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2009年4月28日 (火)

テフロン加工フライパンの安全な使い方

 フッ素樹脂加工(商標「テフロン」など)のフライパンを空だきすると猛毒がでてカナリアが死ぬ、というのはよく聞く話だが、空だきをしなくとも、使い方によってはすぐ高温になりアブナイらしい。
 『食品と暮らしの安全』で実験したところ、冷蔵庫で保存しておいたウィンナー1袋(8本)を、油少々いれたフライパンで炒めたところ、中火でもフライパンは222度になったとのこと。強火で炒めると、たった2分で280度を超え、2分20秒ほどでフライパン表面が323度になったそうだ。
 これはウィンナーのせいではなく、豆腐を焼いた場合も同様で、食材に接しない場所は高温になりやすいという。
 「テフロン」の商標で販売するデュポン社によると、フッ素樹脂加工のフライパンは475度を超えると「サリン」と同じレベルの毒性をもつパーフルオロイソブチレンが発生する。
 アメリカのNGO「環境ワーキンググループ」は、「200度に熱したフッ素樹脂加工の調理器具から発生するガスや粒子によって、室内で飼っているカナリアなどの鳥が死んでいると警告を発した」そうだから、中火でも危険だということになる。
 鳥が死ぬということは人間の身体にも悪いということだから、フッ素樹脂加工のフライパンは中火以下で使うか、またはフライパンに食材が接してない面がないような使い方、つまり大量の野菜を炒めるなどの使い方をするのが良いとのこと。
 フッ素樹脂加工のフライパンを使っている人は、鉄製も購入し、使い分けた方がよさそうだ。

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