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2008年5月

2008年5月31日 (土)

やったね静岡、温暖化ガス100%削減!

 「自治体の温暖化ガス削減目標」でも紹介したとおり、高い温暖化ガス削減目標をかかげ、頑張っている静岡市。

 今度は環境モデル都市に応募するにあたり、削減目標を2050年までに100%にするとのこと(2000年比)。本当にすばらしい。普段は市のやり方を批判している市内の市民団体も「市民として誇りに思う」とコメント。私も元静岡市民としてとてもうれしい。
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20080528000000000031.htm

 静岡市は27日、政府が7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)までに全国10都市・地域を選定する「環境モデル都市」に応募したと発表した。市の温室効果ガス総排出量の削減目標(2000年比)を2030年までに50%、50年までに100%と高く設定し、森林地域の吸収源対策と都市地域の排出削減対策とを連携して進めることで目標達成を目指す。市環境総務課によると、県内自治体で唯一の応募。  目標達成の手法として、中山間地域の森林の維持管理と育成により40万トンの二酸化炭素吸収量を確保するなど、「二酸化炭素の地産地消」を図る。一方で、都市機能が集積した中心市街地の形態を生かし、徒歩や自転車を主な交通手段とした脱自動車社会への転換、太陽光発電の面的整備によるエネルギーの自給化などの排出削減対策「低炭素型コンパクトシティーの構築」を進め、「静岡モデル」の取り組みとして国内外に発信する。

 静岡市はこれまでも、雑古紙を雑誌にまぜて古紙回収することで家庭からでる「燃えるごみ」を減らしたり、市庁舎ではペットボトルを使用しないなどの取り組みをしてきたが、昔から環境意識がそれ程高かった市というわけではない。
でも市民や市職員のエコセンスはよかった(ような気がする)

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2008年5月29日 (木)

楽しい生ゴミ堆肥化♪

 「ショック!ベランダの生ゴミ堆肥化失敗…」に関して、下記のご質問が届きました。

 「トロ箱」って何ですか?それにしてもベランダで堆肥作りとは冒険ですね。私も家庭ごみを回収の日までベランダに置くけど、これからの時期は、中身によってはショウジョウ君たちが寄って来て、玄関までは家の中を「通過」せねばならず、鳥肌モノです。

 トロ箱は、発泡スチロール製の大きな箱のことをさしていました。説明不足ですみません。
 ベランダに生ゴミを置いていらっしゃるとのこと。もし米ぬかの匂いが苦にならなければ、この動画の方法をお試しください。gomizeromiraiさんによるトロ箱と洗濯ネット、米ぬかを使った生ゴミ堆肥化です。
 洗濯ネットを使うので攪拌もラクラク。温度が上がってくると、まるで飼っているバクテリアが喜んでいるような気がして、ペット飼育感覚で楽しめます!
○動画:洗濯ネットと米ぬかで生ゴミが堆肥化できます↓
http://www.youtube.com/watch?v=7kTYl-Sgtzg

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レジ袋削減の意義は?

 「レジ袋は割引サービスより有料化が効果大」に関して、下記のご意見をいただきました。ありがとうございます!

「レジ袋叩き」の意義についてですが、私もこれは「使い捨て社会を見直す…」で「ライフスタイルの転換…」で資源の節減量はたかが…と、全く同認識でしたが、「そうではない」と認識するに至った理由がいまだに理解出来ません。最近、貰うのを断り過ぎてゴミ出し用のフクロの在庫が減ったので、また折りたたんで持ち帰るのを再開しよう思っているのですが…

 「断りすぎて…」っていいですね!現状では必要量だけはレジ袋をもらうということでよいのではないかと思います。有料になれば、必要なサイズの袋を必要な量だけ買うということでしょうかねー。

 私の考えたレジ袋削減の「意義」は以下のとおりです。

 日本で使われるレジ袋の量は年間305億枚だとか。レジ袋10枚でコップ1杯分の原油を使うので、レジ袋のために年間コップ30.5億杯もの原油が使われている計算。このうちゴミ袋として有効に利用されているレジ袋は約3割にすぎず他は捨てられているようです(杉並区調査)。ということは、コップ21億杯分以上はムダになっている計算。
 「レジ袋は捨てられる物からできている」などと誤った情報を流す人もいて、まるでレジ袋削減は意味のない環境運動のようにいわれますが、チリもつもれば山…で、貴重な資源が山ほど毎日「使い捨て」されているのです。
 もう1つの大きな理由は、散乱ゴミにレジ袋が多いことです。景観を損なうだけでなく、動物の誤飲や放置レジ袋が化学物質を生成することによる環境汚染も心配です。散乱ゴミは川から海に流れますから、海の汚染も気になります。グリーンピースによると、1950年代以降に生産されたプラスチックの約5%(約1億トン)は海の中だそうです。
○動画:プラスチックが襲うハワイの海↓
http://jp.youtube.com/watch?v=5C--1Gd7QkI&feature=related
 
 レジ袋1枚で100gものCO2が排出されるとか。
http://www.gpn.jp/press_release/release_070926.html#kouka
 ちょっとした工夫でレジ袋を使わないで済ませられれば、カンタンにCO2が削減できるってステキなことですね!

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2008年5月26日 (月)

バングラデシュで温暖化の影響大

 クローズアップ現代によると、バングラデシュでは温暖化の影響で海岸から100kmも入ったところの井戸や水田まで塩辛くなってきたとのこと。そのせいで住民は歩いて1時間もかかる遠くの井戸まで水をくみに行くという。溜池の水を飲んで腸チフスや重度の下痢にかかる人も増えているとか。
 サイクロンが大型化し、高潮によりさらに海水が内陸にまで入りこみ、被害を広げている。稲作地帯なのに田んぼに海水が混じるせいで稲がとれなくなり、住民は飢餓の危険にもさらされている。
 CO2を世界全体の1%ほどしか排出していないバングラデシュがなぜ温暖化の影響をこれ程強く受けなければならないのか、住民は納得できないだろう。地球温暖化の被害はまず貧しい国を襲い、次は食料自給率の低い日本のような国を攻撃してくるのだろうか。

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G8環境相会合閉幕 レジ袋削減も呼びかけ

 神戸市で開催されていたG8会合が今日(2008.5.26)閉幕した。
 全体の内容はほぼ予想通りだが、ちょっと驚いたのはレジ袋削減を日本がみずから提案したこと。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080526-00000028-mai-soci

■G8環境相会合の議長総括の要旨■

◇気候変動◇
・「50年までに世界の温室効果ガスを半減」より踏み込んだ長期目標を設定すべき。そのため先進国は大幅な削減が必要。
・税や排出量取引は削減のための有効な手段
・IPCCの知見を考慮し実効的な中期目標を設定すべき
・今後10から20年間で世界の排出量を減少に転じさせるには、先進国が国別総量削減目標を掲げて取り組むべき。途上国の行動も必要
・セクター別アプローチは国別総量目標の代替ではない
・主要国の対話の場「神戸イニシアチブ」を設ける
◇生物多様性◇
・「生物多様性の損失速度を顕著に減少させる」との10年目標の達成に一層の努力
・気候変動が生物多様性に深刻な影響、人類の生存基盤に脅威
・輸入国と輸出国が連携し違法伐採材を市場から排除
◇3R、ゴミ削減、再利用、再資源化の推進◇
・日中韓でレジ袋の削減を呼びかけ
・ 世界的なゴミゼロ社会を目指す神戸3R行動計画の策定

 日中韓のレジ袋削減呼びかけは以下のとおり。

http://mediajam.info/topic/496626

レジ袋は大量消費の象徴 日中韓が削減を共同提案

 神戸市で開かれている主要国(G8)環境相会合で、鴨下一郎環境相は25日、「日中韓(3カ国)は、大量消費、大量廃棄の象徴とも言えるレジ袋削減に取り組んでいる」と述べ、レジ袋削減の取り組みへの各国の同調を求めた。
 合意が得られれば環境相会合で策定予定の廃棄物問題に関する「神戸3Rアクションプラン(行動計画)」に盛り込む方向だ。


レジ袋の削減によってごみの減量を図ると同時に、レジ袋の製造や焼却時に出る二酸化炭素を減らし、地球温暖化防止に貢献するのが狙い。レジ袋1枚当たり18・3ミリリットル使うという原油の節約にもつながる。

 会合では、中国が削減に向けて国内規制を強化する方針を表明。韓国も取り組んでいることを説明したという。

 環境省によると、レジ袋の年間消費量は、日本が約305億枚、韓国が約117億枚、中国が約500億枚。米国の研究所の推計では、世界全体で4兆-5兆枚に上る。

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2008年5月23日 (金)

ショック!生ゴミのベランダ堆肥化失敗…

 どうもダンボール箱を使った生ゴミの堆肥化はうまくいかない。以前トロ箱でやっていた時の要領でやろうとすると必ず失敗する。温度が上がりにくいので、すぐぐちゃぐちゃになるのだ。かといって、水を切りすぎると温度がますます上がらない。
 集合住宅に引っ越してくる前はトロ箱でやっていたが、高温になると匂いも出てきやすいため、今はダンボールを使用。途端に失敗続きだ。トロ箱気分で水分調整をいい加減にやってしまうのが敗因らしい。
 先日見たときは、ダンボールの下にムカデが一匹・・今日見たらムカデもいたが、コバエも発生!仕方ないので箱を処分、生ゴミ投入をしばらく休むことにして、中身を日にあて乾燥させることに。でもそのコバエ、なんと家の中にまで進入してきたー願わくは家の中で繁殖しませんように

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行者の山が枯れていく

 今日(2008.5.23)の「ほっと奈良」によると、ユネスコの世界遺産にも登録されている大峰奥崖道の木が枯れているそうだ。すでに3分の1ほどが「壊滅的」だとのこと。マツ科のトウヒやシラビソなどが立ち枯れ、地元の人は原因を「ニホンジカの食害のせい」といっていた。
 ニホンジカがなぜこんな高山でまで増えているのか、やはり温暖化の影響なのだろうか?
 木が枯れたせいで、弥山川(みせんがわ)も影響を受け、川に生み付けられたカエルの卵が干からびていた。

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レジ袋は割引サービスより有料化が効果大

 レジ袋有料化の意義を過小に評価している人が多い。かくいう私もその一人だった。
 これは「使い捨て社会を見直すための手段の1つ」で「ライフスタイルの転換を促すもの」だと思っていた。レジ袋そのものの「資源量」はたかが知れていると思っていたし、散乱ゴミとしての被害もたまに気の毒な動物が誤飲してしまう程度・・と思っていた。
 しかし、いろいろ調べるうちにレジ袋のもたらす害はそんな生やさしいものではないということがわかってきた。

 やはり有料化を早急に実現しないといけない。ではどのような有料化が効果的なのだろうか?
 舟木賢徳氏(レジ袋研究者)が御殿場市の協力で実施したアンケートによると、5円の有料化で買い物袋を持参すると答えた人は約2割、10円だと5円と合わせて約4割の人が持参するという結果だったそうだが、実際有料化している店を調査したところ、5円では約7割、10円では約9割の人が買い物袋を持参していたとのこと。しかし、レジ袋を断ると5円くれるという方式では持参率はかなり低かったそうだ。
 西友ストアの取り組みであるレジ袋辞退者に2円割り引く方法では、6%だった持参率が30%に上がったという。もし2円の割引ではなく2円の有料化だったら、50%以上の持参率になるのは間違いなさそうだ。

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2008年5月18日 (日)

紙のグリーン購入法パブコメふたたび

 紙類のグリーン購入法のパブリックコメントが募集されている。以前、再生紙偽装により基準見直しが凍結されたので仕切りなおしだ。
 下記のホームページにパブリックコメントの概要と参考になる意見(NGOの共同提言)が掲載されている。
http://homepage2.nifty.com/koshi-net/other/notebook/green2.htm

 紙の消費量がここまで増えてしまっては、製紙はもはや「エコ産業」といいづらい。海外植林をふやせばいいというものではないし、それなら国内の森林から紙原料を補えばいいかというとそれも難しい。間伐に補助金をかけて間伐材を紙原料にすることは森林の手入れにもなり一石二鳥でよいが、補助金の金額がどれ程になるかには目をつむってもそれだけでは針葉樹しかまかなえない。需要の多い広葉樹はどうするか?国内に紙原料のためのユーカリやアカシアプランテーションを作る?「地産地消」といえば聞こえはいいが、狭い日本のどこに紙需要をまかなうだけのプランテーションが作れるのか、作った場合の周囲への影響は?と考えるだけで頭が痛くなる。
 消費を抑えて、古紙利用率・回収率を高め、廃材や建築残材、間伐材を利用することで製紙原料の自給率を高めるのが一番よいことは確かだ。
 用途が多彩で大量に使われている印刷用紙と比べ、コピー用紙は消費量も少ないし、用途も単純。古紙100%でなんら困ることはない。今後の古紙利用率をいかにして高めるかを考えると、せめて役所で使うコピー用紙(グリーン購入法の基準)くらいは古紙100%のままにしておけばいいのにと思う。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9700

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2008年5月16日 (金)

廃棄物収集・運搬で業界初 CO2排出ゼロ

 古紙や鉄などを回収している山本資源(本社/静岡県袋井市)が資源リサイクル業界で初めてカーボンオフセットを導入。資源の収集や運搬で出るCO2をゼロにする取り組みを始めた。
 英国のカーボン・ニュートラル社からCO2排出権約230トンを100万円前後で購入。保有する車両45台から発生するCO2を今後約2年間にわたって相殺するとのこと。
 偽装が発覚して以来評判のかんばしくない再生品だが、イメージをあげるためにも再生資源事業にこの種の取り組みが広まることはとてもよいと思う。
 
http://www.yamamotoshigen.co.jp/html/service/co.html

http://www3.kcn.ne.jp/~kosi/back785.htm

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2008年5月14日 (水)

牛丼一杯にペットボトル1260本もの水が必要!

 食料が目に見えて値上がりしている。愛用の100g138円の国産豚こまが148円に、豚バラが158円になって、代わりに安い輸入肉がスーパーの棚を席捲している。

 日本は水資源の豊富な国と思ってきたがそうでもないらしい。日経新聞(2008.5.11)によると、「日本の年間降水量は1718ミリと世界平均の約2倍だが、国民一人当たりに換算すると世界平均の三分の一程度しかない」とのこと。
 「水不足を実感しなくてすむのは、食料を輸入することで大量の海外の水を使っているから」(グローバルウォーター・ジャパンの吉村代表)だそうだ。
 日本が1年間に輸入した農産物をもし国内で生産するとしたら、627億トン(2000年度)の仮想水(バーチャルウォーター)が必要。日本国内で1年間に農業用として使える灌漑用水などは572億トン。本当なら深刻な水不足になるところを食料輸入のおかげで、免れているらしい。
 バーチャルウォーターの輸入先の1位がアメリカ、2位がオーストラリアでこの2カ国で全体の半分以上を占めている。水の消費量の多い牛肉を米豪に頼っているためのようだ。
 牛肉1kg作るのに必要な水の量は約20.6トン、豚肉は5.9トン、鶏肉4.5トン、米3.6トン、大豆2.5トン、小麦2トン、トウモロコシ1.9トン。牛肉がダントツ。ちなみに牛丼一杯に必要な水の量は1890リットル、チーズバーガーは1050リットルとのこと。
 そう考えると、肉や乳製品は野菜に比べてこれまで安すぎたのかもしれない。しかし、肉以外の食料値上げはもういい加減にしてほしいー。でもまだ上がるんだろうなぁ…

◎ 今日の用語:バーチャルウォーター(仮想水)
輸入した作物や製品をもし国内だけで生産した場合必要になる水の量。日本で作った場合使ったはずの水の量だから、実際に輸出国で作るのに消費した水の量(ウォーター・フットプリント)とは数値が異なります。

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2008年5月12日 (月)

簡易包装でごみ減量実験 エコ包装はダンボールで?

 今月15日から神戸で簡易包装商品を購入するよう消費者に呼びかける「ごみ減装(へらそう)実験がスタートする。

NPOのごみじゃぱん、神戸でごみ減量実験

 特定非営利活動法人(NPO法人)のごみじゃぱん(神戸市、代表・石川雅紀神戸大大学院教授)は15日から3カ月間、簡易包装商品を購入するように消費者に呼びかける「ごみ減装(へらそう)実験」をスーパーやメーカーと協力して神戸市内で実施する。購買段階からごみを減量するのが狙いで、実験結果を分析したうえで全国に運動を広げていく。
 実験には大塚製薬、花王、日本ハム、ネスレコンフェクショナリー、ハウス食品、マンダム、レンゴーの7社が協力。神戸市東灘区にあるコープこうべとダイエーの各2店舗で、商品の外箱やプラスチックフィルム、トレーをなくしたり減らしたりした簡易包装商品に「減装商品」の目印をつけて購入を促す。推奨するのは7社以外の商品を含む約1200種類。外箱をなくしたレトルトカレーや個別包装をしないアメなどが対象になる。参加企業の通常商品と実験用に開発した減装商品の比較販売なども実施。実験期間中の消費者の行動や意識の変化を分析して公表するとともに、賛同企業や自治体を広げ「減装ショッピング」を定着させていく。


http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080508c6b0802o08.html

 面白いのはレンゴーが入っていること。レンゴーのホームページによると

今や省資源・省エネルギーは時代の要請であり、パッケージの仕様も必要な強度や性能だけではなく、より環境負荷の低いもの、即ち環境性能の高いものが求められるようになってまいりました。地球環境への負荷低減は未来へ向けての大きな課題であり、むしろ省包装のソリューションを提供することこそ、われわれパッケージメーカーの使命であるとレンゴーは考えています。

 とのこと。美しすぎるお言葉だが、真意はわかる。レンゴーは自信があるのだ。プラスチックもダメ、古紙率の低いフツウの紙もダメ、やっぱり簡易包装の定番は古紙率の高い「ダンボール」なのだと。
 確かに、ダンボールが現状では環境負荷の最も低い包装材なのかもー。
http://www.rengo.co.jp/topics/2008/20080408.html

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銘木 北山杉 温暖化の影響も

Photo 各地から森好きが集まり、京都大学の先生にご案内いただいて、北山杉の里へ行ってきた。
 私自身は、北山林業といえば磨丸太、としか連想できないほど無知だったが、大変興味深い内容の研修になった。
 「北山杉には「台杉」と「丸太仕立」があり、台杉は一本の親杉から何本もの垂木をとるもので、一代限りの丸太杉は3・40年の歳月をかけて床柱に仕立てられる」と北山杉資料館のパンフに書いてあるが、素人にはよく意味がわかりにくい。先生の説明のおかげでようやく少しわかるようになった。
 台杉というのは、1本の杉から数本の枝を出させて萌芽更新させる手法。狭くて急峻な地形を補うために編み出された造林方法らしい。おもに垂木を生産するが、最近はその独特の樹形から庭木に珍重されているようだ。
 丸太仕立は、上から下まで同じ太さにするため、一般の用材生産より密に植林し、ひたすら枝打ちを繰り返す。光合成による栄養分を幹を太らせることより上へ伸びることにのみ使わせたようなスルスルと細長い北山林の樹形にようやく納得できた。
 上部の葉だけ残し、きれいに枝打ちするが、木と木の間隔はできるだけ狭くしておかねばならないため雪害にあいやすいらしい。あちこちで雪害被害にあった林を見かけた。温暖化による重たい雪は、北山杉の天敵なのだ。
 磨丸太はその丸太仕立で作った丸太を砂で丁寧に磨いたもの。床の間には欠かせない磨丸太だが、残念ながら近年消費量は減少傾向らしい。
 歴史ある北山林業の存続のためには、温暖化防止と床の間のある日本の伝統的な家造りが欠かせないようだ。

 上の写真は、翌日インストラクターさんに案内していただいた伏条台杉。北山台杉は数百年前ここからヒントを得て林業に取り入れられたらしい。
 北山林業という地域の特性をいかした素晴らしい施行のルーツがここにある。

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2008年5月 8日 (木)

16年ぶり?!東京で古紙が有償に

 信じられなかったので、理由を考えてみたがわからなかった。
 古紙余りで困った数年間を除いて、集団回収で集められる古紙は、全国的に有料で古紙回収業者に買い取られているものだとばかり思いこんでいたが、東京ではそうでなかったらしい。
 日経新聞(2008.5.2)によると、昨年からようやく「町内会などに対価を支払っても採算が合う業者が増えた」そうで、新聞古紙が1キロあたり2-3円で買い取られるようになったとのこと。雑誌は1円、ダンボールは1-2円だそうだ。1992年以来、実に16年ぶりだという。
 東京では集団回収に手厚い報奨金が出されているので、回収業者が団体にお金を払わなくても集団回収は粛々と行われていたということかー?「都内は古紙の一大発生地で供給量が多く、有料にはなりにくかった」そうだが、どうにも腑に落ちない。
 古紙ネットの自治体へのアンケート調査によると、23区内で5円以上の報奨金を払っている自治体は19区。雑誌回収への助成など業者への財政支援も12区。古紙余剰の時ならともかく、他地域から見てハカクの厚遇だ。この報奨金のせいで、これまで回収業者は団体に支払わなくてもよかったのだろうか?それが今回、業者間で回収を競い合うほどの古紙価格になったため、有償になったということ?
 報奨金をだす自治体の少ない関西では、古紙はもう随分前から業者が有料で買い取っている(現在新聞古紙はキロ5円、ダンボールは4円、雑誌は3円程度)。静岡方面の製紙会社の方が、関西以西の製紙会社に比べ古紙買取価格が低いのかな?とも考えてみたが、中国へ売ることの多い昨今、これはあまり関係なさそうだ。
http://homepage2.nifty.com/koshi-net/other/kaihou/73-3.htm

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5月24日の各地のイベント

 5月24日はあちこちで、いろいろなイベントがあるようです。
 以下ご紹介まで。
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ごみゼロサミット2008 町田市から学ぼう!」
開催日時 2008年5月24日(土)13:30から
場所 アイセル21(静岡市葵区東草深町3-18)
講演 石 阪 丈 一 氏 (東京都町田市市長)
    小林美知 氏 (小山田ごみ問題を考える会代表)
主   催 「ごみゼロサミット2008」実行委員会
■団体交流発表会 10時から12時 3階31集会室
詳細は下記ホームページにて
http://www33.ocn.ne.jp/~gomizeronet/

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■タスマニア、太古の森がティッシュに!?
 アレック&アンニャの「私にできること」

 毎日の生活で私たちが大量に使い続けているティッシュやコピー紙などの紙製品。それらが原生林を原料としていたら・・・自分が無意識に原生林の伐採を後押ししていたら、それはとても悲しいことです。
 オーストラリアの島、タスマニアに残された貴重な原生林は、現実に伐採され、日本で紙になっているのです。タスマニアには太古の森が残り、固有の生き物たちが暮らしています。原生林の伐採は動物たちの生きる場を奪い、そこに蓄積していた大量の炭素を温暖化ガスに変えてしまいます。 
 4月に現地を訪問したアンニャ・ライトさんの歌と、タスマニアの美しい森林と動物たちのスライドショー、オーストラリアの環境NGOウィルダネス・ソサイエティのアレック・マーさんから日本とタスマニアの森林の関りについてお聞きします。タスマニアの森を壊すのも、守れるのも、私たち。今日から森を守る暮らし、はじめましょう。

日時:5月24日(土曜日) 午後1時から3時
内容:アンニャ・ライトさん(ナマケモノ倶楽部世話人・シンガーソングライター)のミニ・コンサート
タスマニア原生林と生き物たちのスライドショー
アレック・マーさん(豪州NGOウィルダネス・ソサイエティ)のお話。
場所:カフェスロー
   東京都府中市栄町1−20−17
連絡先:042−314−2833
アクセス:JR国分寺駅または京王線府中駅よりバス15分程度で、京王バス「藤塚」「京王ストア栄町」のバス停にて下車。
   http://www.cafeslow.com/index.htm#how%20to%20get%20a%20cafeslow
参加費(ワンドリンク付き、通訳付き):予約・前売り1500円、当日1800円
主催:カフェスロー、ナマケモノ倶楽部、日本消費者連盟、熱帯林行動ネットワーク、レインフォレスト・アクション・ネットワーク

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リサイクルと温暖化対策に
 異議を唱える 武田邦彦中部大学教授を呼んで徹底討論
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ウソ、ホント、シリーズ第3弾
 「温暖化対策とリサイクルは地球を救う」 ウソ?ホント?

 2008年5月24日(土)13:30から16:30@武蔵野公会堂
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◆日 時:2008年5月24日(土)13:30から16:30
◆会 場:武蔵野公会堂[TEL:0422-46-5121]
     (JR中央線・井の頭線、吉祥寺駅公園口徒歩2分)
【地図】http://www.musashino-culture.or.jp/koukaido/index.html
◆パネリスト:
 ◇武田 邦彦(中部大学教授)
 ◇森口 祐一(国立環境研究所 循環型社会・廃棄物研究センター長)
 ◇松田美夜子(内閣府原子力委員会委員)
 ◇世一 良幸(環境省地球環境局研究調査室室長補佐)
 ◇鹿子木公春(廃PETボトル再商品化協議会会長)
 ◇圓子 雄 ((株)エンブピコ代表取締役社長(リサイクル業者))
 ◇杉本 裕明(朝日新聞記者)
 ◇川島 悟一(環境NGO 全国青年環境連盟(エコ・リーグ))
◆司 会:
 ◇大野由利子(元国会議員)、服部美佐子(環境カウンセラー)

◆参加費:1,500円(学生1,000円) 
 当シンポジウムの収益の一部は、カーボンオフセット事業に寄付いたします。参加者にはペットtoペット技術による買物袋と飲み物をもれなく進呈

◇主 催:温暖化とリサイクルを考える市民懇談会
     (042-358-0135、080-3618-0489)
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少数民族と海外植林事業

 チベット問題にも共通するが、少数民族や先住民の土地を巡るトラブルは多くの国でおきている。「少数者」の土地を奪ったり、権利に注意を払わなくても、その国の大多数の国民は安泰だし無関心だ。
 たいていの人は、「自分は関係ない、加害者でも被害者でもないから」と思っているが、しかし、大量の紙や木材、パームオイルの消費者である私たちは、実はその迫害に手を貸しているのだ。

 下記はMLからの転載。

■5/14■ JVCラオス森林帰国報告会
  植林は環境保全・貧困削減に貢献するか?
   〜インドシナ半島最後の森林フロンティア
    ラオスの開発、暮らし、その変化〜
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 「焼畑で森林が劣化しているから植林で回復を図る」、「現地雇用を生みだす植林事業は貧困削減にも繋がる」。アジアの発展途上国では多くの国々で植林事業が展開されてきています。植林事業によって、森林を回復した国もありますし、紙需要の供給にも応えてくることが出来るようになっています。このように植林事業は環境・社会と経済発展に貢献するものと考えられ、またCSR(企業の社会的責任) やカーボンオフセットの観点からも注目されています。しかし、植林事業は本当に環境保全・貧困削減に貢献できるでしょうか?
 東南アジアの内陸国ラオスは周辺国と比較しても、未だ多くの森を保有しています。しかし、ここ数年、急速に全国レベルに広がり、地域の生活に多大な影響を及ぼしているのが、紙パルプ用のユーカリ植林や、ゴム・プランテーション、バイオ燃料プランテーションです。ラオスの人々にとって急速な植林や開発事業が及ぼしている影響とはどのようなものなのでしょうか?
 そこでアジア各地における植林と土地利用の状況をIGES百村さんから、森林問題と需要国の関わりについてFoE中澤さんから、ラオス現地の状況をJVCラオス駐在スタッフ尾崎からご報告いたします。日本の私達にできることを一緒に考えてみましょう。
●第1部● アジアの植林事業と土地利用が抱える課題
 IGES(地球環境戦略研究機関) 百村 帝彦氏
●第2部● ラオスの村人から見た植林事業
 JVCラオス事務所 森林担当 尾崎 由嘉
●第3部● 森林資源ヘの需要と国際貿易、私たちにできること
 FoE Japan 森林担当 中澤 健一氏
※講師のプロフィールはこちらをご覧ください
http://www.ngo-jvc.net/jp/event/2008/20080514_laos.html
【日時】5月14日(水) 19時〜21時
【場所】文京シビックセンター ??浪2階 消費生活センター研修室A,B
【地図】http://www.b-civichall.com/access/main.html
【住所】東京都文京区春日1−16−21 Tel:03-3812-7111
【アクセス】
・東京メトロ丸の内線・南北線 後楽園駅 徒歩1分
・都営地下鉄三田線・大江戸線 春日駅 徒歩1分
・JR総武線 水道橋駅 徒歩8分
【参加費】800円 (JVC、FOEJapan会員無料)
【定員】60名
【主催】日本国際ボランティアセンター
【協力】FoE Japan
【お問合せ】
日本国際ボランティアセンター(JVC)
TEL 03-3834-2388/FAX 03-3835-0519
Email:chihok@ngo-jvc.net 担当:川合

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2008年5月 6日 (火)

イズミヤ マイバック持参率50%を目標に

 関西を中心に展開するスーパーのイズミヤは、2012年度までにマイバックの持参率を50%に引き上げるそうだ。
 2008年2月末時点での全店平均持参率が33.2%、現在レジ袋を有料化している店舗での平均持参率が80%前後とのこと。レジ袋有料化に積極的な行政や市民団体と協働できる地域から有料化に取り組み、持参率の向上をはかる。
 レジ袋の収益金は地域の環境や社会貢献活動、排出権購入費などにあてるそうだ。ちなみにCO2排出量削減目標は、2012年度に2006年度比で10%削減(約1.5万tのCO2削減)。
 こういう環境に配慮したお店がどんどんふえてくればいいなぁ。
http://www.izumiya.co.jp/press/2008/05/post_104.php

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海水温上昇で海が砂漠化

 海水温が上昇すると海が吸収するCO2の量が減り温暖化がますます加速する、という話は聞いていたが、海水中の酸素も減るらしい。海水温上昇で酸素不足になり、微生物などが生息できなくなる海域が熱帯を中心に拡大していることを米国とドイツの研究チームが突き止めたそうだ。
 このまま温暖化が進めば、「海中の砂漠化」が生じ、生態系に大きな影響を及ぼすほか、漁業資源も減少するとのこと。
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/2008050201000010.htm

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2008年5月 4日 (日)

バイオエタノールの何が問題なのか

 以下、MLで興味深いお知らせが流れてきました。
 転載歓迎とのことなので、転載します。

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第2回 持続可能なバイオマス利用のためのLCA研究会(公開)

1. 期日 5月9日(金) 15:00-16:35
2.会場 静岡大学農学部B棟 210教室
 (静岡駅前バス停から大谷・静大前行き線、静大前下車)
3.プログラム
  15:00- 主催者挨拶
  15:05-16:05 『バイオエタノールの何が問題なのか』
   講師 工学部准教授 松田 智 氏
  16:05-17:35(予定) 質疑応答(補足説明を含む)
4.入場料 無料

*学部生、大学院生、教職員および表記テーマに関心のあるすべての県民各位のご来
場をお待ちしております。

問い合わせ先
 小嶋睦雄 研究室054−238−4843

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平成20-21年度、三井物産(株)環境基金から、下記のテーマで研究助成を受けること
になりました。本研究の概要は以下の通りです。
研究題目 バイオマス燃料及び紙パルプ原料における地域性と規模によるLCA比較
研究組織 静岡大学とNPO法人との協働組織
 小嶋睦雄(静岡大学農学部) 鈴木恭治(静岡大学農学部)
 松田 智(静岡大学工学部) 高橋広明(NPO法人地球と未来の環境基金)
概要 
バイオ燃料(BDF)及び紙パルプの栽培、収穫、運搬、製造、廃棄における環境負
荷について、原材料の違い、海外を含めた生産国・工場間の違いについて、客観的科学
的定量分析を試み、適正な利用や原料調達やグリーン購入のための客観的な指標を明ら
かにすること。そのためのデータの収集、ヒアリング調査は国内外の製紙工場、バイオ
エタノール用原料の栽培地などを対象とする。
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2008年5月 1日 (木)

GPN 製紙11社を除名

 びっくりした。グリーン購入ネットワーク(GPN)が再生紙偽装問題をおこした製紙会社11社を5月1日付けで除名したそうだ。
 除名された製紙会社は次のとおり。

王子製紙株式会社、王子特殊紙株式会社、紀州製紙株式会社、大王製紙株式会社、中越パルプ工業株式会社、特種東海ホールディングス株式会社、日本製紙株式会社、北越製紙株式会社、丸住製紙株式会社、三菱製紙株式会社、リンテック株式会社

 これだけ多くの大手メーカーを一度に除名すると、GPNにとっても痛手だろうにー。

http://www.gpn.jp/kinkyu/press_bunsho080501.pdf

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レジ袋 環境省が初の自治体調査

 昨日(2008.4.30)レジ袋への自治体関与に関する環境省の調査結果について公表された。初の調査だそうで、それによるとレジ袋有料化に取り組んでいる自治体が28、有料化したり、レジ袋を断った場合にポイントを付与したりといった取り組みに関与している自治体が45だそうだ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2008043000355

 環境省は「大いに支援したい」とのことだが、それならなぜ環境省がもっと指導力を発揮しないのか疑問。ゴミの出し方のように、引っ越しの度にルールが変わるのはけっこう大変だから、レジ袋も隣町では別ルールというのではこれから混乱しそう。

 ちなみに、容器包装の3Rを進める全国ネットワークが行った「レジ袋1万人アンケート調査」では「有料化賛成者が約80%だった」そうだ。

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