ペットボトルのリターナブル化に黄信号
「紙市場」によると、ペットボトルのリターナブル化はドイツでも縮小傾向にあるらしい。
確かに、リターナブルペットボトルの安全性への疑問は以前からデポネット(EPRとデポジット制度の実現をめざす全国ネットワーク)でも指摘していたし、環境省はペットボトルリユース実証実験の2次販売を延期したので、「やっぱり…」という気持ちもないではないがとても残念だ。
技術開発で安全性への疑問が払拭できることを願うが、それまで「軽量化」や「リサイクル」などだけですませてよいはずはない。
ペットのリターナブル化がすぐにはムリなら、リターナブルのガラスビンを普及させるような社会システムを早急につくるべきだ。市民団体や自治体頼み、業界まかせのやり方ではペットボトルの氾濫はとまらない。
環境省は19日、環境税導入を自民党環境部会に要望したそうだが、ペットボトル規制も周回遅れにならないようお願いしたい(既に2周遅れかな?)。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=10377
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20081119AT2G1900119112008.html
http://www.beitsubo.com/news/article.asp?news_id=14951
PETリサイクル 07年度回収率69・2% 課題多いリターナブル化PETボトルリサイクル推進協議会は10月28日、経団連会館(東京都千代田区)で、07年度の活動実績をまとめた「PETボトルリサイクル年次報告書2008年度版」発刊に伴う会見を行い、3R推進に向けた取り組みの進捗状況等を報告した。
同協議会では、改正容器リサイクル法に対応した取り組み目標「3R推進に向けた自主行動計画」を06年に策定、10年度を目標年度に定め活動している。07年度のPETボトル回収率は、前年度比2・9%増の69・2%。欧州41・1%(07年)、米国23・5%(06年)と比べても高く、引き続き世界最高水準を維持しており、目標回収率75%以上に向け「順調に進んでいる」(服部政夫会長)としている。
リデュースでは、主要容器サイズ・用途ごとの重量で04年度比3%削減を目指している。07年度は、15種のうち8種で、0・9~10・0%の軽量化を達成した。
リユースについては、今年3月に環境省がリターナブルPETボトル導入検討会を設置し、その動向が注目されている。同協議会では、リターナブルPETボトルの導入が進んだ欧州を中心とした海外動向の調査研究を実施。それによると、現在オランダやノルウェーなど北欧4カ国ではわずかに残っている程度で、最もシステムが整備されているドイツでも縮小傾向にあると報告した。
これらを踏まえて、安全性の確保ができていない現段階では、リターナブル化を進めることができず、例え安全性が確保されたとしても解決困難な課題は多く、十分な検討を要するとの業界スタンスを示した。公文正人副会長も「(リターナブルPETボトルを)否定はしないが、現状の洗浄技術等を考慮すると安全を担保できない」としている。
(板紙・段ボール新聞 11月17日)
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