レジ袋の原料は余り物どころか不足気味 東京新聞(2)
昨日の「エコバッシングはエコバッグよりカッコいい?」に、下記のコメントが届きました。ありがとうございました!
斎藤さんは、レジ袋の原料がナフサとは認識していない模様です。余程化学に疎くなければナフサ(粗製ガソリン)を知らない人はあまりいないと思います。新聞紙上では「レジ袋の原料は、燃やすしかなかった石油のオレフィン成分を高分子化学の進歩によって製品化したものだという。これを廃用すれば、また燃やすしかないので、石油コンビナートの煙突から昔のように盛大な炎と炭酸ガスがでる。」と記しています。知っていれば、別の見解があったかも知れません。ナントカ教授の本には書いてないのでしょうね。
また、ウィキペディアにこんな記述をみつけました。ナフサは決して「余り物」ではなく、むしろ不足している。袋の削減は効果があると期待できるとのことです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/レジ袋
一部に「レジ袋は石油の残りかすから作るので削減は意味がない」という主張があるが誤りである。石油精製の際にナフサだけ精製しないといったことはできないが、日本では、ナフサを輸入しているほど、供給のバランスは崩れており、ナフサ需要の削減の為に、袋の削減は効果があると期待できる。そもそも、エチレン自体、他の用途に幅広く転用可能な原料であり、決して「余り物」ではない。
ちなみに、下記にナフサからレジ袋の素材であるポリエチレンを作る過程が詳しくでていました。
http://irws.eng.niigata-u.ac.jp/~chem/itou/ice/ice_h2.html
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