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2008年7月

2008年7月27日 (日)

やっぱり怖い携帯電話(1)

 アブナイといわれつつ、日本ではなぜか子供まで当たり前に持つようになってしまった携帯電話。私も始めて購入するときは、ホームページで一番電磁波の弱いタイプを選んで購入したものだが、いまでは機能と見た目だけで選んでしまっていた。
 できるだけメール機能を使い、電話としては使わないのが賢い使い方のようだ。
 米国ピッツバーグ大学がん研究所がこのほど、「児童には緊急時以外携帯電話を使用させない…」など10カ条をまとめた。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0807/26/news005.html

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2008年7月26日 (土)

続・『偽善エコロジー』マイハシはエゴ?

 武田邦彦氏の『偽善エコロジー』は誤りが多すぎて気になって仕方ない。
 どうやら氏は、割り箸が枝打ちした枝からもできると思っているらしい。そんなものがスパッと割り箸として割れるだろうか?都会人で枝を間近で見たことないのかな?
 29頁「割り箸のように小さなものは、間伐や枝打ちしたときにでる端材を用いた方がよいのです」…うーん、自分で一度枝を拾ってきてナイフでハシを作ってみたらどうだろう?武田氏が、できないことを書くのはこの本が最初ではないけれど、こんな間違いを根拠にマイハシ攻撃されたらたまらない。
 それに間伐材や枝打ちした枝を「端材」とはいわない。「日本の山から出る端材」ともあるが、確かに端材の元々の出所は山だけど、端材は通常山からではなく、製材所からでる。だから、28頁「捨てた端材が山に積もり」は、製材所からでた端材をわざわざ山へ捨てに行くなど聞いたことがないから、端材が山に積もることはない。
 33頁「日本の森林利用の未来」では、スギを伐って紙にして切り出しやすい地形のところにはスギの代わりにヒノキを植えろなどと書いている。
 そうすれば「スギの花粉に困ることはありません」だそうだが、スギ花粉症の人はたいていヒノキ花粉症でもあることを知らないのかな?
 それにスギは印刷用紙にはなりにくいから、紙の原料としてそれ程有望というわけではない。建築材として優れているものをなぜわざわざ紙にしたがるのか理解に苦しむ。
 「このような総合的なことができないのは、日本政府自体が政策を立案する力が弱いことと、日本独特の「行政の縦割り」があります」とのこと・・・少なくとも氏より木や森林を知っているからに違いない。

◎関連記事:『偽善エコロジー』マイハシはエゴ?

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フェアな木材を使おう

 熱帯林の保全と適正な利用の両立について考えるため、フェアウッド(環境・社会に配慮された木材)ワークショップが開かれるそうだ。
 会場は東京と大阪の2カ所。

 7月29日(火) 10:30~17:30 東京
 7月31日(木) 10:30~17:30 大阪

詳しくは下記へ。
http://www.fairwood.jp/library/event/workshop2008.shtml

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2008年7月25日 (金)

『偽善エコロジー』マイハシはエゴ?

 東京新聞で物議を醸した武田邦彦氏の新著『偽善エコロジー』のマイハシの項目だけ読んでみた。
 何を根拠にマイハシをエゴというのだろう?と興味津々で読んでみてビックリ。
 氏は森林の専門家ではない。にわか勉強をして書いているのはいいが、それにしても人工林を大根畑と同一視してもらっては困る。
 畑は肥料を投入するが、森林は自己施肥が基本だ。枝打ちした枝や伐り捨て間伐した間伐材を「ごみ」として捉えるのはやめてほしい。立派な肥料である。
 28頁の「森を活かすには、私たちが毎日生活する部屋のように、きれいに整頓された状態でなければならないのです」などナンセンス。もし、人工林を「整頓」し、草も刈り、打った枝や除伐した木や間伐材をすべて持ち出してしまったら、土は流れ、山は荒れてしまう。間伐材も枝もごみではなく、森の役に立っている。
 もちろん間伐材を持ち出すなといっているのではない。しかし、持ち出す価値のある間伐材は、せいぜい30年生以上のものだろう(24頁に「樹木が育つのに30年ほどかかりますから」と書いてあるが30年生のスギなどロクな柱にならない。30年はまだ間伐の時期、通常は50年で主伐)。
 30年より前にする何度かの間伐などは、切り捨て間伐でもちっとも惜しくない。長伐期施業のところでは50年たっても80年たってもまだ間伐するので、そういう時は伐り捨てではなく、持ち出して使うに越したことはないが、それなら割り箸どころか立派な柱になる。

 29頁の「割り箸追放運動が起きた結果、日本で割り箸を作ることができなくなりました」など、何を根拠にいっているのだろうか?
 そういったもろもろの誤りと偏見を積み重ねた上で「マイハシはエゴ」との結論。この本の出版社と編集者の見識を疑う。

 最後に、どうでもいいことだが、33頁の「人工林と天然林の割合は、ほぼ同じ50%ずつ」も間違い。日本の森は人工林が約4割、天然林が5割強、その他が0.5割のはず。

    「続・『偽善エコロジー』マイハシはエゴ?」につづく

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2008年7月18日 (金)

祭にリサイクル容器採用

 新潟県魚沼市でまもなく開催される恒例祭「うおぬま ふれあい夏の雪まつり」で、今年は模擬店の食器にリサイクル容器を採用するそうだ。
 これまでは使い捨て食器だったが、市民にリサイクルとごみの分別に関心をもってもらうため、企画したとのこと。
 プラスチック製のトレーの表面に透明フィルムを張った二重構造の容器で、汚れがついたフィルムをはがせばそのままリサイクルに回せるため、洗浄のための水や洗剤がいらず環境にやさしいとのこと。
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=2

 水や洗剤を多少使ったとしても何度も使えるリユース食器の方が、リサイクル食器より環境にはやさしいので、リユース食器ネットワークの新潟県内拠点団体(8カ所もある!)の中で一番条件のあった団体からリユース食器を借りたらよいとも思うが、しかし使い捨てに比べればはるかにマシ。
 この程度の手間とコストならかけてもよいという地域が今後も増え、これを機に使い捨て製品に対する「もったいない」という認識が広まればよいと思う。
 もちろん、リユース食器を試してみたい場合はお近くのリユース食器の貸し出し団体にご連絡を。団体により、返却時に食器を洗う必要のある所と洗わずそのまま返す所とがある。

○リユース食器ネットワーク↓ 
http://www.reuse-network.jp/network/
○環境負荷比較↓
http://www.spacefuu.net/glfdata.html

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2008年7月14日 (月)

「ボクは杉が可哀相でならない」

 この土日、森林研修会に参加した。
 『ことわざの生態学』(丸善ブックス)や『森の文化史』(講談社学術文庫)の著者であり、国民森林会議会長である只木良也先生も講師としてご同行してくださった。
 帰路、幸運にも途中まで先生と同じ電車で雑談する機会に恵まれた。表題はこのとき先生のおっしゃった言葉。
 「日本の森林が吸収するC02の75%は、杉や桧の人工林が吸収している。それなのに、近頃では杉は邪魔者扱いされてしまって・・」というのがその理由だった。
 日頃から、スギやヒノキの人工林が広葉樹林より劣るといわんばかりの風潮に怒っていた私は、先生の言葉に心から同意し、「人工林は日本の森林面積の40%しかないのに、CO2は75%も吸収しているのですか」と尋ねると、先生の試算ではそうなるとのこと。
 比叡山での研修中、ご案内いただいた延暦寺のお坊さんも「弁慶の水」のところで立ち止まり「この上は針葉樹の人工林ですが、一日480トンも水が湧きます」とおっしゃっていた。
 森林は、日本の貴重な資源。針葉樹の人工林を広葉樹林に転換したり、混合林化したりするのがここ十年程の流行りだが、見た目や個人の好み、一時的なブームだけで安易に結論を出さず、広葉樹植林の際はもう一度よく考えてほしい。

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2008年7月 9日 (水)

ペットボトルリサイクル「資源ゴミが“カネ”になる」

 昨日のテレビ東京「ガイアの夜明け」で中国でのペットボトルと古紙のリサイクル状況を特集していた。
 詳しくは↓へ。
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber/preview080708.html

 原油高の影響もあり、中国でのペットボトル需要は増大の一途。ペットボトルの回収マシンには行列ができていて、1本ペットボトルを入れると約1円50銭ペイバックされる。大量に集めて引取所へ持って行けば、キロ当たり80円で売買。ある事業所では、中国国内で回収されたペットボトルはキロ90円、日本からのはキロ73円で引き取っているそうだ。
 日本で回収されたペットボトルはきちんと分別されている上、安いので人気は上々とのこと。おかげで日本のペットボトルリサイクル施設にはモノが集まらず、事業者はさんざんだ。
 回収ペットボトルを、本来の容器包装リサイクル法のルートではなく、中国へ売っている自治体を責めるのは簡単だが、自治体にしてみたら回収費用の足しにするため、少しでも高く買ってくれるところへ売りたいと思うのは当然だろう。
 「まず税金での回収ありき」とする容器包装リサイクル法が自治体から指示されるのは難しい。
 ペットボトルのように環境負荷が高く、生活必需品でもなく、代替品も多数あるものは、受益者負担が原則。税金を使うべきではない。
 デポジットを義務づけるなどして、ハナからメーカーに回収させていたならば、こんな問題は起こらなかった。こうなったらペットボトルのリユースを早急に進め発生抑制をした上で、容リ法の枠組みからはずすのがよいように思う。

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紙の原料はどこから?

 「NGOのサポートは温暖化防止の一助」でご紹介したJATAN(熱帯林行動ネットワーク)が紙の原料先の実情をまとめた冊子を今年4月に発行した。
 「紙製品の購入と利用のてびき」一冊500円。紙製品を購入するときの参考に、仕事や活動で紙を使う人はぜひご一読を。

◎冊子「紙製品の購入と利用のてびき」
http://www.jca.apc.org/jatan/pub/newpub_paper.htm
◎JATAN(熱帯林行動ネットワーク)ホームページ
http://www.jca.apc.org/jatan/

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NGOのサポートは温暖化防止の一助

 洞爺湖サミットで、G8首脳が2050年までに温暖化ガスを現状に比べて50%削減することで合意したとのこと(数値は見送り)。最低ラインはクリアしたが、懸案事項はまだまだ山積している。
 森林破壊が地球温暖化の促進に2割影響しているといわれながらも、破壊され続けている森林がある。20年間も地道に森林保全活動に取り組んできた熱帯林行動ネットワーク(JATAN)が今、資金難に直面している。
 以下は、JATANからの文章を抜粋。

 私たちにとって今やもっとも身近な木材製品であるコピー用紙が、この泥炭湿地林をも破壊してしかも安価に供給されているということはまだまだ知れ渡っていません。この問題はJATANにとって見過ごしてはならない重大な問題です。  この問題の解決のために、JATANはまず当該製品の国内流通の縮小を達成させたいと考えています。現地と国内で最新の情報を収集し、各調達者への取扱い検討の要請を行います。その後、現地企業に対し、湿地林を含む天然林の原料不使用を訴える活動につなげていく予定です。  もちろん多くのボランティアの協力を募りたいと考えていますが、同時に専属のスタッフもやはり必要です。しかし今のままでは資金が足りません。ぜひこのプロジェクトを推進するために、JATANへと投資していただきたいと思います。  ご寄付は、浄財はもとより、商品券や未使用切手のような金券の寄贈も歓迎致します。  その他、団体の安定した収入のために、JATANでは以下のための情報やご協力を常時求めています。

・ 会員拡大
・ エコロジカルでCSRのしっかりとした企業との協働
・ 森林破壊に関する研究調査などの委託事業
・ JATAN刊行物の委託販売

 紙原料やバイオ燃料のために、インドネシアの泥炭湿地林を破壊することから、大量のCO2が排出している。
 地球温暖化を防止するためには、電気をコマメに消す、などの他にもたとえばこういう団体をサポートすることが必要だと思う。

◎JATAN(熱帯林行動ネットワーク)ホームページ
http://www.jca.apc.org/jatan/

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2008年7月 8日 (火)

スプレー缶混入で3000万円吹っ飛ぶ

 6月25日、奈良市の焼却場(市環境清美工場)の粗大ゴミ破砕処理施設で、ガスボンベかスプレー缶混入による爆発が破砕処理機内で起こり、被害が出ていたことがこのほど発覚した。
 被害額は2000-3000万円にのぼると見られ、結構大きな事故だったことがわかる。
 破砕処理機の爆発はあまり聞かないが、スプレー缶などによる収集車の火災は全国的にも非常に多い。空き缶回収の際、スプレー缶やガスボンベは危険性をアピールするためにも専用コンテナで回収するなどの対策をたてられないものかと思う。
 早急に何か手を打たないと、今後もこの手の事故は減りそうもない。
http://www.nara-np.co.jp/n_soc/080708/soc080708b.shtml

http://mainichi.jp/area/nara/news/20080708ddlk29040518000c.html

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2008年7月 7日 (月)

吉野林業と箸

 もともと強硬なマイハシ派ではないのに、あまりにも滅茶苦茶な理屈のマイハシバッシングのせいで、ここ数日ブログ上で割り箸攻撃をしてしまい、少し反省。
 吉野林業の超密植・多間伐の施行を考えると間伐材の有効利用としての割り箸には納得しているし、端材利用としての割り箸製造も賛成だ。
 大台ヶ原近くのホテルで出された割り箸など、気に入って使用後家に持ち帰り、繰り返し使ったほど。
 しかしスギならともかく、ヒノキまで割り箸にするのは疑問だ。いかに間伐材であろうと吉野材なら他にも用途はあるだろうに…。
 たとえば普通の箸にしたらどうだろう?輪島塗のような塗り箸の木地にはヒノキはむかないようだが、木曽ヒノキの塗り箸のように、直接生の漆をすり込んだ箸なら問題なく製造できるだろう。割り箸より繰り返し使えるし、ヒノキの良さもいかせそうだ。
 漆の代わりに柿渋でもいい。柿渋を塗った吉野桧のマイハシなんて、いかにも奈良県らしくて、特産品としても売り出せそう。
 奈良県は、吉野の割り箸を地場産品として応援しているようだが、それなら割り箸同様、吉野ヒノキのマイハシも県の特産品にしてはどうかと、奈良県民のハシクレとしては考えるのだがいかがなものだろう?

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2008年7月 6日 (日)

エゴな割り箸擁護論 東京新聞(4)

 「マイハシはエゴ」という武田氏らの主張は、一見国産割り箸擁護に見えるが、実は輸入割り箸を拡大することにしかならない。
 「エコバッシングはエコバッグよりカッコいい?」でも書いたとおり、2006年の輸入割り箸は日本の割り箸総消費量の98%。うち90%以上が中国からだ。中国では森林破壊が深刻で、木材の伐採は制限されている。そのため中国から入ってくる割り箸の67%はシベリアやモンゴルの木材。これらの地域でも森林破壊は起きている。
 たった2%の国産割り箸が日本の森の有効利用になるからといって、割り箸を推進するのはあまりにもエゴでなかろうか?
 もし本当に日本の森を割り箸で再生しようというのなら、輸入割り箸を使っている店へ出向き、国産割り箸へ切り替えるよう説得すべきだろう。それもせずに、ただマイハシを否定するのでは輸入割り箸を推進しているのと同じだ。
 割り箸もレジ袋も、これまでの安易な使い捨てを見直すため、どちらもまずは「有料」にし消費量を減らすことがいいのだと思う。どちらも便利で、完全になくなっては困るものだが、必要論は有料にしてからでいい。

 ← マイハシとレジ袋 東京新聞(3)

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マイハシとレジ袋 東京新聞(3)

 東京新聞(2008.7.2)「こちら特報部」にレジ袋と割り箸についての記事が載ったとのこと。
 それについてのコメントをご紹介します。
 「外国の乱伐材の買い手が日本というのだけは止して欲しいものです。レジ袋にしなければ別の石油製品に化けるだけといって、使い捨て品として浪費して良いわけがないのは議論の余地はないが、この2点だけは明確にしてほしいものです。」
 ありがとうございます。本当にそのとおりですね!

 ←レジ袋の原料は余り物どころか不足気味 東京新聞(2)へ →エゴな割り箸擁護論 東京新聞(4)

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2008年7月 3日 (木)

原生林がFSC認証紙に!製紙会社が重量でまた表示偽装?

 週刊ダイヤモンドによると、オーストラリアの原生林からのチップで作った紙がこれまでFSC認証紙として売られていたようだ。
 FSC管理材は、保護価値の高い森林からのものや植林地や非林地へ転換された地域からのものは、通常認められていないはずなのに、なぜ原生林伐採を続けているオーストラリアのガンズ社からのチップが認められていたのだろうか?SGSジャパンの確認手続きに不備があったようだが、これで是正されるにしてもFSCの信頼性がゆらいだことは間違いない。
 ともあれ、今後しばらくFSC認証紙の生産量は減る。日本の製紙会社はこれに懲りてガンズ社からのチップを購入しなくなれば、銀行から融資を断られたばかりのガンズ社は心を入れ替え(?)原生林から撤退するのではなかろうか?(そんなに甘くない?)
 
 また、表示よりかなり重い紙が当たり前のように作られているとのこと。製紙会社にとっては、増斤(マシキン)はサービスのつもりかもしれないが、常識的に許される重量の誤差は±5%まで。嵩高紙では平均7.5%も乖離があったそうだ。
 トラックの過積載などの原因にもなり、第二の「表示偽装」といえる。

http://diamond.jp/series/closeup/07_05_001/

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