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2009年9月

2009年9月23日 (水)

生ゴミから堆肥 小規模自治体でも

 日経新聞(2009.9.23)によると、北九州市の「楽しい株式会社」が生ゴミから堆肥を作る設備で、廃棄物を発酵させるのに樹脂製の袋を使うことで、価格を従来より大幅に下げた製品を売り出すという。
 新設備は年間100トンの堆肥から対応でき、通常2000万円程度かかる設備建築費が不要で、代わりに最低50万円程度で設備を構築できるそうだ。
 生ゴミが安く堆肥化でき、紙きれが雑紙(ざつがみ)回収され、名古屋で実験されたように容器包装と包装以外のプラごみも混合回収されれば、ごみはグンと減る。ゼロウェイスト宣言する街が増えそうだ。

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2009年9月22日 (火)

大ガス、生ゴミを袋ごとガス化 ガス買取も

 大阪ガスが生ゴミを袋ごと分解・発酵させるシステムを開発したそうだ。
 ゴミ袋から生ゴミを出さずに袋ごと分解できるので、従来のバイオガス化プラントに比べ、手間がかからないのが特徴。
 大ガスは、自治体から要望があればごみ処理場で発生したガスを買い取る方針とのこと。

http://ecotech.nies.go.jp/news/detail.php?i=2791

http://www.nikkei.co.jp/kansai/news/news001987.html

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コンビニもレジ袋有料化に協力を

 東京都杉並区では、来年3月までに「マイバッグ持参率」を60%以上にしなければならないことが条例で求められている。
 有料化したスーパー18店ではマイバッグ持参率が平均74.6%に達したそうだが、コンビニの持参率は26.9%(2009年6月)とのこと。60%達成は絶望的だという。「業種や業態に合わせた取り組みが必要」とのことだが、何年も前から有料化している台湾のコンビニでは、特に問題はなさそうだ。
 日本フランチャイズチェーン協会で一斉に有料化の社会実験をしたならば、きっと成功すると思うのだが・・。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/sonogo/news/200909/CK2009091502000150.html

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2009年9月21日 (月)

新聞紙でコサージュ作り

 Kif_5771 先日、ある福祉団体の事務所で紙の話をした。紙の話の後、友人の「新聞紙コサージュ作り」講習会。私もコサージュ作りを参加者と一緒に習ったのだが、とても面白くハマッてしまい、帰宅後2つも作ってしまった。
 このコサージュ、雨に濡らさないように大事に使えばそれなりに長く使えるという。古紙回収には出せなくなってしまうから、捨てる時は安全ピンだけはずしゴミ箱へ。安全ピンはまた使える。新聞紙1ページ分で2個もでき、ハマればストレス解消効果も。貴金属を買いあさるより環境にもよさそうだ。
 紙の話は頭からすぐ出て行くが、コサージュは残る。絶妙の組合せかも・・・


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消費者委員にアサヒビール会長?

 このほど発足した消費者庁・消費者委員会委員にアサヒビール会長が選出された。
 なぜ企業が消費者委員会に?という疑念はともかくとして、会長が消費者委員になったということは消費者の一員という立場もあってのことだろう。
 デポジット制度(預り金制度)がなかなか実現しない。いいところまで行くのだが、産業界の反対で潰されていると聞く。自治体の責任として税金で回収されている空き容器を、自らの責任で回収しなければならないデポジット制度は、飲料産業にとり迷惑な制度だということはわかる。
 しかし、ペットボトルだけでもビールびんのようなデポジットになれば、ポイ捨てされることも減り、海岸に打ち上げられるごみは確実に減る。
 アサヒ飲料を傘下にするアサヒビールも、もちろんデポジット制度には反対なのだろうが、消費者委員を受けるのであれば、私たちと同じ目線で大量にでるごみ問題を考えてほしい。
 以前は自粛していたはずの小型ペットボトルを、なぜ飲料メーカーはこれ程まで氾濫させて平気でいられるのか、理解に苦しむ。
 何十万人分ものデポジットを求める署名が、最低2回は届いたはずなのに、自民党が実現できなかったデポジット制度や拡大生産者責任の導入を、はたして民主党は実現できるだろうか?

http://www.cao.go.jp/consumer/pdf/iinkai_iinmeibo.pdf

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静岡でゴミゼロフェスタ開催

 今週末、静岡市の沼上清掃工場で、恒例の不要品交換市(ゴミゼロフェスタ)が開催される。
 不要品を出すだけでも、もらって帰るだけでもOK。
 布ナプキン手作り体験コーナーや生ゴミ堆肥化、布ぞうり作り、マイハシ作りなどのコーナーもある。壊れたおもちゃの修理は、先着10名とのこと。
 詳しくは下記へ↓
http://www33.ocn.ne.jp/~gomizeronet/gomizero/10gomizerofesta.pdf

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インドネシアから森林NGO来日 大阪集会

 11月14日、インドネシアでオランウータンの住む森や泥炭湿地林を守る活動に取り組んでいるNGOを招き、大阪で集会を開くそうだ。

 「オランウータンが住める森作りと泥炭湿地林保全を…インドネシアからのメッセージ」
 主催:ウータン・森と生活を考える会
 日時:11月14日(土)午後6:30より
 場所:ドーンセンター
 詳しくは下記へ↓
http://www3.kcn.ne.jp/~kyone/kcn/sitetop/utan/2009%2014thNov%20osaka%20tirashi.pdf

 泥炭湿地林は、パームオイルや紙のためのプランテーションを作る過程で、大量の二酸化炭素を放出する。水路をきって伐採した樹木を運ぶため水が抜け、数千年にわたって堆積した有機物(枯れた樹木など)が分解するためだ。乾燥後は、周囲の地盤が沈下するだけでなく、土壌が紙のようにカラカラに乾くため火災が起きやすく、泥炭層に火が入ると鎮火するのも難しいという。
 このような熱帯林を保全することは、地球温暖化防止に不可欠であるのはもちろんのこと、多様な生物の住み処を守ることにもなる。
 私もぜひ、来日する3人のNGOの話を聞きたいと思っている。

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2009年9月 8日 (火)

なぜ西友はもっとレジ袋を減らさないの?パート2

 7月29日、「なぜ西友はもっとレジ袋を減らさないの?」をこのブログに書いた。そのためでもなかろうが、NIKKEIのECO JAPANに「なぜ、西友はレジ袋を有料化しなかったのか?」という記事がでた。
http://eco.nikkeibp.co.jp/article/column/20090907/102144/

 これによると、西友は「社会の流れからすると、有料化するのが1番容易だった」にも関わらず、議論の末「有料化の選択肢はない」との結論に達したのだそうだ。

 有料化されたから仕方なくお金を払うとか、節約のためにマイバックを持っていくというのではなく、温暖化防止のために今、自分にできることは何かを一人ひとりが考えて、行動を選択する。マイバッグ啓蒙運動を、その1つのきっかけとしていく。

 ということが有料化しない理由の1つだったそうだ。また、こうも考えたという。

「お客さまの意思を尊重する」ことを基本姿勢とするならば、お客さまの意思が介在しないところで決めたことをお客さまに押しつけてはならない。だからマイバッグを持参するかどうか、その行動を決めるのはお客さま自身であるべきだと考えた。

 つまり、レジ袋を断るかどうかは、客が決めればいい、ということか。
 それなら現在行っている2円のキャッシュバックはなんだろう?本当に客一人ひとりが温暖化防止のためになにができるかを考えて、レジ袋を断ることを選択してほしいというのなら、2円のインセンティブも必要なかろう。
 「行動を決めるのはお客さま自身であるべき」だから、有料化ではなく、2円返金というのも解せない。有料化であっても返金方式であっても、客自身が選択することには変わりない。
 
 西友は現在マイバッグ持参率51%のようだが、この数字は西友の努力によるものだけではない。有料化の三者協定を結んだ地域では、客離れのリスクを負いつつ有料化協定に参加した事業者がいる。そういった地域では、消費者の行動が変わり、たとえ有料化協定に参加せず無料配布したままの店でも、マイバッグ持参率はグンと高まっている。リスクを負わなくても効果は共有できるのだ。「フリーライダー」「ただ乗り」ともいう。
 西友は初めからフリーライダーするつもりはなかったとしても、現状は間違いなく、そうなっている。
 だからこそ達成できている51%という数字を、有料化しなくてもできたととらえるのではなく、他社のお陰もあるということを、謙虚に受け止めてほしい。
 そうでないなら、一斉有料化地域の西友店舗のマイバッグ持参率は除外して公表すべきだ。そうすれば、50%をきるのでは?

 レジ袋削減の目的は温暖化防止だけではない。生物への影響も大きい。全店舗で有料化しろとはいわないから、せめて一斉有料化した地域では有料化し大幅に減らしてほしい。有料化したら間違いなく8割以上のレジ袋が減るのだから。
 
 

 
 

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2009年9月 2日 (水)

中国一人勝ち 日米2桁減

 オフィス・デポから分厚いカタログが送られてきた。
 数ヶ月前、古紙100%・白色度68%のコピー用紙を買ったせいらしいが、カタログなんていらんなぁ、もったいないからもういらんいうて断ろうーと思いながら頁をめくってみた。
 興味があるのは私の場合、紙製品。
 コピー用紙のところを見てびっくり。ほとんど製紙会社名が書いてないのだ。王子製紙の2種類の再生コピー用紙のところにだけ、「純国産品」と書かれている以外は、すべて国籍不明。しかもパルプ100%。普通ならインドネシア製かなと思うところだが、オフィス・デポは確か、APP社製から撤退したという話なので、おそらくほとんどが中国製…。
 うーん、そういうことかと思いながら、トイレットペーパーとティッシュペーパーのところを見てみると、トレペは再生紙の扱いが多かったので一安心・・・いえ、安心できないのでした。トイレットペーパーの場合、再生品でも輸入の可能性があった。
 ティッシュペーパーも、コレ中国製だろうなぁと思われるものがあったが、それも当然だろう。

 古紙ジャーナルによると、紙・板紙の生産量が日本もアメリカも昨年11月以来2桁減少が続いているとのこと。かたや中国は、いち早くプラス成長に転じ、いまや2桁成長だという。
 輸送にかかるエネルギーが気になるから、紙くらいは国産品を買いたい。原料の原産国表示もしてほしいが、せめて生産国表示だけでも義務づけられないものかと思う。

http://www3.kcn.ne.jp/~kosi/back847.htm
 

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どうやって捨てるの?

5720 いただき物の海苔。この容器は一体どうやって捨てるのだろう?
 二重底になっていて、下段に乾燥剤が入っている。海苔はすぐに食べきってしまったが、乾燥剤はどうやって取り出せばいいのかわからない。
 プラマークがついていて、その下に自治体の分別に従って捨てるように書かれている。でもたいていの自治体では、乾燥剤とプラスチックを別々にしなければ捨てられないのでは?
 どうやって乾燥剤を取り出せばいいのかな?容器をノコギリで切るしかなさそう・・と見ていたらだんだん腹が立ってきた
 大阪市の製造者。大阪市ではごみ分別はしてないのかな?5724

 ※後日談…乾燥剤の上にジャストフィットしていた紙をはずしたら、乾燥剤は簡単に取り出せた。でも、取り出し方の説明がないと、乾燥剤ごとプラごみ回収に出してしまう人がいそう。

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2009年9月 1日 (火)

政権交代。早速、八ッ場ダム建設中止

 民主党がマニフェストで掲げたダム工事の入札を国交省が延期するとのこと。早速、政権交代の効果が現れた。
 このマニフェストはいいが、高速道路の無料化はやめてほしい。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2009090102000226.html

国交相「事務方検討を見守る」 八ツ場ダム問題
2009年9月1日 夕刊
 民主党がマニフェスト(政権公約)で建設中止を掲げた八ッ場(やんば)ダム(群馬県)本体工事の入札を、国土交通省が延期する方針を固めたことについて、金子一義国交相は、一日の閣議後会見で「事務方の検討を見守った方がいいと思う」と述べた。
 八ッ場ダムは、民主党が全面的な見直しを明言する「時代に合わない国の大型直轄事業」の象徴的な場所。金子国交相は、入札延期について静観の意向を示した一方「ぜひ建設してほしいという地元住民の意見も十分に聞いてもらいたい」と、民主党政権下での新大臣に注文を付けた。

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