NGOのサポートは温暖化防止の一助
洞爺湖サミットで、G8首脳が2050年までに温暖化ガスを現状に比べて50%削減することで合意したとのこと(数値は見送り)。最低ラインはクリアしたが、懸案事項はまだまだ山積している。
森林破壊が地球温暖化の促進に2割影響しているといわれながらも、破壊され続けている森林がある。20年間も地道に森林保全活動に取り組んできた熱帯林行動ネットワーク(JATAN)が今、資金難に直面している。
以下は、JATANからの文章を抜粋。
私たちにとって今やもっとも身近な木材製品であるコピー用紙が、この泥炭湿地林をも破壊してしかも安価に供給されているということはまだまだ知れ渡っていません。この問題はJATANにとって見過ごしてはならない重大な問題です。 この問題の解決のために、JATANはまず当該製品の国内流通の縮小を達成させたいと考えています。現地と国内で最新の情報を収集し、各調達者への取扱い検討の要請を行います。その後、現地企業に対し、湿地林を含む天然林の原料不使用を訴える活動につなげていく予定です。 もちろん多くのボランティアの協力を募りたいと考えていますが、同時に専属のスタッフもやはり必要です。しかし今のままでは資金が足りません。ぜひこのプロジェクトを推進するために、JATANへと投資していただきたいと思います。 ご寄付は、浄財はもとより、商品券や未使用切手のような金券の寄贈も歓迎致します。 その他、団体の安定した収入のために、JATANでは以下のための情報やご協力を常時求めています。・ 会員拡大
・ エコロジカルでCSRのしっかりとした企業との協働
・ 森林破壊に関する研究調査などの委託事業
・ JATAN刊行物の委託販売
紙原料やバイオ燃料のために、インドネシアの泥炭湿地林を破壊することから、大量のCO2が排出している。
地球温暖化を防止するためには、電気をコマメに消す、などの他にもたとえばこういう団体をサポートすることが必要だと思う。
◎JATAN(熱帯林行動ネットワーク)ホームページ
http://www.jca.apc.org/jatan/
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