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2008年4月 9日 (水)

中越地震の引き金はCO2貯留? 

 地中にCO2を貯留することは、温暖化対策の救世主になりうると思っていた。
 しかし、日経エコロジー5月号によると、新潟県選出の風間直樹参議院議員が「長岡市でCO2を地中貯留して以来、中越地震と中越沖地震が立て続けに起きた。しかも震源地はいずれも注入地点から20km前後と極めて近い。因果関係を疑うのは当然だ」と、CO2貯留事業を中止するべきだと主張しているという。
 長岡市以外でも、CO2貯留によって起きたと疑われる地震が米国コロラド州などにあるそうだ。
 主流派の地震学者は否定しているようだが、一部その可能性を支持している学者もいるとのこと。
 地中に埋めることでCO2を減らすことは、コツコツ削減努力するより簡単なので、今もっとも注目されている技術の1つだが(もちろん資源の枯渇の見地から資源保護のための努力は必要)、本当に地震の原因になるようではたまらない。
 とりあえず、原発の近くではCO2を埋めるのは中止してほしい。

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