大丈夫?水道事業の民間委託 安全でおいしい水の提供は自治体の責任で
安全でおいしい水を安く提供することは、自治体の最低限の公共サービスの1つ。世界では水道事業を民営化してひどい目にあった国や地域もある。日本ではさすがに水道事業を民営化した自治体はまだないようだが、民間委託は増えているようだ。
料金徴収を民間に委託する程度なら問題は少ないかもしれないが、水は空気と同じく命と直結しているものなので、民間委託化も慎重でなければならないと思う。
水のおいしい長野県飯田市では、庁舎内での会議には水道水をコップで提供しているそうだが、自治体の中には、安全でおいしい水を市民に提供していながら、いまだに庁舎内での会議にペットボトルのお茶やミネラルウォーターを出しているところがある。ペットボトルのリサイクル費用もバカにならないのに、わざわざペットボトルを使うのは、水道水に自信がないからだろうか?
FoE Japanの「脱・使い捨てNEWS」vol.4によると、京都市水道局では2009年に、水道水、国産ミネラルウォーター、外国産ミネラルウォーターを飲み比べる「利き水」調査をしたところ、「一番おいしい」という回答が最も多かったのは水道水だったそうだ。そのためか、京都市では自信をもって市民に水道水を勧めている。
写真は京都市営地下鉄内の京都市水道水の宣伝。
○リユース容器の促進と散乱ごみ防止のため、下記の署名サイトでデポジット署名を集めています。
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