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2008年1月18日 (金)

王子製紙もコピー用紙を偽装

 次々と再生紙偽装が明るみにでている。年賀はがきにいたっては、納入メーカー全社(北越、三菱、大王、王子)が古紙40%を守っていなかったとのこと。
http://www.asahi.com/national/update/0116/TKY200801160395.html

 はがき以外の紙も例外ではなかった。業界最大手の王子製紙もコピー用紙を偽装していたことを認めたという。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008011701000914.html

 これらを受けて、環境省は業界の要請で見直しを決めていたグリーン購入法の古紙基準を下げることを当面延期することに決めたそうだ。
http://mainichi.jp/select/science/news/20080118k0000m020127000c.html

 グリーン購入法の見直し案では、古紙配合率を30%下げ代わりに間伐材などを入れるということだったが、このままでは間伐材が本当に使われるかどうかも怪しい。安い天然林からの輸入チップを使ったとしても、製品を見ただけではわからないし、もしまた偽装が発覚したとしても罰則規定もないのでは消費者としては納得いかない。
 一番心配なのは、これを機に古紙配合率の低い紙製品が増えてしまうこと。偽装よりハナっから基準を下げておく方がマシという意識が業界や環境省に蔓延するとしたら、古紙配合率の高い製品を作る技術は廃れてしまう。

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