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2008年12月 3日 (水)

鉄スクラップや古紙などの再生資源価格が急落

 今日(2008.12.3)の日経新聞によると、鉄スクラップ価格がピーク時の1トン当たり7万円近辺から、1万円程度まで下落。自動車リサイクル業者の経営に影を落としているという。

 古紙も中国での需要減で輸出価格が急落、国内需要も減少していることから、「行き場のなくなった古紙が一気に増えて、乱売になれば、体力のない問屋は厳しい状況に追い込まれる」(中堅問屋)とのこと。年内は国内の製紙会社は買値を維持しているが、年を越せば価格調整は避けられないだろうとの見方。
 問屋が厳しい状況になれば、問屋より体力のない古紙回収業者は廃業の危機。
 ふたたび、古紙余剰時代が迫ってきた。

 そういえば先月、日本再生資源事業協同組合連合会が所属組合員に「再生資源価格急落・国内在庫急増中!」速報を配布した。

http://www.beitsubo.com/news/article.asp?news_id=14981

 (前略)このたびの米国金融不安に端を発した世界同時不況の影響などで、古紙を始めとした再生資源(鉄スクラップ・非鉄金属・ペットボトル・廃プラスティックなど)の国際需給も完全に冷え込み、国内においても価格暴落や入荷制限などの事態が生じていることから緊急に現状を知らせた。
 速報によると、古紙類は10月後半に入って輸出価格が1トン当たり2万円台から4分の1の価格に下落でストップ安状態となり、輸出自体成約できなくなり国内製紙メーカー各社も2割以下の入荷制限をしている。
(省略)
 このような事態が長引けば日資連では、回収した資源の在庫が間違いなく国内に溢れ、平成8年頃の大余剰化状態をさらに上回って逆有償回収や逆ザヤでの古紙輸出した悪夢が再来するのではないかと予想する。
 そこで日資連としては、再生資源の回収団体としての受け皿機能を担っている立場から、「回収した資源のごみ化を防ぐ最大限の努力をして参りますが、取引各位様との契約内容の価格変更をはじめとして在庫の保管対策やさらには逆有償回収にも踏み切らなければならない状態も勘案されます」と緊急連絡した。

<追記>2008.10.5
 大手製紙会社は年内は古紙の買値を維持しそうだが、中小の多い家庭紙メーカーは、12月から再生トイレットペーパーの原料である上物古紙の買値を引き下げたとのこと。
 トイレットペーパーの原料となる色上古紙は12月から2円下がり、1キロ22円(メーカー着値)、模造古紙も2円下がり、25円程度となった。


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