埼玉県の排出量取引
東京より一年遅れて、2011年4月から埼玉県でも排出量取引が始まる。東京と内容はあまり変わらないが、違反者への罰則が公表のみということが最も大きな違いだ。対象事業所は、原油換算エネルギー使用量が3か年度(年度の途中に使用開始された事業所の場合、その年度を除いて3か年度)連続して1,500キロリットル以上とのことで、「2002~07年の連続する3年間の平均を基準排出量として、14年までの4年間にオフィスビル、学校、病院などは8%、工場は6%を目標削減率として定める。県内で約600の事業所が対象となる。学校、病院、およそ600事業所が対象」になるとのこと。
国が先行した両都県の取組をどのようにフォローする形で今後国として進めるのか、腕の見せ所だ。イギリスはEU-ETSとUK-ETSの両方を実行しているわけだから、できないことはないのだろう。
http://www.pref.saitama.lg.jp/uploaded/attachment/400611.pdf
http://www.sankeibiz.jp/econome/news/100705/ecc1007050504005-n1.htm
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