北九州市 公害の歴史物語る「環境ミュージアム」
公害の街から環境首都へ「進化」を遂げた北九州市は、それが評価され、環境モデル都市にも選定された。
その北九州市で、公害の歴史を雄弁に紹介している「環境ミュージアム」へ行ってみて、公害がいかにひどかったかよくわかった。近くのセメント工場から飛んできた粉塵が詰まって塊のようになった小学校の雨樋、洞海湾のヘドロ、子ども達の病気がちな日常・・。
欧米の環境問題は自然保護がベースにあるが、日本の環境は公害問題がベースだということに、今更ながら気付く場所だ。
展示も説明も行き届き、なかなかよかった。
1つ残念だったのは、環境シアターに入られなかったこと。既に始まっていたが、空席があったので入って座ろうとしたら、「団体優先」といわれ係員に阻まれた。
「団体」といっても10人にも満たない少人数。席はガラガラだから、入ったって誰の迷惑にもならないだろうに、そういう規則なのだそうだ。
団体予約のないときは、個人客のために定時に映像を流すらしいが、団体予約のある時は時間に関係なく、個人客はお断りなのだとか。
この過剰な「団体優先」システム。「団体交渉」したであろう公害の歴史と関係あるのかな?
写真は、ペットボトルの部屋。スプーン一杯のマヨネーズを流したら、これだけの水で薄めないと魚は住めないらしい。
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