なぜ西友はもっとレジ袋を減らさないの?
昨年、世界一の小売企業ウォルマートは、レジ袋を3分の1に削減すると発表した。2013年までに達成するとのことだが、米国内では25%削減、他国では50%削減し、世界平均で3分の1にするということらしい。
http://www.nygreenfashion.com/html/news/20081002.html
それでようやく、西友がレジ袋を有料化しなかったわけがわかったのだが、そろそろ見直すべき時期に来ているのではなかろうか?
県内、あるいは市内一斉有料化を実施している地域でも、西友はいつまでも2円の返金方式に固執し、有料化に協力しないため、西友と商圏を同じくするスーパーも有料化に臆病になるという悪循環を各地で生みだしているのだ。2円の返金方式と破れたら交換できるハチドリバッグだけでは削減率は50%台程度。だが有料化したら、80%以上レジ袋が減る。効果の差は歴然としているにも関わらず、西友はすべての地域で有料化には参加していない。
世の中の景気のいいときは、西友が有料化に参加しなくても、他店がするならウチも有料にするよ、というスーパーが多かった。しかし、景気の後退とともに、西友が参加しないならウチもしない、というスーパーが増えてきている。
西友はハチドリ計画に参加しているそうだが、ハチドリの話の主旨は「小さいことでもいいからやろう」というのではなく、「自分にできることを精一杯やろう」ということだったはず。
レジ袋を本気で減らしたいなら、効果の低い返金方式にこだわるのではなく、地域一斉で取り組むレジ袋有料化にはぜひ参加してほしい。そうでないと、西友のある地域での一斉有料化は実現しにくくなってきている。
たかだかレジ袋かもしれないが、5割減るより8割減る方が、海洋汚染、生物の被害、資源問題、ごみ問題…どれをとってもよいに決まっているのだから。
http://www.seiyu.co.jp/hachidori/index.shtml
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