吉野林業と箸
もともと強硬なマイハシ派ではないのに、あまりにも滅茶苦茶な理屈のマイハシバッシングのせいで、ここ数日ブログ上で割り箸攻撃をしてしまい、少し反省。
吉野林業の超密植・多間伐の施行を考えると間伐材の有効利用としての割り箸には納得しているし、端材利用としての割り箸製造も賛成だ。
大台ヶ原近くのホテルで出された割り箸など、気に入って使用後家に持ち帰り、繰り返し使ったほど。
しかしスギならともかく、ヒノキまで割り箸にするのは疑問だ。いかに間伐材であろうと吉野材なら他にも用途はあるだろうに…。
たとえば普通の箸にしたらどうだろう?輪島塗のような塗り箸の木地にはヒノキはむかないようだが、木曽ヒノキの塗り箸のように、直接生の漆をすり込んだ箸なら問題なく製造できるだろう。割り箸より繰り返し使えるし、ヒノキの良さもいかせそうだ。
漆の代わりに柿渋でもいい。柿渋を塗った吉野桧のマイハシなんて、いかにも奈良県らしくて、特産品としても売り出せそう。
奈良県は、吉野の割り箸を地場産品として応援しているようだが、それなら割り箸同様、吉野ヒノキのマイハシも県の特産品にしてはどうかと、奈良県民のハシクレとしては考えるのだがいかがなものだろう?
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