バイオ燃料

2009年9月21日 (月)

インドネシアから森林NGO来日 大阪集会

 11月14日、インドネシアでオランウータンの住む森や泥炭湿地林を守る活動に取り組んでいるNGOを招き、大阪で集会を開くそうだ。

 「オランウータンが住める森作りと泥炭湿地林保全を…インドネシアからのメッセージ」
 主催:ウータン・森と生活を考える会
 日時:11月14日(土)午後6:30より
 場所:ドーンセンター
 詳しくは下記へ↓
http://www3.kcn.ne.jp/~kyone/kcn/sitetop/utan/2009%2014thNov%20osaka%20tirashi.pdf

 泥炭湿地林は、パームオイルや紙のためのプランテーションを作る過程で、大量の二酸化炭素を放出する。水路をきって伐採した樹木を運ぶため水が抜け、数千年にわたって堆積した有機物(枯れた樹木など)が分解するためだ。乾燥後は、周囲の地盤が沈下するだけでなく、土壌が紙のようにカラカラに乾くため火災が起きやすく、泥炭層に火が入ると鎮火するのも難しいという。
 このような熱帯林を保全することは、地球温暖化防止に不可欠であるのはもちろんのこと、多様な生物の住み処を守ることにもなる。
 私もぜひ、来日する3人のNGOの話を聞きたいと思っている。

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2009年8月17日 (月)

もうパーム油は使いません ニュージーランドのチョコレート会社

 バイオ燃料ブームで、増える一方だったパームオイルプランテーション。熱帯林がなくなるまで、世界はパームを使い続けるのだろうと思っていたら、最近少しだけ世の中が変わってきたようだ。
 今朝、先日行われた「人と地球に厳しいパームオイルと付き合う方法」を主催したレアリゼさんから届いた情報によると、ニュージーランドのチョコレート会社キャドバリーがパームオイルを原料に使うのを中止したとのこと。
http://www.stuff.co.nz/national/2758975/Cadbury-stops-using-palm-oil-in-chocolate

 パームオイルに反対する以下のサイトから、2500通を超えるメールが送られたそうだ。
http://www.thepetitionsite.com/1/Remove-palm-oil-from-cadbury

 他のサイト情報によると、ニュージーランドのオークランド動物園がパームオイルを原料にしているこの会社のチョコレートの販売を7月から中止していたそうだから、Cadburyはこれ以上、不買や不売が広がるのを避けたかったのだろう。
 

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2009年8月 6日 (木)

イベントのお知らせ「人と地球に厳しいパームオイルと付き合う方法」

 奈良市では今、燈花会(とうかえ)というイベントの真っ最中だ。大量のローソクが奈良公園周辺に配置され、幻想的でとても美しい絵巻が繰り広げられている。
 私も始めてこのイベントを目にしたときはあまりの美しさにドキドキしたものだが、このローソクがパームオイルと聞いてからは、インドネシアやマレーシアの熱帯林破壊の映像とオーバーラップし、見るに忍びなく最近は出かけていない。
 鹿が食べる可能性があるためパームオイルにしているということだが、他の物に変えられないものかとつくづく思う。蜜蝋ではお金がかかりすぎ、廃油ローソクでは匂いが気になる…何かいいものはないのだろうか?

 今週土曜日(2009.8.8)に東京都目黒区でパームオイルについての上映会とトークイベントがあるそうだ。

☆ドキュメンタリー映画の上映会&トークイベント
「人と地球に厳しいパームオイルと付き合う方法」のお知らせ↓
http://www.realiser.org/news/index.php?id=52

 また、上記イベント主催者のブログによると、米国ミネソタ州ではパームオイル原料のバイオディーゼルを6月1日から禁止したそうだ。朗報。
「米国・ミネソタ州のパームオイル原料バイオディーゼル禁止にインドネシア政府が遺憾」↓
http://www.realiser.org/news/index.php?id=51

◇関連記事
温暖化防止のため 「脱パームオイル宣言」

パーム油とヤシ油は違うの?

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2009年5月20日 (水)

火力発電所でバイオ燃料の利用拡大すすむ 輸入チップは製紙原料と競合?

 昨日(2009.5.19)の日経新聞夕刊によると、電力会社は火力発電所でのバイオマス燃料の利用をすすめているとのこと。
 「新エネルギー等電気利用法」により、一定量の自然エネルギー導入を義務づけられているため、CO2排出ゼロとみなされるバイオマス燃料を利用することで、2008年度—2012年度の平均で発電量あたりのCO2排出量を1990年比で約2割削減する計画をクリアするための対策だという。
 バイオマス燃料を石炭に混ぜて使う電力会社は次のとおり。

 ○沖縄電力(2万トン)2010年度(予定)※地元で発生する建設廃材を利用。具志川火力発電所の出力15.6万キロワットの2基の発電機で石炭に重量比で最大3%混ぜて使う予定。
 ○中部電力(30万トン)2009年度(予定)※オーストラリアからの輸入チップを利用
 ○関西電力(6万トン)2008年8月 ※輸入(注1)
 ○中国電力(2万−3万トン)2007年8月 ※間伐材など
 ○北陸電力(1万—2万トン)2007年7月 ※樹皮や木くず
 ○四国電力(1万トン強)2005年7月 ※樹皮など

 沖縄では、地元の廃棄物処理会社が共同で作った施設で建築廃材を砕いて不純物を除き、ペレット状に加工した燃料を使うそうで、ごみ問題とCO2削減を同時に解決。中国電力や北陸電力、四国電力も使い道のない樹皮や間伐材などを使うため、地元に喜ばれていることだろう。
 中部電力や関西電力は、チップを輸入に頼る方が安定的に大量に使えるのはわかるが、まずは少量でもいいのでぜひ地元の廃材や端材などを使うべきではないだろうか?カウントされないとはいえ、輸入時に排出されるCO2排出量はバカにならないし、オーストラリアからの輸入チップは原始林からの木も入ってきている可能性が高い。おそらく製紙原料と同じようなユーカリチップを輸入するのだろうから、バイオマス燃料とはいえ、それを燃やすことがなぜ環境によいのか疑問だ。近場の建築廃材や間伐材を利用する途をぜひ探ってほしい。
 そういえば東京電力は…?

(注1)関連ブログ 関電 バイオマス発電開始ー木質ペレットは外材?

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2009年4月10日 (金)

「インドネシア熱帯泥炭湿地林開発」現地調査報告会のお知らせ

 食用油や洗剤、バイオ燃料としてますます生産量を増やしているパームオイル(アブラヤシ)や量販店で売られているインドネシア製のコピー用紙はどのように作られているのか。原料を生産するためのプランテーションがいかに熱帯林を破壊し、生物多様性の危機や気候変動をもたらしているかについて、現地調査報告会があるとのこと。

 以下、転載。申込み先のメールアドレスは、JATANのホームページに記載。
URL:http://jatan.org

2009年 熱帯林行動ネットワーク(JATAN) 現地調査報告会

インドネシア熱帯泥炭湿地林開発の現状
~消失の危機に立たされる地球上のカーボン・シンクと生物多様性の揺籃地~

インドネシアのスマトラ島、リアウ州の沿岸低平地部には広大な熱帯泥炭湿地林
(tropical peat swamp forests)が分布しています。
その特異な生態系は地球上のカーボン・シンク(炭素の貯蔵庫)として、
また多くの固有動植物種——スマトラトラ、ウンピョウ、サイチョウなどの動物や
ラミン、メランティといった稀少樹種——の揺籃地として、
地球環境にとって重要な位置を担ってきました。
泥炭湿地はこれまで農業利用が極めて困難とされ、
大規模な開発がほとんど行われていませんでした。
しかし最近では、急激な開発圧力に晒されています。
破壊的な開発から得られる最終的な林産物・農産物製品——紙・パルプ製品、南洋
材合板やパーム油——
これらは実のところ、すでに日本の市場に広く流通しているもの
の、
その事実はほとんど一般消費者までには伝えられていません。
わたしたちは気づかぬうちに、熱帯林破壊に加担しているかもしれません。
普段何気なく使っているコピー用紙や食用油が、どのようにして作られているの
か、
ぜひこの機会に一緒に考えてみましょう。

◆日時:2009年4月24(金)18:15~20:00(開場18:00)
◆場所:エコギャラリー新宿
【2階研修室】
○大江戸線「都庁前」駅A5番出口より徒歩5分
○丸の内線「西新宿」駅2番出口より徒歩10分
◆資料代:500円(JATAN会員無料)
◆内容(予定):
▼熱帯泥炭湿地林とは?
 ▼ケルムタン・カンパール半島地区の湿地林開発の現状
 ▼地域の紙パルプ産業とオイルパーム産業、ほか
◆お申込み:資料の準備等がありまので、件名を「報告会申込」として、
E-mailにて下の事務局までお名前、ご連絡先等を必ずご連絡くださいますようお願
いします。
【問い合わせ】
熱帯林行動ネットワーク(JATAN)
〒162-0022東京都新宿区新宿1-23-16 3F
TEL: 03-5269-5097
URL:http://jatan.org


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2008年10月 8日 (水)

ほ乳類の4分の1が絶滅の危機(2) 海洋ほ乳類は3分の1が危機

 ナショナルジオグラフィックニュースによると、絶滅の危機に瀕している生物の原因の大部分は、人間にあるという。アブラヤシや紙用パルププランテーションの増加が野生動物の生息環境を奪っている可能性を指摘する声もある。
 やはりバイオ燃料やパルプの原料を森林に頼っていることに問題があるのかもしれない。
 海洋哺乳類の3種に1種は絶滅の恐れがあるそうだが「プラスチックの海」(海洋工学研究所出版部)でも指摘されているように、プラスチックによる海洋汚染が一因かもしれないと思う。
 
▼ナショナルジオグラフィックニュース
哺乳類の4分の1が絶滅の危機
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=82283301

 6日に発表された報告書によると、世界で確認されている5487種の哺乳類のうち4分の1が絶滅の危機に瀕しているという。海洋哺乳類は特に深刻な状況で、3種に1種は絶滅の恐れがある。
(中略)
 大部分の原因は人間にあり、開発による生息環境の消失、環境汚染、密猟などが、危機に瀕する種を依然として追いつめている。

 今回の新しい報告書は1996年に実施されたIUCNの調査の改訂版で、これまで評価対象となっていなかった700種が追加されている。世界自然保護基金(WWF)ワシントン事務局の生物学者バーニー・ロング氏は、「残念なことに、人間が特に親しみを寄せている種、つまり霊長類やトラ、クジラなどの大型哺乳類がより深刻な絶滅の危機に瀕している」とメールで回答した。
 最も危機的な種のいくつかは、急速な人口増加と経済成長が進むアジアに生息している。「農業の拡大により生息環境が消失し、道路などの社会基盤の整備で重要な地形が分断される。油ヤシや紙用パルプなどの工芸作物の耕地面積も増加している」とロング氏は指摘する。

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2008年5月 4日 (日)

バイオエタノールの何が問題なのか

 以下、MLで興味深いお知らせが流れてきました。
 転載歓迎とのことなので、転載します。

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第2回 持続可能なバイオマス利用のためのLCA研究会(公開)

1. 期日 5月9日(金) 15:00-16:35
2.会場 静岡大学農学部B棟 210教室
 (静岡駅前バス停から大谷・静大前行き線、静大前下車)
3.プログラム
  15:00- 主催者挨拶
  15:05-16:05 『バイオエタノールの何が問題なのか』
   講師 工学部准教授 松田 智 氏
  16:05-17:35(予定) 質疑応答(補足説明を含む)
4.入場料 無料

*学部生、大学院生、教職員および表記テーマに関心のあるすべての県民各位のご来
場をお待ちしております。

問い合わせ先
 小嶋睦雄 研究室054−238−4843

**********************
平成20-21年度、三井物産(株)環境基金から、下記のテーマで研究助成を受けること
になりました。本研究の概要は以下の通りです。
研究題目 バイオマス燃料及び紙パルプ原料における地域性と規模によるLCA比較
研究組織 静岡大学とNPO法人との協働組織
 小嶋睦雄(静岡大学農学部) 鈴木恭治(静岡大学農学部)
 松田 智(静岡大学工学部) 高橋広明(NPO法人地球と未来の環境基金)
概要 
バイオ燃料(BDF)及び紙パルプの栽培、収穫、運搬、製造、廃棄における環境負
荷について、原材料の違い、海外を含めた生産国・工場間の違いについて、客観的科学
的定量分析を試み、適正な利用や原料調達やグリーン購入のための客観的な指標を明ら
かにすること。そのためのデータの収集、ヒアリング調査は国内外の製紙工場、バイオ
エタノール用原料の栽培地などを対象とする。
***********************

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2008年4月25日 (金)

新たなバイオディーゼル燃料 ブラジルに煙がまたふえる?

 サトウキビ由来の新しい生産方法によるディーゼル燃料を作るそうだ。米国のアミリス(Amyris)とブラジルのCrystalsevが共同でサンパウロに新燃料実験用の工場を建設するとのこと。
 サトウキビが糖分を多く含むので、燃料を作りやすいのはわかるが、これでまたブラジルがサトウキビだらけになる。ナショナルジオグラフィックの記事によると、ブラジルにはサトウキビを刈り取りやすくするために、収穫前に火を入れる慣行があり、そのためCO2だけでなく協力な温暖化ガスであるメタンや亜酸化窒素が出るそうだ。
 バイオ燃料は本当に温暖化防止に役立つのだろうか?

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/e nvironment/2382571/2861306
http://eco.nikkei.co.jp/geo/index.aspx?id=20071029b1000b1&page=2

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インドネシアの州1つでオランダ1国分のCO2を放出 野生生物も危機

 WWFによると、インドネシアのスマトラ島中部にあるリアウ州で、州内の森が蓄えてきた大量の炭素が森林破壊によって大気中に放出されていることが、北海道大学との共同調査でわかったとのこと。
 1990年から2007年までの年平均でおよそ2.2億トンの二酸化炭素が、インドネシアの一行政単位であるリアウ州から排出され、この量はオランダ一国分の排出量(1995年時点)の122%に相当するという。
 リアウ州は、アジアゾウの亜種でスマトラ島にだけ生息するスマトラゾウや、同じく固有亜種であるスマトラトラなどの生息地で、森林破壊はこれら野生生物から住み処を奪うことになり、このため過去25年間にスマトラトラは84%減少し210頭に、スマトラトラは70%減少し192頭になったそうだ。
 森林破壊の原因は、パームオイル生産のためのアブラヤシプランテーション(植林)や、紙原料のための植林である。森林破壊につながるバイオ燃料生産やパルプ原料のための木材生産は即刻中止すべきだろう。
 昨年12月のバリ会議で約束された森の保全がまだ守られていないようだ。
http://www.wwf.or.jp/activity/forest/news/2008/20080227.htm

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2008年3月22日 (土)

天ぷら油は使い切ろう、回収は二の次

 お彼岸に実家へ行ったついでに、NHKの「地球エコ2008」を見ていたら、アナウンサーが「中継車が来る前の日は天ぷらを」と呼びかけていた。
 どうやらこのエコ番組の中継車は、廃食油を精製したBDFで走っているので、廃油回収もしているらしい。
 でも何かヘン!家庭で天ぷらをしたあとの油は、漉して油缶に入れておいて炒め物などに使い切るのが正しいエコライフ。だいたい家庭で天ぷらをするときにザブザブ残るほど油を使ってはイケナイ。少量の油でおいしい天ぷらを作り、残った油は炒めるときに使う。またすぐ揚げ物をするなら足し油をして使いまわそう。
 間違っても、中継車に回収してもらうほど天ぷら油を残しませんようにー!
 ※でも食堂や学校給食で出た廃油を回収し、BDFやインクの原料にするのは大賛成fuji 

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