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2009年12月19日 (土)

コカコーラ社の「サスティナブルパッケージ」

 以前何かでデンマークのコカコーラ社のペットボトルが植物からできていることを読み、日本ではいつからそうなるのだろうとエコプロダクツに出展していた日本コカコーラ社のスタッフに尋ねたところ、回答は「今月17日のプレスリリースまでは何もお答えできません」とのことだった。
 「日本のも植物になるの?何からできてるの?植物100%?」などという私の質問を尻目に、スタッフは来場者にひたすら空のペットボトルをひねらせ、薄さをアピール。仕方なく17日まで待つことにして、帰ってきた。
 17日、ようやくニュースリリース↓

http://www.cocacola.co.jp/corporate/news/news_20091217.html

 これによると、2010年3月15日から爽健美茶などでさとうきび由来の原料を一部に使用したペットボトル「プラントボトル」を導入するとのこと。サスティナブルパッケージ(持続可能な容器)に対する取組だそうだ。
 プラントボトルに変更する3製品で、年間2,045キロリットル相当の原油使用量削減効果が見込まれ、「この数値は、ガソリンに換算すると499キロ リットルとなり、燃費1リットルあたり10kmの自動車で、地球を125周できる計算」となるのだという(含有率16.5%で計算)。
 ペットボトルの一部を植物性に変えた程度でそれだけエコになるのなら、昔ながらのリユースボトルに戻したならばどれだけ地球温暖化防止に役立つだろうかと思わずにはいられない。
 先日の忘年会でビンのコカコーラが出てきたが、もしデポジット制度が法制化されれば、このようなビン飲料は飲食店だけでなく、一般のスーパーでも売られるようになるに違いない。
 「ガラスビンで飲む方が断然おいしい!」と忘年会の席上でも話題になった。

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