« 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の問題点(2)ーペットボトル | トップページ | 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の問題点(4)ー紙2 »

2008年2月12日 (火)

「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の問題点(3)ー紙1

 本の順を追って書こうと思ったが、書きたい所から書くことにして、第4章の紙の部分について。
 171頁「紙のリサイクルと熱帯雨林や開発途上国の森林は関係がない」というのはまったくの誤り。インドネシアから大量のコピー用紙が製品として輸入されているのだ。
 多くの量販店に山積みされている真っ白なバージンパルプ100%のコピー用紙は熱帯雨林と密接な関係にある。ぜひこれらのサイトを見てほしい。

http://www.jca.apc.org/jatan/ipp/index.html

http://www.wwf.or.jp/activity/forest/news/2008/20080116.htm

 食品と違って原産国表示がなくてもよいので一見したところわかりにくいが、インドネシア製だけでなく中国製のコピー用紙もあれば、国内メーカー製でも原料はオーストラリアの貴重な原生林というのもある。

http://www.jca.apc.org/jatan/woodchip-j/australia.html

 ちなみに、今発覚している再生紙偽装がもし行われず、グリーン購入法の古紙配合率が守られていたとしたら、伐採されることのなかった森林面積を計算すると、大手5社分だけでも一年間に東京ドーム485個分になるそうだ。

http://www.foejapan.org/forest/doc/080201.html
             前へ戻る   つづく

|

« 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の問題点(2)ーペットボトル | トップページ | 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の問題点(4)ー紙2 »

」カテゴリの記事

森林」カテゴリの記事

ゴミ・リサイクル」カテゴリの記事

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の問題点(3)ー紙1:

« 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の問題点(2)ーペットボトル | トップページ | 「環境問題はなぜウソがまかり通るのか」の問題点(4)ー紙2 »