16年ぶり?!東京で古紙が有償に
信じられなかったので、理由を考えてみたがわからなかった。
古紙余りで困った数年間を除いて、集団回収で集められる古紙は、全国的に有料で古紙回収業者に買い取られているものだとばかり思いこんでいたが、東京ではそうでなかったらしい。
日経新聞(2008.5.2)によると、昨年からようやく「町内会などに対価を支払っても採算が合う業者が増えた」そうで、新聞古紙が1キロあたり2-3円で買い取られるようになったとのこと。雑誌は1円、ダンボールは1-2円だそうだ。1992年以来、実に16年ぶりだという。
東京では集団回収に手厚い報奨金が出されているので、回収業者が団体にお金を払わなくても集団回収は粛々と行われていたということかー?「都内は古紙の一大発生地で供給量が多く、有料にはなりにくかった」そうだが、どうにも腑に落ちない。
古紙ネットの自治体へのアンケート調査によると、23区内で5円以上の報奨金を払っている自治体は19区。雑誌回収への助成など業者への財政支援も12区。古紙余剰の時ならともかく、他地域から見てハカクの厚遇だ。この報奨金のせいで、これまで回収業者は団体に支払わなくてもよかったのだろうか?それが今回、業者間で回収を競い合うほどの古紙価格になったため、有償になったということ?
報奨金をだす自治体の少ない関西では、古紙はもう随分前から業者が有料で買い取っている(現在新聞古紙はキロ5円、ダンボールは4円、雑誌は3円程度)。静岡方面の製紙会社の方が、関西以西の製紙会社に比べ古紙買取価格が低いのかな?とも考えてみたが、中国へ売ることの多い昨今、これはあまり関係なさそうだ。
http://homepage2.nifty.com/koshi-net/other/kaihou/73-3.htm
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