ここまで進んだレジ袋有料化 ついに百貨店業界でも
「…で初」のうれしいレジ袋有料化ニュースが相次いで報道されている。
山形市内で2店が、百貨店業界で始めて有料化に動くという。いつまでも「高級感」にこだわり、過剰包装気味に商品を販売しているデパートは、それだけでも「時代遅れ」な感があったが、ここへきてようやく動きはじめた。
また、高知県では始めて四万十市が来年2月からレジ袋有料化を開始するという。市と市内のスーパー2社(3店舗)とが協定をかわす。四国の市でも始めてとのこと。
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/yamagata/news/20081021-OYT8T00136.htm
百貨店ついに動く レジ袋有料化
マイバッグの普及が後押し 山形の2店 年内にも
地球温暖化防止へ向け県内の小売り店でレジ袋有料化が進むなか、高級イメージを重視する山形市内の百貨店(食品売り場)2店が年内にも有料化に踏み切る方針であることが、分かった。「試験的なものを除けば全国初」(全国百貨店協会)という。持参率9割を超える市内のマイバッグ普及に押された格好。市は今後、コンビニやドラッグストアなどすべての小売業者への呼び掛けを強めていく。
同市内では7月に7社31店が有料化に踏み切り、現在、10社41店に増加。9月のマイバッグ持参率は91・66%で、東根市の約88%、仙台市の約86%に比べ高い割合で推移している。
11日に開かれた「山形市レジ袋削減市民フォーラム」では、市内の百貨店やホームセンターの関係者から前向きの発言があり、現在、両業種ともに年内開始を目指し協議している。百貨店では、広島市安佐南区のモデル事業の中で地元の1店が試験的に有料化しているが、本格導入した例はない。
高級品や贈答品を扱うイメージが強いため、「全国では積極的に有料化を打ち出す動きは見られない」(全国百貨店協会)が、大沼デパートの佐藤豊・業務部マネジャーは「店頭でマイバッグの持参者が増え、意識の高まりを実感しており、有料化の時期が近いと判断した」としている。
レジ袋削減による山形市の7―9月のCO2排出削減量は約350トンに上り、「成果は予想以上」(同市ごみ減量推進課)という。ただ、県が掲げた「地球温暖化防止プログラム」の達成が困難になっていることなども踏まえ、同市はレジ袋削減など温暖化防止への取り組みを強化していく。
(2008年10月21日 読売新聞)
四万十市 レジ袋2月にも有料化(10月21日 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kochi/news/20081020-OYT8T00729.htm
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