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2008年5月18日 (日)

紙のグリーン購入法パブコメふたたび

 紙類のグリーン購入法のパブリックコメントが募集されている。以前、再生紙偽装により基準見直しが凍結されたので仕切りなおしだ。
 下記のホームページにパブリックコメントの概要と参考になる意見(NGOの共同提言)が掲載されている。
http://homepage2.nifty.com/koshi-net/other/notebook/green2.htm

 紙の消費量がここまで増えてしまっては、製紙はもはや「エコ産業」といいづらい。海外植林をふやせばいいというものではないし、それなら国内の森林から紙原料を補えばいいかというとそれも難しい。間伐に補助金をかけて間伐材を紙原料にすることは森林の手入れにもなり一石二鳥でよいが、補助金の金額がどれ程になるかには目をつむってもそれだけでは針葉樹しかまかなえない。需要の多い広葉樹はどうするか?国内に紙原料のためのユーカリやアカシアプランテーションを作る?「地産地消」といえば聞こえはいいが、狭い日本のどこに紙需要をまかなうだけのプランテーションが作れるのか、作った場合の周囲への影響は?と考えるだけで頭が痛くなる。
 消費を抑えて、古紙利用率・回収率を高め、廃材や建築残材、間伐材を利用することで製紙原料の自給率を高めるのが一番よいことは確かだ。
 用途が多彩で大量に使われている印刷用紙と比べ、コピー用紙は消費量も少ないし、用途も単純。古紙100%でなんら困ることはない。今後の古紙利用率をいかにして高めるかを考えると、せめて役所で使うコピー用紙(グリーン購入法の基準)くらいは古紙100%のままにしておけばいいのにと思う。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9700

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