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2011年7月

2011年7月14日 (木)

歓迎 菅首相の脱原発依存

 7月12日の首相官邸ブログを読んだ。首相の決意が述べられていた。
http://kanfullblog.kantei.go.jp/2011/07/20110712.html

従来のエネルギー計画を白紙から見直し、中長期的に再生可能エネルギー導入と省エネルギーを促進し、原発への依存から脱却してゆく―――この明確な“決意”を、1日1日の中でどこまで“形”に置き換えていけるか。今日も全力で取り組みます。

 激しいメディアリンチを受けている首相だが、一日も長く首相の座にとどまり、原発依存からの脱却をすすめてほしい。

 なお、今日の首相のブログは「社会保障・税一体改革」。これも支持したい。
http://kanfullblog.kantei.go.jp/2011/07/20110714.html

 

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2011年7月13日 (水)

議員と経団連はグルで原発とTPPを推進?

 先日、N県選出の某参議院議員のタウンミーティングに参加した。参加した人々の質問は原発問題に集中し、質問者全員が脱原発への願いを口にした。しかし肝心の先生は、原発については表面的なことしかご存じない様子で、しかもTPPも推進するときっぱり。
 せめてもう少し勉強してほしいと、帰宅後メールで原発の発電コストや玄海原発の危険性などについて小出氏(京大原子炉)や大島氏(立命館大)、井野氏(東大名誉教授)などのコメントを掲載しているサイトを紹介したところ、「誰か大学の先生一人が言うだけでは、 「通説」か「異説」かも分かりません。」との返信があった。こちらとしては、大勢の人たちがいっている中で最も説得力があると思われるサイトを選んで送ったつもりだったが、まだこのセンセイの原発必要神話を砕くには不足だったようだ。他の人たちのコメントも片っ端から送るべきか、と迷いつつ、ばかばかしいので中止した。自ら知りたいと思っていない人の前に本を積んでも読む事はないだろう。
 それにしても、もう少しまともにモノを考えている政治家だと思っていたが、勘違いだったようで残念。TPPを推進するならするで、メリット・デメリットを詳しく説明するべきで、だからこそ自分は推進だと話してほしかった。それもせず、まるで経団連の回し者のように、関税がかからずに外国に電気製品や車を輸出できることばかりを強調。まるで日本には、困る農家や安全な食べ物を食べたいと願う国民もいなければ、安全保障の問題からも食料自給率を上げよう、などと願う人々など存在しないかのような口ぶりだった。
 このセンセイらはきっと放射能で汚染された日本の米や野菜などには見向きもせず、外国産の作物を買えばよいと思っているに違いない。水も海外のペットボトルを買えばよいと思っているのだろう。
 しかし、もし再び原発事故が起きれば、工業製品にしても放射能の影響は受けるから、産業界も海外へ移転して、日本には海外へ行けない老人と貧しい人だけが残って、放射能に汚染された食物を食べることになる、などとは考えもしないのだろうか。
 時事ドットコムの記事がとてもよかった。原発の発電コストはやっぱり高く、続ける理由は何もない。

「本当の原発発電原価」を公表しない経産省・電力業界の「詐術」
 塩谷喜雄 Shioya Yoshio 科学ジャーナリスト
http://www.jiji.com/jc/v?p=foresight_7601

 (一部抜粋)火力や水力に比べ原発の発電原価が断然安いという、架空の、妄想に近い数字が幅を利かせている。評価も監視も放棄した新聞・テレビは、今度も懲りずに虚構の安価神話をただ丸呑みして、確かな事実であるかのように伝え、社会を欺き続けている。日本経済が沈没するとすれば、その原因は原発停止による電力不足や料金高騰などではなく、行政と業界が一体となった利権と強欲体質の温存が主因であろう。

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2011年7月 6日 (水)

菅首相の英断!原発ストレステスト実施決定

 このままなしくずし的に、玄海原発を皮切りに再稼働するつもりかとあきらめかけていた日本の原発政策に、ようやく一筋の光が見えたがする。
 菅首相は、ストレステスト等、原発の再稼働のための新ルールを作るとのこと。おかげで再稼働は遅れそうだ。思い切りハードルの高いルールにして、来年にはすべての原発を停止させてほしい。ひとたび事故が起きれば、天文学的な金額の損失が出る。そんなものを一部の輩たちの金儲けのために、動かすことはない。
 今回の事故で、大勢の子供達が命の危険にさらされ、若い優秀な人材が海外へ流出している。福島では、3.11離婚が増え、自殺に追い込まれた人もいる。
 たかが電気のために、経団連会長はこの期に及んでもまだこんな馬鹿げたものを動かしたいようだ。「日本は島国で資源に乏しく、原発の安全対策を徹底するしかない」と強調したとのこと。経団連に加盟している企業でも、自家発電しているところは、電力会社に電気を買ってもらいたいとは思っているだろうが、原発を動かしてほしいとは思っていないに違いない。経団連はもはや、多様化した日本の経済界にとって、時代遅れの遺物になっているのではなかろうか。

 首相、原発再稼働の判断留保…新基準等作成まで
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110706-OYT1T00902.htm

首相は答弁で、原発再稼働について、東京電力福島第一原発事故を踏まえ、「従来のルールなら経産省原子力安全・保安院、経産相の判断で(再稼働を判断)できるが、国民に納得をいただくのは難しい」と指摘。そのうえで、原発の耐久性を調べるストレステスト(耐性検査)にも触れ、「ストレステストも含め、日本のすべての原発を共通のルールでチェックできるような形を検討してくれと(経産相らに)指示した」と説明した。

 米倉経団連会長 脱原発後の独エネルギー政策など意見交換
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110706/biz11070601280001-n1.htm

 経団連会長、脱原発のドイツで閣僚と会談
http://www.mbs.jp/news/jnn_4768445_zen.shtml

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2011年7月 3日 (日)

簡単に参加できる原発関連署名サイト

 簡単に参加できるネット署名サイトをまとめました。
 まもなく締め切りの送電線国有化署名もネットから手軽にできます。これまで自然エネルギーが普及しなかった原因は、送電線が電力会社のものだったから。送電線国有化はこれからのエネルギー政策には欠かせません。

送電線国有化署名(ネット署名可、7月4日締め切り)
http://maketheheaven.com/japandream/ 

さよなら原発1000万人署名(ネット署名も可)
http://sayonara-nukes.org/shomei/

福島の子どもたちを守るグリーンピースの署名(ネット署名も可)
http://www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/staff/3/blog/35356

 一般人は脱原発の人ばかりでも、なぜか政治家や電力会社の大株主たちには声が届きません。せめて署名で声を届けたいと思います。

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