タスマニア産の「エコ木材」製品はエコ?
保護価値の高いタスマニアのオールドグロス林を長年破壊してきた製紙用木材チップのための伐採がようやく一段落したと思っていたところ、今度は「エコ合板」などとして偽装されたタスマニア産の木材製品が日本の市場に出回っているらしい。
JATAN(熱帯林行動ネットワーク)のプレスリリースによると、マレーシア・サラワク州で人権侵害と環境破壊の来歴をもつタ・アン・ホールディングスがタスマニアに進出し、人工林からの木材を拒否し、オールドグロス林など保護価値の高い天然林からの木材調達により「エコ合板」などを製造しているとのこと。「伐採は世界遺産地域、「タスマニア原生地域」の50メートル入ったところまで進められている」とのことである。
日本ではフローリング材などで販売されているらしい。
「エコ」と名のつく商品や事柄は、エコロジーではなくエコノミーの意味ではないかと思われる物が、最近増えてきたように思う。
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