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2008年10月 8日 (水)

ほ乳類の4分の1が絶滅の危機(2) 海洋ほ乳類は3分の1が危機

 ナショナルジオグラフィックニュースによると、絶滅の危機に瀕している生物の原因の大部分は、人間にあるという。アブラヤシや紙用パルププランテーションの増加が野生動物の生息環境を奪っている可能性を指摘する声もある。
 やはりバイオ燃料やパルプの原料を森林に頼っていることに問題があるのかもしれない。
 海洋哺乳類の3種に1種は絶滅の恐れがあるそうだが「プラスチックの海」(海洋工学研究所出版部)でも指摘されているように、プラスチックによる海洋汚染が一因かもしれないと思う。
 
▼ナショナルジオグラフィックニュース
哺乳類の4分の1が絶滅の危機
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=82283301

 6日に発表された報告書によると、世界で確認されている5487種の哺乳類のうち4分の1が絶滅の危機に瀕しているという。海洋哺乳類は特に深刻な状況で、3種に1種は絶滅の恐れがある。
(中略)
 大部分の原因は人間にあり、開発による生息環境の消失、環境汚染、密猟などが、危機に瀕する種を依然として追いつめている。

 今回の新しい報告書は1996年に実施されたIUCNの調査の改訂版で、これまで評価対象となっていなかった700種が追加されている。世界自然保護基金(WWF)ワシントン事務局の生物学者バーニー・ロング氏は、「残念なことに、人間が特に親しみを寄せている種、つまり霊長類やトラ、クジラなどの大型哺乳類がより深刻な絶滅の危機に瀕している」とメールで回答した。
 最も危機的な種のいくつかは、急速な人口増加と経済成長が進むアジアに生息している。「農業の拡大により生息環境が消失し、道路などの社会基盤の整備で重要な地形が分断される。油ヤシや紙用パルプなどの工芸作物の耕地面積も増加している」とロング氏は指摘する。

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