容器包装リサイクル法の改正のポイント
容器包装リサイクル法の改正をめざし、企業や市民団体の動きが目立ってきた。今度こそ容器包装の「リユース」を進めるべく、生産者責任を強化してほしいと思う。
ペットボトルのリサイクルよりガラスビンのリユースを進めるのは当然だが、紙製容器包装でもいろいろ問題が出ている。横浜市の雑がみ回収は軌道に乗ったようだが、札幌市は整備が必要だろう。排出段階から市民に、紙として再生できる古紙と紙として再生できないもの(固形燃料の原料)にきちんと分けさせるべきである。人海戦術で分けるにしても分けきれず、結局は紙原料になるものまで固形燃料に廻ってしまう。元はといえば、紙製容器包装の「紙マーク」が誤解を生んだとしか思えない分別ぶりだ。しかし、紙に着目して、ごみ減量をはかったことは大変評価できるので、今後の対策とごみ量に注目したい。
今度の改正では、容器包装プラスチックと製品プラスチックの合同回収・合同リサイクル、紙製容器包装(紙としてリサイクルできるものと禁忌品の両方に付いている紙マークのあり方の見直し)、ガラスビンリユースが促進されるようなガラスビン対策がポイントだろうか。
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