雪の縄文杉
屋久島へ縄文杉に会いに行ってきました。お天気には恵まれたけど、途中から道が少し凍って滑り気味。でもそれ程の急勾配ではなかったので、安心して登れました。途中の大王杉はヒメシャラに囲まれ、姫達とたわむれる大王のイメージで何となく楽しそう。でも縄文杉は、孤高でりりしかったです。
途中見える山々には、立ち枯れた杉の木立が白く点在。ガイドさんの説明によると「以前、営林署が伐った時、大きな木は母樹として残した」とのこと。しかし、周りの木がなくなってしまうと、母樹として残したはずの大きな木も結局は立ち枯れてしまったのだそうです。天然更新の失敗例を間近にみて、造林の難しさをあらためて感じました。
アマゾンが、大豆栽培の拡大のためにどんどん伐られているそうですが、一度伐ってしまった森を元に戻すのは至難の技。ましてアマゾンのような原生林を畑にしていては、近い将来、地球全体がイースター島のようになりそうです。
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