名古屋市に異変?!容器以外のプラスチックを可燃ごみに変更
容器包装プラスチックと容器包装以外のプラスチックを分別するのは、案外難しい。いくら説明してもたいていの人は理解しようとしない。「同じプラなのにどうして分けるの?」といわれると、容器包装リサイクル法から説明することになる。その結果…多くの人は余計わからなくなる。
たいていの自治体では、市民が出した「その他の容器包装プラスチック」を人海戦術で分別し直してから、容器包装リサイクル協会が指定した工場に渡している。そうでないと、容器包装以外の「異物」混入が多すぎて、受け取ってもらえなくなるからだ。分別し直してもまだ「ダメだし」がある。それくらい容器包装か否かで分けるのは厄介だ。
容器包装プラと容器包装以外のプラを混合回収し、リサイクルルートにまわすことができれば、分別はかなりラクになる。そこで名古屋市は、混合回収を国に申し出たが国は却下した。しかし、2ヶ月間だけ実験として、混合回収しマテリアルリサイクルすることになり、この実験は成功したと聞いている。
この画期的な方法は、やがて全国に広まり、同じ種類のプラスチックを用途で分けるという複雑な分別に悩む全国の自治体へ広がっていくに違いないと確信していた。
しかし、結果は「収集範囲の拡大は困難」とのことで、名古屋市は混合回収を断念せざるをえなくなったとのこと。断念した結果、これまで「不燃ごみ」で処理していた容器包装以外のプラを今度から「可燃ごみ」で処理することに速攻で決めた。
この「不燃ごみ」から「可燃ごみ」への切り替えにはウラがあるのでは?とつい疑ってしまう。なぜなら名古屋市長の環境政策ブレーンは、あのリサイクルを全面的に否定し紙もペットボトルも燃やせといっている武田邦彦氏だからだ。
名古屋市がどういうつもりで容器包装以外の廃プラを可燃ごみに切り替えたのかわからないが、間違いなくいえることは「これから名古屋市の焼却灰からは重金属が多く検出されるだろう」ということと「煙からも危険なものが増えそうだ」ということなど。
ダイオキシンが排出されない炉とのことだが、危険なものはダイオキシンだけではない。
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