浜松市のレジ袋禁止の取組 ライフスタイルを見直す好機に
2008年10月より市と事業者等とでレジ袋有料化の協定を締結している浜松市が、今度はレジ袋のごみ袋としての使用を禁止した(2010年4月1日より実施)。単なるごみ袋としての使用禁止ならば指定袋制の自治体では珍しくもないが、浜松市の場合は内袋としての使用も禁止した点がすごい。
浜松市によると、現在ごみ袋の中に平均3枚の内袋が入っているとのこと。また、レジ袋を内袋に使わないことで、1年間にごみ量でおよそ740トンの減量、ごみ処理経費でおよそ2,000万円、地球温暖化の原因となっている二酸化炭素排出量をおよそ3,400トン削減することにつながるのだそうだ。
市民からの苦情や質問が市へ相当いっているようだが、考えてみれば浜松市の今回の規制は当然ともいえる。本当にレジ袋を減らしたいなら、用途を減らすのは当たり前の対応だ。有料化しておきながら、あれにもこれにも使えますよというのでは、スジが通らない。
とはいえ、私もレジ袋を屑入れの内側にかけておき、ごみと一緒にそのまま捨てることがあるから、それができないとなるとちょっと困る。しかし、困るのはほんの少しの間だけだろう。レジ袋の歴史などそう長くはないのだから、なかった時代のことを思い出せば何も困ることはない。レジ袋が有料になることよりも、よほど「ライフスタイルの転換」が実現する。
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/lifeindex/life/gomi/plasticbag/index.htm
市民のクレームに負けずに、浜松市にはぜひ頑張ってほしい!!
追記:市民のクレームが多く、浜松市はレジ袋の扱いを多少緩和した。
詳しくは「浜松市 レジ袋禁止の扱いを緩和」をご覧ください。
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