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2008年9月 4日 (木)

紙も来年度からCO2表示はじまる

 味の素やサッポロビールが来年から一部商品のCO2排出量表示を表明しているが、いよいよ紙もCO2の「みえる化」が進む。経産省では2009年度から「カーボンフットプリント制度」を試行実施するそうだ。

 「カーボンフットプリント制度」は、各種商品にCO2排出量を表示する制度で、消費者が大型小売店などで排出量を見比べながら商品を選べる。紙関連では、家庭紙や封筒・ノート・手帳類など紙製品、コピー用紙などが対象になると見られる。  今回の指針案によると、CO2排出量は商品の(1)原材料調達(2)製造(3)流通・販売(4)使用(5)廃棄・リサイクル-の5段階で算定する。商品には、これらを合算した「CO2排出量の絶対値」を表示する。表示方法は、「カーボンフットプリント制度」の運用団体が定める共通マークを使用する。(紙市場2008.9.3より抜粋)
http://www.beitsubo.com/news/article.asp?news_id=14633

とのこと。来年は紙をC02排出量で選べそうだ。
 いずれは輸入紙もCO2排出量が表示されて店頭に並ぶのだろうが、例えば、インドネシアの熱帯林を破壊して作ったユーカリプランテーションチップによるコピー用紙のCO2排出量はどこまでカウントされるのだろう?実際は膨大でも、表示義務のある排出量は原材料調達から廃棄までを算出したものだから、熱帯林を伐採したことによる実際のCO2排出量は算出外だ。 
 そういうものまでカバーしないと、カーボンフットプリントの本来の目的は達せられないと思うのだが…。
 また、CO2以外の環境負荷の表示義務もほしい。

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