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2009年2月26日 (木)

食物をごみにしない「食べきり運動」

 日本でも英国でも「食べきり運動」が行われているようだ。
 友人が紹介してくれた農水省のサイト「食品ロスの削減にむけて」を見ていたら「おいしいふくい食べきり運動」がリンクされていた。
http://ikuhikari.com/default.aspx

 とてもユニークなサイトで、福井県内の家庭が一年間に発生する食品ロス量のことや食べ残しを減らす調理法のアイディアなどが紹介されている。
 英国の「食べきり運動」も紹介されていて、英国も日本と同様の飽食ぶりだということがわかる。

 英国(UK)では、わたしたちが買う食物の3分の1が廃棄されています。
 悲しいことですね?

 さらに悲しいことに、
 その食物の大部分が食べられるものなのです。捨てられているのは、決してバナナの皮とティーバッグだけではありません。
 食物の入った三つの買物袋と、その一つを棄てることを想像してみてください!
 食物をムダにすることは、お金をムダにすることです。

 もっと悲しいことに、
 それは資源をムダにすることであり、気候変動の大きな原因でもあるのです。
 もしわたしたちが食べられたはずの食物をムダにすることを止めていたら、CO2の影響は、路上の自動車の5台に1台を減らすことと同じだったのです。

 幸いなことに
 わたしたちが買った食物を最大限に活用するために、誰にでも簡単で効果的にできることがあります。
 お気に入りの方法を見つけるために、このサイトを探検してみてください - メニューには三つ星シェフや婦人協会からの助言やレシピなど、いろいろありますから・・・

 食物のムダを押さえることで、お金を節約し、環境を守ってください。
 食物がきちんと食べられたとき、わたしたちみんながもっと幸せになれます。

 英国では「Love Food, Hate Waste」(食べ物を大切に、ごみを減らそう)キャンペーンが大きな成果を上げているそうだ。運動開始後半年で、145万世帯が新たに削減に取組み、50万トンものCO2が削減されたという。
http://ikuhikari.com/WRAP.aspx

 我が国で廃棄されている食品は1900万トンとか。この食品廃棄物のうち食べられるのに捨てられていると思われる食品ロスは年間約500万から900万トンもあるそうだ。
http://www.maff.go.jp/j/soushoku/recycle/syoku_loss/pdf/gaiyou.pdf

 「もったいない」とか「食育」とかいう前に、まず「食べ物を捨てるな」ということを子供に教える場は今はどこが適しているのだろう?
 昔のように家庭まかせにはできなくなっているのは確かだし、学校では給食残飯を出すのが当たり前で、家に食べ残しを持ち帰らせないくらいだから教えられない。税金を使って、国や地方自治体がキャンペーンをするしかないのだろうか?

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