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2010年9月30日 (木)

ケータイが増えるとゴリラが減る?

 先日、国際青年環境NGO a seed Japanが主催する「ケータイゴリラ」のシンポジウムに参加した。青年環境NGOというだけあって、環境イベントには珍しく若者の姿が多かった。

 携帯電話が普及するとゴリラがいなくなるという、まるで風が吹けば桶屋が儲かるのような話だと初めは思ったが、聞いてみるとそれよりもずっと身近でシンプルな問題だった。
 携帯電話に必要なタンタルという稀少金属がゴリラの生息地であるルワンダやコンゴにあり、それを貧しい住民が食糧を持たずに森に入り採掘するため、食糧としてゴリラを捕獲して食べてしまうのだという。
 おかげで、マウンテンゴリラはあと700頭しか残っておらず、ヒガシローランドゴリラは4年で100頭も数を減らしてしまったそうだ。 
 シンポジウムの主旨は、使用後の携帯電話は手元に置かず、回収に協力しましょうというもので、この団体は回収ボックスをあちこちに設置している。
 回収ボックスを設置する前に、なぜデポジット制度で携帯を回収するよう会社や国へ申し入れないのか、生産者責任として回収すべきだろう・・と私としては不満だが、ゴリラを切り口に、若者に環境問題に関心を持ってもらうつもりなのかもしれないと思い直している。
 しかし、もし消費者が購入時に1000円上乗せして携帯電話を購入し、使用後店に戻せば1000円で引き取ってくれる制度になれば、廃携帯の8割は自動的に回収できるだろう。残り2割は、ボランティアが啓発しながら回収するとしても、やはり携帯電話会社は責任として、資源とごみ、生態系の見地から、みずから回収するべきだ。
 もし、どこかの会社がデポジットで回収すると発表したならば、環境団体や環境系議員の人々はほとんど全員その会社の携帯に変更するだろうと思う。生物多様性の今年こそチャンス!ぜひお願いしたい。

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