朗報(2010.02.05)
最近のコメント