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2008年8月30日 (土)

関電 バイオマス発電開始ー木質ペレットは外材?

 バイオマス燃料を使う関西電力の石炭火力発電所(京都府舞鶴市)1号機が本格稼働したそうだ。木くずなどを固めた木質ペレットを石炭に混ぜて燃料にし、年間9万2000トン分のC02を削減するとのこと(石炭消費削減量は年4万トンー関電HPより)。
 木質ペレットの使用量は年6万トン。この火力発電所の出力は90万キロワット、フル稼働時には約200万世帯分の電力をまかなえる。石炭だけより多少コストは上がるが、環境対応の一環として実施するそうだ。
 海外では自然エネルギーにシフトしているのに、日本はCO2排出量の多い石炭火力発電所ばかり稼働させているからどうなっているのだろう?と首をかしげていたが、将来的にすべての石炭火力が木質系バイオマス発電などに転換できるならまぁいいかー、と思って調べてみたら、現状ではこの1号機、重量比で約3%の混焼率だから先は遠い。すべての石炭火力発電所どころか、この1号機の混焼率を上げるだけでも大変だ。
 しかも、この↓新エネルギー新聞ブログによると、これに使う木質燃料は北米から調達するそうだ。
http://new-energy.jp/blog/archives/2006/04/post_368.html

 輸入した方が日本の森林から作るより安いのだろうが、せっかくのバイオマス発電なのだから、日本の建築廃材や林地残材、建築端材、間伐材などを利用できないものか。ウッドマイレージを考えると、輸入木質バイオマス発電がカーボンフリーなどとはとても思えない。

http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080829c6b2902s29.html

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