遺伝子組み換え生物は、生物多様性への挑戦
クローズアップ現代(2010.11.25)で遺伝子組み替え動物が紹介されていた。成長速度が3倍の巨細鮭やデング熱対策のためにマレーシアで放される予定の自爆遺伝子を組み込んだ蚊、百万以上の遺伝子を合体させた「合成生物」など、恐ろしい生物が紹介された。
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2970
遺伝子組み換え植物ですら安心できないのに、このような生物が自然界に放たれたらどうなるのだろうか?『ニュー・サイエンティスト』誌2007年3月8日号によると、最新の研究で、このGM鮭は性格を変え獰猛になることが分かり、もし環境中に逃げ出すと、生態系に予測不能の影響をもとらしかねない」(『生物多様性と食・農』(天笠啓祐著、2009年))とのことである。しかも、このようなGM魚は、メスを引きつける力が強い反面、生殖能力が弱いため、種の絶滅の危険性もあるという。
遺伝子組み換え作物も同じだが、GM生物は生態系に予測のつかない脅威を生み出している。
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