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2009年6月19日 (金)

コピー用紙がスマトラの森を破壊する? オランウータンも危機

 2007年12月、インドネシアで開催されたCOP13の重大なテーマは「途上国の森林破壊の防止」だった。そのためかインドネシア政府は2008年10月、スマトラ全島で一貫性のある、生態系に配慮した土地利用を進めていくことを公約した。
 しかし、WWFによると、政府はこの公約に反し、このような保護価値の高い森林を伐採し、植林(プランテーション)などの造成を許可する森の使用権を、新たに企業に与えたことが、現地のNGOの調査で明らかになったという。
 世界最大級の製紙会社APPが、インドネシア政府から使用権を取得した森はドイツのフランクフルト動物学協会などが、2002年にインドネシア政府から森の一部の使用権を取得し、スマトラオランウータンの野生復帰を史上初めて、成功させた森だとのこと。
http://www.wwf.or.jp/activity/forest/news/2009/20090612.htm

 製紙原料のためのプランテーションを作るため、生態系豊かな熱帯林が破壊されるのをまた見なければならないと思うと、一体私たちは何をやっているのかと腹立たしい。
 APP社製のコピー用紙は、日本の量販店でも大量に安く売られている。
 そして皮肉にもそれを買い支えているのは、「再生紙、どこに売ってるかわかんない」と無邪気に自己弁護する市民団体だったりする。
 古紙100%の国内生産のコピー用紙なら下記通販サイトでも簡単に購入できるとのことで、私も最近買ってみた。弁解しながらインドネシア製バージンパルプのコピー用紙を買うのはやめてほしいと思う。

http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/4b90c90460990a5c5d694afbaf1f337a

「オフィスデポ」で販売中の王子製紙製古紙100%コピー用紙↓
http://www.officedepot.co.jp/(eb2stb55c5xql445uqc0mg45)/CATALOGSKU.ASPX?ID=110965


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