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2008年6月27日 (金)

エコバッシングはエコバッグよりカッコいい? 東京新聞(1)

 東京新聞(2008.6.25)の「本音のコラム」に「レジ袋を追放してのエコバッグなど狂気の沙汰だ」と斉藤氏が書いていたとか。
 レジ袋の原料は石油オレフィン成分で、これを廃せば石油コンビナートで燃やすしかない…とすっかりC大学T教授に洗脳されてしまったようだ。

 おまけに怪しげな人に限って「マイ箸」を持ち歩く…だと。間伐材の利用なくして山野の豊穣はなく…など、山野が聞いたら気を悪くする。
 間伐は絶対必要だが、必ずしも間伐材を利用することは必要ではない。
 おおかたの林業家は、「ちゃんとした木材(国産の主伐材)を正当な値段で買ってくれるなら間伐材など買わなくていい」というだろう。
 間伐材を持ち出すのは手間だしCO2も出る。伐り捨て間伐で問題ないのに、わざわざ間伐材を使おうとするのを「偽善エコ」というのならまだわかるが(私はそうはいわないけど)、間伐材で作った割り箸を使わないからって偽善者呼ばわりされるいわれはない。
 だいたい、間伐材で作った割り箸なんて、日本で使われている割り箸の1%もあるのだろうか?約98%が海外の森林を破壊して作っている可能性が大きい輸入割り箸、国産はたったの2%だ。この2%から端材を利用した吉野の高級割り箸分を引くと、間伐材割り箸はどんなに多くても1%未満?
 そんなに間伐材を使いたければ、間伐材割り箸の普及運動から始めてはどうだろう。マイハシバッシングはそれからでいい。
 でも、林業家はいうに違いない。「間伐材はいいから、家を建てる時、国産材を使ってよ」って。

 →東京新聞(2)

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» エコバックはエゴなのか・追記あり [虹色オリハルコン]
読売新聞を読んでいて、「偽善エコロジー」という本の中で、著者の武田邦彦・中部大教授が「レジ袋追放」を槍玉に挙げているということが書かれていた。 その主張によれば、レジ袋は石油成分のうちもともと使い道のなかった成分を有効活用して作るようになったものであり、減らした分だけ石油の消費が減るわけではない。一方で新たに買い物袋やゴミ袋が必要になり、石油消費はむしろ増えるおそれがある・・・ということだ。 私は、すでに15年以上、エコバックの愛用者であるがこのような話は、公に初めて聞いた。もしこれが事実である... [続きを読む]

受信: 2008年7月12日 (土) 23時13分

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