FSC認証紙 — 続報
日本の大手製紙3社(王子製紙、日本製紙、大王製紙)に対し、FSC認証機関が「是正措置」を要求した「原生林がFSC認証紙に!」。なぜこういう事態になったか、おおかた明らかになってきた。
いろいろ理由はあるにせよ、要するにこの3社はFSC認証の意味を十分理解していなかったためというのが結論らしい。
三菱製紙は、たまたまかそれとも担当者がしっかりしていたのか、同じオーストラリアのガンズ社から入れていても、現地の証明書などで証明を得ていたため、認証を継続できたとのこと。
FSCといえば、信頼性の一番高い森林認証。私もコピー用紙を買うときは、古紙100%がなければFSCと古紙のミックス品を買う(ザラ紙を愛用しているのでコピー用紙はたまにしか買わないが)。
認証機関による不十分な審査で、せっかくのFSCブランドの信用に少しキズがついてしまった。おかげで、古紙100%の再生コピー用紙も入手しづらいのに、FSC認証紙までしばらく品薄だ。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20080822/168629/
| 固定リンク
「紙」カテゴリの記事
- 熱帯林がまた紙に・・サラワクに日本の製紙メーカー進出?(2010.08.28)
- 国内の雑誌古紙価格大幅アップ!(2010.05.23)
- 消費されるサラワク熱帯林 パームオイルの次は紙 (2010.04.27)
- 紙製弁当容器 食べ終わった後はリサイクル(2010.04.23)
- ガンズ社訴訟取り下げ 日本の製紙原料に朗報(2010.02.05)
「森林」カテゴリの記事
- 十津川村の台風被害とTPP(2011.10.03)
- ラッシュの石鹸 脱パームオイル(2010.10.07)
- 燃え続けるロシアの森林(2010.10.03)
- 森林が海外から狙われるようになった理由は?(2010.09.12)
- 北海道の森を外国資本が406ヘクタール購入 資本状況不明も798社(2010.09.08)
最近のコメント