ついにペットボトルの使用規制!シカゴでは1本5セントの税金
アメリカ国内で1100の都市の代表が集まる市長会の2007年6月の会議で、ボトル飲料水が環境に与える影響調査を求める決議案が可決されたそうだ。世界で最もすぐれた水道システムをもっているのに、水道の1000倍ものお金を出して水道水と変わらないボトル飲料水を買うことに反発が高まっていることがその背景。
サンフランシスコ市では市役所内でのボトル飲料水の購買を禁止し、職員へ水道水の利用を促す一方、市民へもペットボトル不買を呼びかけ水道水を入れる水筒を無料配布しているとのこと。ソルトレークシティでも市長が自ら「水道水というとてもおいしく安全な市の資源があるのに、ボトル飲料水を購入しそれを利用することは、経済面からも環境面からもまったくばかげた無責任なことである」と呼びかけた。
さらに、埋め立てゴミとゴミ処理費用に悩むシカゴ市議会では、市内で販売するボトル飲料水1本につき5セントの税金をかけたそうだ。
米国で使用されるペットボトル容器に、なんと年間1億5000万リットルの石油が使われているとかー。
ヨーロッパでも同様の動きが広まっていて、パリ市長も公的行事にはもっぱら水道水をだし他にもそうするよう呼びかけているそうだ。
日本だって、どこにも負けない水道水があるのだから、普段飲みはペットボトル飲料をやめるべきだ。お茶にしたって、急須で出す方がおいしいに決まっているし、冷茶や麦茶だって最近は沸かさなくてもおいしくできる。
テレビに映し出されている会議の卓上に、いまだにペットボトルが置かれているのを見ると、もったいなくてため息がでる。水道水で充分なのに…。
参考:Enviro-News No.1440 http://www.earthpolicy.org/Updates/2007/Update68.htm
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