CO2

2009年9月21日 (月)

インドネシアから森林NGO来日 大阪集会

 11月14日、インドネシアでオランウータンの住む森や泥炭湿地林を守る活動に取り組んでいるNGOを招き、大阪で集会を開くそうだ。

 「オランウータンが住める森作りと泥炭湿地林保全を…インドネシアからのメッセージ」
 主催:ウータン・森と生活を考える会
 日時:11月14日(土)午後6:30より
 場所:ドーンセンター
 詳しくは下記へ↓
http://www3.kcn.ne.jp/~kyone/kcn/sitetop/utan/2009%2014thNov%20osaka%20tirashi.pdf

 泥炭湿地林は、パームオイルや紙のためのプランテーションを作る過程で、大量の二酸化炭素を放出する。水路をきって伐採した樹木を運ぶため水が抜け、数千年にわたって堆積した有機物(枯れた樹木など)が分解するためだ。乾燥後は、周囲の地盤が沈下するだけでなく、土壌が紙のようにカラカラに乾くため火災が起きやすく、泥炭層に火が入ると鎮火するのも難しいという。
 このような熱帯林を保全することは、地球温暖化防止に不可欠であるのはもちろんのこと、多様な生物の住み処を守ることにもなる。
 私もぜひ、来日する3人のNGOの話を聞きたいと思っている。

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2009年8月24日 (月)

浜岡原発5号機に何がおこったか?

 友人からのメールに驚いた。
 テレビや全国紙では、選挙や酒井法子がらみのニュースばかりが流れているが、静岡では地震による影響が浜岡原発に起きていた。
 特に最新の5号機の被害が大きかったとのこと。地盤のせいか設計の致命的なミスによるものかはわからないが、本格的な東海地震が来る前に、安全に5号機を封印してほしい。
 発電時にCO2がでないとしても、こんなに不完全で危険なものを稼働させていたとは・・。

 詳しくは「ごみゼロ日記 静岡」へ↓
http://ameblo.jp/gomizeo/entry-10326070826.html

 

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2009年6月 9日 (火)

リユースやリサイクルではなく、ペットボトルは生産量を制限すべき

 環境省は、ペットボトルの再使用と再資源化を比較し、飲み終わったペットボトルはリユースするよりも、繊維などにリサイクルする方がエネルギー消費量や二酸化炭素排出量は小さいなどとする調査結果をまとめたそうだ。しかし、宅配などの仕組みを活用しリサイクル率を高めたり、充てん工場から販売地までの輸送距離を100キロメートル未満に短縮することで、リサイクルより、リユースの方が環境負荷が少なくできるという。
http://blog.goo.ne.jp/wa8823/e/aba1345cf7e797ea02c2463b5870fe98

 私たちが望むのは、無数のペットボトルをリユースしたりリサイクルしたりしてもらうことではない。使い捨て容器の生産量に規制をかけ、できるだけ使い回しのビンや水筒を使った方が「トク」になるようなシステムを構築しムダを省くこと、回収率をあげるためのデポジット制を導入すること、などだ。
 携帯電話にしても、行政が回収キャンペーンをはるのではなく、メーカーが自ら回収するようにしてほしい。
 生産者や販売者が本来果たすべき責任を税金で肩代わりするような現在のごみシステムを見直し、自治体の責任で回収・処理するごみとそうでないごみの区分を徹底的に見直すべき時期が来ているように思う。

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2009年6月 1日 (月)

温暖化で死者年間30万人!

 温暖化で死者が年間30万人に上っていると、アナンさん率いる「グローバル・ビューマニタリアン・フォーラム」が公表したとのこと。
 日本ではまだ麻生首相が中期目標を決めかねているが、今日からドイツで2013年以降の温室効果ガス削減について話し合われている。

http://www.47news.jp/CN/200905/CN2009053101000305.html

温暖化で年30万人死亡 12兆円の経済損失と報告書
 【ロンドン31日共同】地球温暖化に関連した自然災害などによる死者が世界全体で毎年約30万人に上るとの報告書を、国連のアナン前事務総長が率いるシンクタンクが31日までに公表した。
 報告書は、温暖化によって世界の3億人超が深刻な影響を受け、経済的な損失は年約1250億ドル(約12兆円)と推定。2030年までに温暖化による死者が最大で年50万人に達し、経済的な損失は年3400億ドルに上る可能性があると指摘した。
 報告書を出したのは、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」のパチャウリ議長も理事を務める「グローバル・ヒューマニタリアン・フォーラム」(本部・ジュネーブ)。英紙ガーディアンによると、パチャウリ議長は報告書を「現時点では最も妥当性のある試算」と評価している。
 報告書は、有効な温暖化対策が取られなければ、温暖化によってもたらされる飢餓や健康被害の問題が拡大し、社会的、政治的安定への脅威になると強調。温暖化による自然災害の死者の99%が途上国に集中しているとし、途上国の被害緩和などに先進国が積極的に関与するよう求めた。

http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/m20090531023.html

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2009年5月25日 (月)

どうなる?!温暖化対策の中期目標

 5月24日に行われた「地球温暖化問題に関する懇談会」の議事次第が先ほど公開された。もちろんテーマは、地球温暖化対策の中期目標について。
 「各国の公平性」などをいいわけに「選択肢2」を選んでいる日本商工会議所には大変失望した。
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tikyuu/kaisai/index.html

 経団連も商工会も、中期目標を高く設定すると「失業者数の増加」を招くと周りを脅しながら、要は自分の目先の利益を守ることしか考えていないように思えてならない。

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2009年5月20日 (水)

火力発電所でバイオ燃料の利用拡大すすむ 輸入チップは製紙原料と競合?

 昨日(2009.5.19)の日経新聞夕刊によると、電力会社は火力発電所でのバイオマス燃料の利用をすすめているとのこと。
 「新エネルギー等電気利用法」により、一定量の自然エネルギー導入を義務づけられているため、CO2排出ゼロとみなされるバイオマス燃料を利用することで、2008年度—2012年度の平均で発電量あたりのCO2排出量を1990年比で約2割削減する計画をクリアするための対策だという。
 バイオマス燃料を石炭に混ぜて使う電力会社は次のとおり。

 ○沖縄電力(2万トン)2010年度(予定)※地元で発生する建設廃材を利用。具志川火力発電所の出力15.6万キロワットの2基の発電機で石炭に重量比で最大3%混ぜて使う予定。
 ○中部電力(30万トン)2009年度(予定)※オーストラリアからの輸入チップを利用
 ○関西電力(6万トン)2008年8月 ※輸入(注1)
 ○中国電力(2万−3万トン)2007年8月 ※間伐材など
 ○北陸電力(1万—2万トン)2007年7月 ※樹皮や木くず
 ○四国電力(1万トン強)2005年7月 ※樹皮など

 沖縄では、地元の廃棄物処理会社が共同で作った施設で建築廃材を砕いて不純物を除き、ペレット状に加工した燃料を使うそうで、ごみ問題とCO2削減を同時に解決。中国電力や北陸電力、四国電力も使い道のない樹皮や間伐材などを使うため、地元に喜ばれていることだろう。
 中部電力や関西電力は、チップを輸入に頼る方が安定的に大量に使えるのはわかるが、まずは少量でもいいのでぜひ地元の廃材や端材などを使うべきではないだろうか?カウントされないとはいえ、輸入時に排出されるCO2排出量はバカにならないし、オーストラリアからの輸入チップは原始林からの木も入ってきている可能性が高い。おそらく製紙原料と同じようなユーカリチップを輸入するのだろうから、バイオマス燃料とはいえ、それを燃やすことがなぜ環境によいのか疑問だ。近場の建築廃材や間伐材を利用する途をぜひ探ってほしい。
 そういえば東京電力は…?

(注1)関連ブログ 関電 バイオマス発電開始ー木質ペレットは外材?

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2009年5月 1日 (金)

温暖化対策の中期目標 パブコメ募集中

 地球温暖化対策の中期目標に対し、内閣官房がパブリックコメントを募集している。
 詳しい内容は下記のとおり
http://www.kantei.go.jp/jp/singi/tikyuu/kaisai/dai07kankyo/tyuuki_iken_syousai.pdf

 このままでは、産業界から「動員」された人たちが、かなり低い目標値での案を大量に出すそうだ。そうした意見をとおさないためには、高い目標案を提出しなければならない。
 締めきりは5月16日だが、連休中の時間のあるときにでも書いておきたい。

 もし、参考意見を知りたい方は、↓のサイトをどうぞ!
http://www.maketherule.jp/dr5/sites/default/files/PublicCommentMtRSample.pdf


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2009年4月26日 (日)

米国のCO2地中埋蔵プロジェクトに大成建設参加

 日経ネットによると、大成建設がCO2の地中埋蔵事業に参入するそうだ。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090423AT1D220BR22042009.html

大成建設、CO2地中埋蔵に参入 まず米で地盤解析事業
 大成建設は地球温暖化対策として期待される二酸化炭素(CO2)の地中封じ込め事業に参入する。地盤解析の技術を使い、長期間の封じ込めに向く地層かどうかを診断するサービスを米カリフォルニア州のプロジェクトなどに提供。将来はプラントの建設受注も目指す考え。国内の建設市場が伸び悩む中、強みを持つ技術をテコに成長する環境関連市場を開拓する。
 CO2を回収し、海底下などの地中に貯留する「CCS技術」を使えば、世界のCO2排出量の80年分に相当する量を封じ込めることができるとの試算もある。大成建設が参加する米国のプロジェクト「WESTCARB」は発電所から出る年間25万トンのCO2を貯留する計画で、2011年にプラントが稼働する予定。(07:02)

 CO2の地下埋蔵は、CO2を手っ取り早く減らせるという点で必要な技術かもしれないが、埋める場所も資源も有限なのだから、地球環境問題の根本的解決にはならない。やはり、再生可能なエネルギーの開発や省資源化技術の向上に努力する必要がある。

 それにしても、昔は地面を掘ればお宝が埋められていたものだが、今地中に封じ込めようとしているのはCO2や高濃度に汚染された放射性廃棄物ばかり。
 私たちの子孫がうっかり掘り出したりしないことを祈る!

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2009年4月17日 (金)

非木材紙ならケナフより伝統的な和紙で紙漉を

 吉野町で伝統の和紙作りを見学した。
 非木材紙は、木を伐らない→森を守る→環境にやさしい、と誤解している人がいて困るが、それはさておき、伝統的な和紙はやはり芸術で、和紙作りは製紙産業ではなく伝統工芸だとあらためて思った。
 吉野の和紙はミツマタでは作らずコウゾで作る。のりはノリウツギを使うのだそうだ。1月に2年以上たったコウゾを収穫し、蒸して繊維になる皮をはぎ、川で晒し、何時間も煮て、叩く。気の遠くなるような作業だ。まさにスロースタイル。

 10年ほど前から、ケナフの紙漉が流行っているが、さすがに最近は下火になりホッとしている。
 わざわざ外来種を植える必要はないし、CO2をたくさん吸うといっても所詮一年草。炭素固定できないのに、何で「温暖化防止の切り札」なのかわからないが、紙として炭素固定するという考えなのだろうか?紙になるまでの仮定で、ケナフが吸収した以上にCO2を出すのは当然だし、非木材紙は歩留まりが悪く生産効率も悪いので、木材紙よりエコだという根拠はない。「外国の森を守るため」というのなら、紙の消費量を減らし、再生紙や森林認証紙を普及させる方がはるかにエコだ。
 非木材紙の紙漉を楽しみたいなら、ケナフではなく、コウゾやミツマタ、タケ、クズ、稲藁など、昔ながらの原料を使うべき。

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2009年4月14日 (火)

アマゾンがCO2排出源に!

 英国の全国紙Independent(2009.3.6)に、「Science誌に発表された研究によると、2005年のある期間、アマゾンの熱帯雨林は二酸化炭素を放出する側にまわった」と発表されたと、JATAN NEWS(2009.3.24)に掲載されていた。

 「4年前のアマゾンの乾期、突然の厳しい旱魃により、アマゾンは20億トンの二酸化炭素を吸収する代わりに、差し引き約30億トンを放出した。そして旱魃後、大気中には、ヨーロッパと日本の年間二酸化炭素排出量を超える5億トンもの余剰二酸化炭素が残された」

 論文の筆頭著者はリーズ大学のOliver Phillips教授で、13カ国を代表する70の科学者が貢献したこの研究では100の森林調査区で10万本以上もの木が調べられたという。
 この2005年の旱魃は、太平洋のエルニーニョ海流の温暖化によってもたらされたものではなく、熱帯北大西洋における海水面の異常な気温上昇によるものだったそうで、温暖化で増えると予測されるタイプの旱魃だそうだ。
 「見た目にはほとんどの森林に影響がなかったかのように見えるが、研究データからは、木の古紙率が上昇したことがわかる。また、森林が広大なため、わずかな変化でも合計では地球の炭素循環に大きな影響を与えてしまうのだ」

とOlever教授。

 最大の炭素貯蔵庫であるアマゾン熱帯林のCO2が今後も放出にまわるとしたら地球はどうなるか・・やはり「明日のエコでは間に合わない」ことを日本政府も早く認識してほしい。経済対策のために、高速道路を土日1000円にしている余裕はもうないのではないか。

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2009年4月 9日 (木)

「温暖化に荷担しない食べ方」のポイントは

 枝廣淳子さんの配信している「Enviro-News」に、シューマッハ協会の「食と気候変動」(キャサリン・クラーク)の記事が紹介されていた。
 それによると「人的要因による温室効果ガスのうち18%が畜産業だけから排出されている。この量は運輸産業全体が排出する量の合計を上回っている」のだそうだ。畜産業に加えて、化石燃料と化学肥料にたよる農産物の生産が、気候変動問題の一因になっているとのこと。食料生産と気候変動の関係に精通している人物であるアンナ・ラッペは「食糧生産に起因する温室効果ガスの総排出量を全体の31%と推定」しているようだ。
 確かに、フードマイレージの計算をしていると、一般家庭で使用するガソリンからのCO2より食卓からのCO2の方が大きいことがわかる。我が家など、国産野菜と米飯中心の食生活だが、それでもフードマイレージは小さくはない。ケーキとコーヒー、ビール、外食をやめればかなり減りそうだけれど、今はまだちょっとやめられない・・。しかし、これを読むとまだ他にも減らす余地はありそうだ。
 温暖化に荷担しない食べ方のポイントは次の5つとのこと。
1. 化石燃料や工業的に生産された農産物は買わないように、オーガニックや無農薬の地元産のものを選ぶ。
2. 肉の消費量を減らす。
3. カーボンフットプリントを減らすため、食べ物をできるだけ丸ごと、自然な状態で食べる(加工に大量のエネルギーを使うため)。
4. 地元の農産物を買う。
5. 簡易包装の食品を買う。

 以上だが、勝手に付け加えさせてもらうと3とも関連するが、「6.遺伝子組み換え食品や体細胞クローン家畜由来食品は買わない」。

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2009年1月 4日 (日)

20年ぶり 地熱発電所新設

 原発や石炭火力におされ下火になってはいたが、最近また地熱発電に注目が集まっているようだ。風力や太陽光と並んで地球環境へのインパクトの小さいこと、火山国としての日本の特性をいかした国産エネルギーであることなどがその理由。
 三菱マテリアルとJパワーは約400億円を投じて出力6万キロワットの発電設備を秋田県湯沢市に新設する。また、日鉄鉱業と九州電力は鹿児島県霧島市の既存の地熱発電所に隣接して新たに3万キロワットの発電所を建設し、さらに数百億円を投じ6万キロワット分の新設備も検討、周辺の地質調査を進めるとのこと(2009.1.3 日経新聞)。

http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090104AT1D250E502012009.html

 

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2009年1月 2日 (金)

自然エネルギーで「質」の高い生活を未来へ

 1・2号機の廃炉が決まった浜岡原発で、5号機の事故が頻発しているようだ。11月に手動停止し、12月27日に再起動したばかりの5号機が30日にまた手動停止した。
 中越沖地震の影響で全7機が停止し復旧作業中の柏崎刈羽原発でも事故や火災が相次いでおり、火災は地震以降6件も起こるなど、安全性も生産性も原発の信頼度はきわめて低い。
 いくら建設費用が安いからといって、石炭火力発電の増設も問題だが、原発による発電はCO2削減になるという昨今の「大義名分」も怪しい。
 グリーンピース・ジャパンのメルマガNo.110によると、原発はウラン採掘などに大量の化石燃料を必要とする上、CO2以上に温室効果の高いハロゲン化合物を使用するという。

(一部抜粋)原子力にはうなぎのぼりの資本コスト、放射性廃棄物の蓄積、安全面や保険面での問題、核兵器拡散、またごみ問題を拡大する高価な原子炉の破棄などがつきまといます。

原子力が「炭素を使わない」、したがって地球温暖化解決策であるという主張は、ウラン採掘、製粉、濃縮、輸送、工場建設、再処理などなど、大量の化石燃料を必要とする核燃料サイクルを度外視しています。また、原子力はオゾン層破壊が顕著で、二酸化炭素以上に地球温暖化に影響を与えるハロゲン化合物を使用します。
今秋、スタンフォード大学のマーク・Z・ジェーコブソン博士は、「地球温暖化ソリューション・レビュー」を発行しました。その中で博士は、様々なエネルギー源から発生する温室効果ガスのCO2換算をした生涯排出量を比較しています。これによると風力、集約された太陽エネルギーは1kW時の電力に対し3〜11グラムのCO2を排出。地熱発電や従来の太陽光電力は16〜64グラム、また波・潮汐・水力エネルギーではCO2排出量が34〜71グラムです。原子力電力は1kW時あたりCO2排出量68〜180グラム。 博士は、「石炭…そして核は、利益が少なく、機会費用の損失を表す」と結論づけています。原子力に投入される1ドルごとに諸々の貴重な資源が必要となるため、結果として原子力は地球温暖化を進めてしまうとしています。
(中略)
産業社会に気づいてもらいたいことは、より少ないエネルギーや資源の活用でも、真のクオリテイ・オブ・ライフ=生活の質向上を果たすことができるということです。採掘を執拗に繰り返したり、有毒なゴミを子孫に残さない方法でも、私たちはより豊かな環境を作り出すことが可能なのです。


産経ニュース「浜岡原発5号機、原子炉また停止 静岡」↓
http://sankei.jp.msn.com/region/chubu/shizuoka/081231/szk0812310245000-n1.htm
47NEWS「柏崎原発でまた作業事故、火災も相次ぎ立ち入り検査」↓
http://www.47news.jp/CN/200812/CN2008120901000786.html

 sun旧年中はお世話になりありがとうございましたsun
 fuji今年もどうぞよろしくお願い致しますshine


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2008年12月17日 (水)

輸送マイレージに配慮 米ぬか油のインキ

 東洋インキがサンエー印刷と米ぬか油を使用したインキを共同開発したそうだ。
 北米産の大豆を使用した大豆油インキに比べて、ほとんど国産の米ぬかを使うため、輸送マイレージが少なくなりカーボンフットプリントが少ないそうだ。
 おそらく、従来のインクの原料だった廃食油や大豆油がバイオ燃料ブームのせいで高騰し入手しづらくなったため開発したものだろうが、国内資源の有効利用という見地からもCO2削減の見地からもとてもよいと思う。
 大豆インクがエコであるかのように印刷用紙などに記載されているのを見るにつけ、遺伝子組み換え大豆の利用拡大に危機感を持っていたので、その使途が減るのもうれしい。

http://www.monz.co.jp/2008/12/post_785.html

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2008年12月12日 (金)

ベンリな「クレジット方式」

 私の中で、今年の流行語大賞は「クレジット方式」。
 CO2を相殺するため、「○○にクレジット(排出権)をつける」とか「クレジットを買う」という言葉をよく聞いた。
 最近聞いた「クレジット」は、コピー用紙のグリーン購入法基準変更に関して。間伐材の使用促進のため、製紙工場内で紙を作る際に間伐材チップを使えば、その分だけコピー用紙に間伐材を使ったとみなされ、コピー用紙の総合評価に加点されグリーン購入法の基準をクリアできるというのが「クレジット方式」だ。
 なぜそんなややこしい方式がとられるかというと、間伐材(とりわけスギ間伐材)でコピー用紙を作るのが難しいため。しかし他の紙に比べ、コピー用紙は身近な存在だから「間伐材使用」をユーザーにアピールできる。
 適当な紙を間伐材で作り、間伐材使用のためのコストと「間伐材使用」名義をコピー用紙に転嫁すれば、グリーン購入法基準クリア!・・・ってクレジット方式ってホント便利。
 でも、なんだか詐欺っぽい気もするけど…。

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2008年11月14日 (金)

セブンもLED照明に

 日経新聞(2008.11.13)によると、セブンーイレブン・ジャパンは12月から、新たに開業する全コンビニの看板や屋外照明の光源に、LEDを採用するそうだ。
 これにより、従来の蛍光灯に比べて電気使用量を約75%節減出来るとのこと(CO2換算で1店あたり1.8トン削減できる計算)。

 ローソンは2009年3月から、看板などの他、店内の照明器具にもLEDを使うといっているので(「ローソンが照明をLEDに切り替え」)コンビニのエコ度は深夜営業規制をけん制するためか、高まっている。
 ついでにレジ袋も有料化してくれればー。

 それにしても、デパートはエコ化されているのだろうか?デパートは旧態依然としていて、コンビニよりエコ化が遅れているようにみえる。ブランドイメージを大切にするのはよいが、高級感=過剰包装ではないはず。

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2008年10月11日 (土)

食卓からでるCO2は車より多い?(2) 天ぷらは国産露地物でも贅沢?

 気になったので、「食卓からでるCO2は車より多い?(1)」に引き続き、一番値の低い「露地物や国産の食材を使用した場合」の天ぷらのカーボンフットプリントを計算してみた。
2.29kg-CO2 x 365 = 835.85kg-CO2

 ご飯が1kg-CO2として
3.29kg-CO2 x 365 = 1200.85kg-CO2

 車並みにCO2排出量を抑えるとして、あと約1100kg-CO2食べられる。1日3食食べるとしてあと2食だから各550kg-CO2。ご飯の分をのぞくとおかずは185kg-CO2・・・たった185で何が食べられるだろう?庭で採れたキュウリの浅漬けくらい?

 たった4種類(イカ、エビ、ナス、ピーマン)の天ぷらに大根おろしをつけて食べただけでも、CO2排出量を車程度に抑えるとなると、あと2食はかなり粗食になるということだ。
 天ぷらだからCO2排出量が特に多くなるということでもなさそうだから、やはり家庭の食卓から出るCO2は、車より多いということは間違いないように思う。

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食卓からでるCO2は車より多い?(1)

 「車に乗らないことが一番のCO2削減」とよくいわれるが、本当だろうか?
 もちろんそういう家庭もあるだろうが、輸入物やハウスで加温栽培されたものばかりを食べている人たちは、食べ物のカーボンフットプリントを一度考えた方がよさそうだ。
 この↓「2006食育実証研究発表会の報告」によると、
http://nipponsyokuiku.net/syokujosei/003/happyo_1.html

1「空輸や遠隔地からのトラック輸送、ハウス栽培の食材を使用した場合」、2「露地物や国産の食材を使用した場合」、3「船便やハウス栽培の食材を使用した場合」の3種類の天ぷらを比べると、1が18.59kg-CO2、2が2.29kg-CO2、3が3.18kg-CO2になるという。
 つまり、1のような食生活を1日1回でもしていれば、1年間で
18.59kg-CO2 x 365 =6785.35kg-CO2

 では車のCO2排出量はどれ位だろうか。
http://allabout.co.jp/house/kankyosumai/closeup/CU20080610A/
↑によると、通勤に使わない自家用車は年間1万キロ走行するといわれているそうで、燃費10km/Lとした場合、年間に消費するガソリンは1000Lとして、
1000 x 2.3kg-co2(係数)= 2300kg-CO2

 1日1食、3の食材を使った天ぷらを365日食べただけで、車の年間排出量の3倍ものCO2を排出していることになる。
 もちろん毎日天ぷらを食べる人はいないだろうが、問題は天ぷらではなく、空輸やハウス栽培の食材を利用するということがいかにCO2を大量に排出するかということなので、空輸で届く食材、つまり輸入アスパラガスやアメリカンチェリー、輸入イチゴなどは、信じられないくらい贅沢な食べ物だということだ。
       つづく

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2008年9月21日 (日)

紛らわしいったら…

 最近、いろんな環境用語が増えてきて、ハタととまどうことがある。
 以前はフットプリントといえばエコロジカルフットプリントをさすことが多かったし、そのあたりと、フードマイレージやウッドマイレージ(ウッドマイルズ)を抑えておけばその関連の環境指標は事足りた。しかしいまや、単にフットプリントといえばカーボンフットプリントをさすことが多いし、マイレージはとんと聞かなくなった。
 そういえば、最近エコリュックサックもあまり聞かない、と思ったら昨日の環境フェアで、米国、日本、中国と書かれた3つのエコリュックサックらしきものが展示されていた。米国が一番重く、中国が軽い。日本は中間。でもこのリュックの中身、どうもカーボンフットプリントのように見える。

 カーボンニュートラルにカーボンオフセット、バーチャルウォーターにウォーターフットプリント・・・アーア、どいつもこいつも紛らわしいーーshock

<追記>
 エコリュックサックに見えたのは、「すとっぷおんだん館」の貸出グッズ「エネルギーのかばん」だったらしい。中に1人1日あたり使用する石油換算のエネルギーが詰まっているのだそうだ。

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2008年9月 4日 (木)

紙も来年度からCO2表示はじまる

 味の素やサッポロビールが来年から一部商品のCO2排出量表示を表明しているが、いよいよ紙もCO2の「みえる化」が進む。経産省では2009年度から「カーボンフットプリント制度」を試行実施するそうだ。

 「カーボンフットプリント制度」は、各種商品にCO2排出量を表示する制度で、消費者が大型小売店などで排出量を見比べながら商品を選べる。紙関連では、家庭紙や封筒・ノート・手帳類など紙製品、コピー用紙などが対象になると見られる。  今回の指針案によると、CO2排出量は商品の(1)原材料調達(2)製造(3)流通・販売(4)使用(5)廃棄・リサイクル-の5段階で算定する。商品には、これらを合算した「CO2排出量の絶対値」を表示する。表示方法は、「カーボンフットプリント制度」の運用団体が定める共通マークを使用する。(紙市場2008.9.3より抜粋)
http://www.beitsubo.com/news/article.asp?news_id=14633

とのこと。来年は紙をC02排出量で選べそうだ。
 いずれは輸入紙もCO2排出量が表示されて店頭に並ぶのだろうが、例えば、インドネシアの熱帯林を破壊して作ったユーカリプランテーションチップによるコピー用紙のCO2排出量はどこまでカウントされるのだろう?実際は膨大でも、表示義務のある排出量は原材料調達から廃棄までを算出したものだから、熱帯林を伐採したことによる実際のCO2排出量は算出外だ。 
 そういうものまでカバーしないと、カーボンフットプリントの本来の目的は達せられないと思うのだが…。
 また、CO2以外の環境負荷の表示義務もほしい。

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2008年9月 3日 (水)

エコワットで消費電力をチェック

 我が家の家電の消費電力を借りてきたエコワットで調べてみた。

  調査家電:時間/kwh/kg-co2/料金
○冷蔵庫(中):24時間/3.31/1.83 / 72円
○冷蔵庫(弱):24時間/2.75/1.52/ 60円
○パソコン(使用中):30分/0.06/0.03/ 1円
○パソコン(スリープ):10時間/0.18/0.09/3円
○掃除機:7分/0.09/0.04/2円
○携帯充電:90分/0.02/0.01/0円
○除湿器:60分/0.25/0.13/5円
○換気扇(15cm):30分/0.01/0.00 0円
○扇風機(弱):60分/0.02/0.01/0円
○炊飯器(玄米3合を4時間の発芽玄米コース・高圧で炊いた場合):4時間56分/0.25/0.13/5円
○炊飯器(白米3合・低圧):30分/0.16/0.08/3円
○洗濯機(水位・中):1時間13分/0.16/0.08/3円

 なんといっても、冷蔵庫がバカにならない料金sign03
 掃除機や除湿器も大きいけど、使う回数を減らせばすむ。炊飯器もまとめ炊きしているから、毎食時使うわけではない。
 古い大型冷蔵庫を使い続けるより、省エネタイプを買いなおした方が安くつくというが確かに本当らしい。冷蔵庫製造時の環境負荷と廃棄の負荷、その他諸々を考えても買い直した方がよいのかもしれないが・・でもなぁまだ使えるし・・と思うと結論は先延ばしにー。

 折しも電力会社から「電気料金見直しのお知らせ」が届いたsweat01

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2008年8月31日 (日)

MAKE the RULEキャンペーン

 MAKE the RULEの学習会に参加した。MAKE the RULEとは、温室効果ガス削減目標をもち、そのためのルール(しくみ・法律)を作ろうという気候ネットワークなどの呼びかけだ。
 一人ひとりの削減努力も大切だが、その程度ではラチがあかない。産業界にガンバッテもらうには環境税などの法律は絶対必要。でも、我々一般人がこの学習をするより、政治家に勉強してほしいが、まず草の根からということなのだろう。

 署名など、キャンペーンについては下記サイトをご覧ください。
http://www.maketherule.jp/dr5/

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2008年8月30日 (土)

関電 バイオマス発電開始ー木質ペレットは外材?

 バイオマス燃料を使う関西電力の石炭火力発電所(京都府舞鶴市)1号機が本格稼働したそうだ。木くずなどを固めた木質ペレットを石炭に混ぜて燃料にし、年間9万2000トン分のC02を削減するとのこと(石炭消費削減量は年4万トンー関電HPより)。
 木質ペレットの使用量は年6万トン。この火力発電所の出力は90万キロワット、フル稼働時には約200万世帯分の電力をまかなえる。石炭だけより多少コストは上がるが、環境対応の一環として実施するそうだ。
 海外では自然エネルギーにシフトしているのに、日本はCO2排出量の多い石炭火力発電所ばかり稼働させているからどうなっているのだろう?と首をかしげていたが、将来的にすべての石炭火力が木質系バイオマス発電などに転換できるならまぁいいかー、と思って調べてみたら、現状ではこの1号機、重量比で約3%の混焼率だから先は遠い。すべての石炭火力発電所どころか、この1号機の混焼率を上げるだけでも大変だ。
 しかも、この↓新エネルギー新聞ブログによると、これに使う木質燃料は北米から調達するそうだ。
http://new-energy.jp/blog/archives/2006/04/post_368.html

 輸入した方が日本の森林から作るより安いのだろうが、せっかくのバイオマス発電なのだから、日本の建築廃材や林地残材、建築端材、間伐材などを利用できないものか。ウッドマイレージを考えると、輸入木質バイオマス発電がカーボンフリーなどとはとても思えない。

http://www.nikkei.co.jp/news/retto/20080829c6b2902s29.html

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2008年8月24日 (日)

熱帯林地主に代価を払い、温室効果ガス削減を

 フェアウッドマガジンによると、温室効果ガス削減の最も安価な方法は、熱帯林地域の地主に代価を支払って伐採を抑制し、熱帯林を維持することだという論文が発表されたとのこと。 

2008/07/21 WIRED SCIENCE:温室効果ガス削減の安価で自然な方法は熱帯林の維持 『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)の最新号で発表された論文で、二酸化炭素を大量に吸収する熱帯林を現状のまま維持した場合の費用を計算した結果、エネルギー経済を転換する試みと比較し、安くつく事が示された。オハイオ州立大学のBrent Sohngen教授(農業経済学)ら経済学者と生態学者からなるチームは、熱帯林地域の地主に代価を支払って伐採を抑制すると仮定して、3通りの試算で炭素固定の効果と費用を計算した。次の20年間で森林伐採を10%遅らせる場合の費用は、年間4億〜17億ドルで、毎年約5億トンのCO2を吸収できる。森林伐採を50%に減少させる費用は170億〜300億ドルで、毎年20億トンを超えるCO2を吸収できる。20億トンといえば、米国が排出する温室効果ガス全体の約3分の1に相当する。 原文はこちら http://blog.wired.com/wiredscience/2008/07/a-cheap-natural.html

 確かに下記の表「土地利用の変化と森林業からのCO2排出が最も多い10カ国とその排出量(2000年)」を見ると、CO2排出が多いのは熱帯林のある国が並んでいる。
http://www.earthpolicy.org/Indicators/CO2/2008_data.htm#table6

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2008年7月26日 (土)

フェアな木材を使おう

 熱帯林の保全と適正な利用の両立について考えるため、フェアウッド(環境・社会に配慮された木材)ワークショップが開かれるそうだ。
 会場は東京と大阪の2カ所。

 7月29日(火) 10:30~17:30 東京
 7月31日(木) 10:30~17:30 大阪

詳しくは下記へ。
http://www.fairwood.jp/library/event/workshop2008.shtml

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2008年7月14日 (月)

「ボクは杉が可哀相でならない」

 この土日、森林研修会に参加した。
 『ことわざの生態学』(丸善ブックス)や『森の文化史』(講談社学術文庫)の著者であり、国民森林会議会長である只木良也先生も講師としてご同行してくださった。
 帰路、幸運にも途中まで先生と同じ電車で雑談する機会に恵まれた。表題はこのとき先生のおっしゃった言葉。
 「日本の森林が吸収するC02の75%は、杉や桧の人工林が吸収している。それなのに、近頃では杉は邪魔者扱いされてしまって・・」というのがその理由だった。
 日頃から、スギやヒノキの人工林が広葉樹林より劣るといわんばかりの風潮に怒っていた私は、先生の言葉に心から同意し、「人工林は日本の森林面積の40%しかないのに、CO2は75%も吸収しているのですか」と尋ねると、先生の試算ではそうなるとのこと。
 比叡山での研修中、ご案内いただいた延暦寺のお坊さんも「弁慶の水」のところで立ち止まり「この上は針葉樹の人工林ですが、一日480トンも水が湧きます」とおっしゃっていた。
 森林は、日本の貴重な資源。針葉樹の人工林を広葉樹林に転換したり、混合林化したりするのがここ十年程の流行りだが、見た目や個人の好み、一時的なブームだけで安易に結論を出さず、広葉樹植林の際はもう一度よく考えてほしい。

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2008年7月 9日 (水)

NGOのサポートは温暖化防止の一助

 洞爺湖サミットで、G8首脳が2050年までに温暖化ガスを現状に比べて50%削減することで合意したとのこと(数値は見送り)。最低ラインはクリアしたが、懸案事項はまだまだ山積している。
 森林破壊が地球温暖化の促進に2割影響しているといわれながらも、破壊され続けている森林がある。20年間も地道に森林保全活動に取り組んできた熱帯林行動ネットワーク(JATAN)が今、資金難に直面している。
 以下は、JATANからの文章を抜粋。

 私たちにとって今やもっとも身近な木材製品であるコピー用紙が、この泥炭湿地林をも破壊してしかも安価に供給されているということはまだまだ知れ渡っていません。この問題はJATANにとって見過ごしてはならない重大な問題です。  この問題の解決のために、JATANはまず当該製品の国内流通の縮小を達成させたいと考えています。現地と国内で最新の情報を収集し、各調達者への取扱い検討の要請を行います。その後、現地企業に対し、湿地林を含む天然林の原料不使用を訴える活動につなげていく予定です。  もちろん多くのボランティアの協力を募りたいと考えていますが、同時に専属のスタッフもやはり必要です。しかし今のままでは資金が足りません。ぜひこのプロジェクトを推進するために、JATANへと投資していただきたいと思います。  ご寄付は、浄財はもとより、商品券や未使用切手のような金券の寄贈も歓迎致します。  その他、団体の安定した収入のために、JATANでは以下のための情報やご協力を常時求めています。

・ 会員拡大
・ エコロジカルでCSRのしっかりとした企業との協働
・ 森林破壊に関する研究調査などの委託事業
・ JATAN刊行物の委託販売

 紙原料やバイオ燃料のために、インドネシアの泥炭湿地林を破壊することから、大量のCO2が排出している。
 地球温暖化を防止するためには、電気をコマメに消す、などの他にもたとえばこういう団体をサポートすることが必要だと思う。

◎JATAN(熱帯林行動ネットワーク)ホームページ
http://www.jca.apc.org/jatan/

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2008年6月22日 (日)

ローソンが照明をLEDに切り替え

 現在31店舗でLED照明を導入しているローソン、2009年3月以降に出店する店舗は原則としてLED照明を使うそうだ。
 蛍光灯をLEDに切り替えることで、CO2の排出量を50%も削減できるとのこと。
 そういえばこれまでLEDは、ダウンライトとかイルミネーションにしか使えないイメージがあったが、LED蛍光灯というものも最近開発されたというから、もしかしてローソンで使うのもこのタイプかも?
 しかも、LEDは従来の照明と違い熱が出ないので、その分冷房効率もよくなるとか。
 ローソンの場合、一店舗あたり年間5トンのCO2が削減できるそうだ。

http://www.shopbiz.jp/contents/FC20080619/2486_003.phtml

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2008年6月19日 (木)

ヨーカ堂の野菜が全部国産に!?

 セブン&アイ・ホールディングスが農業に参入するそうだ。
 3年以内に全国10カ所に農業生産法人を新設し、生産した野菜をイトーヨーカ堂で販売する。
 ヨーカ堂は現在生鮮野菜の93%は国産だそうだが、これにより国産率100%近くになるらしい。まずは千葉県内の農家から借りた農地で、ヨーカ堂が派遣する社員らが大根やキャベツ、ホウレンソウなどを作るとのこと。
 セブンイレブンやヨークベニマルででた販売期限切れ食品や野菜くずで肥料を作り、その肥料で育てた野菜をヨーカ堂の店頭に並べたり、デニーズで使ったりーと、まさに循環型社会のモデルをグループ内で実現する。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080619AT2F1900K19062008.html

 熱帯林保全にも乗り出すなど、最近のセブン&アイの環境対策は進んでいる。
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080605/biz0806052016013-n1.htm
 

地球温暖化防止に向け、セブン-イレブン・ジャパンやイトーヨーカ堂などを傘下に持つ流通最大手のセブン&アイ・ホールディングスは5日、国際熱帯木材機関(ITTO)を通じて原生熱帯林の保全に乗り出すと発表した。初年度(平成21年度)の援助額は1億円前後で、二酸化炭素(CO2)120万トンの排出削減効果があるという。

 これにより、セブン&アイが店舗などで年間排出するCO2約230万トンの半分以上がカバーできるそうだ。

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コンビニ時短に反対する業界

 コンビニの深夜営業の自粛を業界に求めていくことを決めた京都市と埼玉県。神奈川県や長野県でも業界へ自粛要請を検討しているそうだが、業界は反対姿勢を打ち出している。
 業界は、配送が昼間に集中すれば渋滞を招きかねないことや営業してなくても冷蔵・冷凍機器などを止められないから「二酸化炭素削減効果は微々たるもの」というが、一軒分の削減効果は微々たるものでも日本全国で深夜営業をやめたら相当削減効果がありそうだ。
 もちろんコンビニだけでなく、深夜営業のスーパーやファミレスも時短にふみきればかなり効果大。
 病院や交番など夜中でも必要な施設は別として、「不夜城」に慣れた私たちの生活を見直すときが来ているのかも知れない。

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008061702000112.html

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080617AT3S1701817062008.html

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2008年6月 9日 (月)

LCA比較 マイバッグ vs レジ袋

 実はひそかに気になっていた。いろいろなマイバッグが出ているが、本当はどの程度エコなのか?
 マイバッグを7〜8枚持っている。ほとんどがどこかの市や県が環境イベントなどで配っていたものだが廃傘を利用して自分で作った物もある。
 一番愛用しているのが、一番安いと思われる薄手のポリエステル製。とにかく小さくたためて、軽く、簡単に洗えて乾きも早い。買えば100円程度。
 これを何回使えばレジ袋のモトがとれるのか?
http://d.hatena.ne.jp/muramototomoya/20060509
↑によるとたった2回!

 綿やポリプロピレン製のマイバッグでも12回使えばモトが取れるそうだ。

 やっぱりマイバッグを持とう。たとえ、ゴミ袋にするためたまにレジ袋をもらうことがあったとしても、お気に入りのマイバッグが汚れて新しいのを買ったとしても、こんな簡単にモトが取れるならやっぱりマイバッグをもたない手はないsports

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2008年5月26日 (月)

バングラデシュで温暖化の影響大

 クローズアップ現代によると、バングラデシュでは温暖化の影響で海岸から100kmも入ったところの井戸や水田まで塩辛くなってきたとのこと。そのせいで住民は歩いて1時間もかかる遠くの井戸まで水をくみに行くという。溜池の水を飲んで腸チフスや重度の下痢にかかる人も増えているとか。
 サイクロンが大型化し、高潮によりさらに海水が内陸にまで入りこみ、被害を広げている。稲作地帯なのに田んぼに海水が混じるせいで稲がとれなくなり、住民は飢餓の危険にもさらされている。
 CO2を世界全体の1%ほどしか排出していないバングラデシュがなぜ温暖化の影響をこれ程強く受けなければならないのか、住民は納得できないだろう。地球温暖化の被害はまず貧しい国を襲い、次は食料自給率の低い日本のような国を攻撃してくるのだろうか。

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2008年5月16日 (金)

廃棄物収集・運搬で業界初 CO2排出ゼロ

 古紙や鉄などを回収している山本資源(本社/静岡県袋井市)が資源リサイクル業界で初めてカーボンオフセットを導入。資源の収集や運搬で出るCO2をゼロにする取り組みを始めた。
 英国のカーボン・ニュートラル社からCO2排出権約230トンを100万円前後で購入。保有する車両45台から発生するCO2を今後約2年間にわたって相殺するとのこと。
 偽装が発覚して以来評判のかんばしくない再生品だが、イメージをあげるためにも再生資源事業にこの種の取り組みが広まることはとてもよいと思う。
 
http://www.yamamotoshigen.co.jp/html/service/co.html

http://www3.kcn.ne.jp/~kosi/back785.htm

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2008年5月 6日 (火)

イズミヤ マイバック持参率50%を目標に

 関西を中心に展開するスーパーのイズミヤは、2012年度までにマイバックの持参率を50%に引き上げるそうだ。
 2008年2月末時点での全店平均持参率が33.2%、現在レジ袋を有料化している店舗での平均持参率が80%前後とのこと。レジ袋有料化に積極的な行政や市民団体と協働できる地域から有料化に取り組み、持参率の向上をはかる。
 レジ袋の収益金は地域の環境や社会貢献活動、排出権購入費などにあてるそうだ。ちなみにCO2排出量削減目標は、2012年度に2006年度比で10%削減(約1.5万tのCO2削減)。
 こういう環境に配慮したお店がどんどんふえてくればいいなぁ。
http://www.izumiya.co.jp/press/2008/05/post_104.php

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海水温上昇で海が砂漠化

 海水温が上昇すると海が吸収するCO2の量が減り温暖化がますます加速する、という話は聞いていたが、海水中の酸素も減るらしい。海水温上昇で酸素不足になり、微生物などが生息できなくなる海域が熱帯を中心に拡大していることを米国とドイツの研究チームが突き止めたそうだ。
 このまま温暖化が進めば、「海中の砂漠化」が生じ、生態系に大きな影響を及ぼすほか、漁業資源も減少するとのこと。
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/05/2008050201000010.htm

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2008年4月25日 (金)

新たなバイオディーゼル燃料 ブラジルに煙がまたふえる?

 サトウキビ由来の新しい生産方法によるディーゼル燃料を作るそうだ。米国のアミリス(Amyris)とブラジルのCrystalsevが共同でサンパウロに新燃料実験用の工場を建設するとのこと。
 サトウキビが糖分を多く含むので、燃料を作りやすいのはわかるが、これでまたブラジルがサトウキビだらけになる。ナショナルジオグラフィックの記事によると、ブラジルにはサトウキビを刈り取りやすくするために、収穫前に火を入れる慣行があり、そのためCO2だけでなく協力な温暖化ガスであるメタンや亜酸化窒素が出るそうだ。
 バイオ燃料は本当に温暖化防止に役立つのだろうか?

http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/e nvironment/2382571/2861306
http://eco.nikkei.co.jp/geo/index.aspx?id=20071029b1000b1&page=2

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インドネシアの州1つでオランダ1国分のCO2を放出 野生生物も危機

 WWFによると、インドネシアのスマトラ島中部にあるリアウ州で、州内の森が蓄えてきた大量の炭素が森林破壊によって大気中に放出されていることが、北海道大学との共同調査でわかったとのこと。
 1990年から2007年までの年平均でおよそ2.2億トンの二酸化炭素が、インドネシアの一行政単位であるリアウ州から排出され、この量はオランダ一国分の排出量(1995年時点)の122%に相当するという。
 リアウ州は、アジアゾウの亜種でスマトラ島にだけ生息するスマトラゾウや、同じく固有亜種であるスマトラトラなどの生息地で、森林破壊はこれら野生生物から住み処を奪うことになり、このため過去25年間にスマトラトラは84%減少し210頭に、スマトラトラは70%減少し192頭になったそうだ。
 森林破壊の原因は、パームオイル生産のためのアブラヤシプランテーション(植林)や、紙原料のための植林である。森林破壊につながるバイオ燃料生産やパルプ原料のための木材生産は即刻中止すべきだろう。
 昨年12月のバリ会議で約束された森の保全がまだ守られていないようだ。
http://www.wwf.or.jp/activity/forest/news/2008/20080227.htm

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2008年4月18日 (金)

LED信号機の省エネ力

 「エコでメタボなLED歩行者用信号機」に引き続き、その省エネ力について。
 従来の電球式の車用信号機の消費電力は70w、LEDは12wだそうだ。歩行者用信号機の場合、電球式が60w、LEDが12wとのこと。つまり、LEDの方が車用信号で58w、歩行者用で48w省エネできるのだ。
 このことはつまり…もし日本中の信号機がすべて電球式からLEDに切り替わった場合、9.9億kwhも省エネできることを意味するという。
 これは、原子力発電所0.18基分の年間電力発電量に相当、また約2500万本のスギを植林したのと同じ効果があるそうだ。
 詳しくはココ↓をどうぞ!
http://www.led.or.jp/about/features.htm

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2008年4月15日 (火)

エコでメタボなLED歩行者用信号

 最近歩行者用信号も徐々にLEDに変わってきている。今日見ていて気付いたのだが、赤信号に描かれている人の体型がちょっとメタボなのだ。なぜだろう?と調べてみたら、弱視者に配慮して赤部分を大きくしたということらしい。
 これまでの信号は、周囲の赤い(または青い)部分が光ったが、LEDは中の人間が赤く(または青く)光るので、光るスペースの少ない分を確保するために、これまでのスリムな体型をやめ、ちょっとでっぷりさせたとのこと。特に赤信号の体型の変化が顕著。
 従来の電球式は年に1度交換が必要だったそうだが、LEDは7年から10年に1度でいいから簡便。電気使用量の少ない省エネ機器だから、今後各地に設置数が増え、かわりに発電所が減ればいいなぁnote

○関連記事
白熱電球 vs 蛍光灯&LED
LED信号機の省エネ力

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2008年4月12日 (土)

CO2を海底へ 海洋生物への影響は?

 昨日の日経新聞(2008.4.11)によると、環境省は海底下へのCO2貯留が海洋生物などに及ぼす影響を検証するシステムをつくるそうだ。火力発電所や製鉄所などで出るCO2を回収して地下に閉じこめる技術の普及をめざし、貯留地選定などに役立てるとのこと。
 まず、海底地層からCO2が漏れ出す恐れがないかを予測する仕組みを作るそうだが、もし漏れた場合は貝類などに影響が出るらしい。
 CCS(CO2を地下に閉じこめる技術)はこれまでよいと思っていたが、地震の引き金になるかもしれないという点(「中越地震の引き金はCO2貯留?」)、漏れた場合生物に影響が出るという点で、まだまだ不安な技術のようだ。

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2008年4月11日 (金)

最悪シナリオ上回り3度上昇は避けられない!?

 アメリカのシンクタンク「アースポリシー研究所」は9日、「石油や石炭など化石燃料消費に伴う二酸化炭素(CO2)の06年の排出量は、世界全体で約84億トン(炭素量で換算)に達し、00年より20%増加したと発表した」そうだ。「国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)による最悪のシナリオを上回るペース」だという。
 このままでは、産業革命以前に比べて気温が3度上昇するのは避けられないとのこと。

http://mainichi.jp/select/science/news/20080410k0000e040046000c.html
http://www.asahi.com/science/update/0411/TKY200804100359.html

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自治体の温暖化ガス削減目標

 各自治体から削減計画が出ている。意欲的な自治体もあれば、ヤル気があるのかわからない所もある。
 2010年度の静岡市の温室効果ガス削減目標は90年度比でマイナス37%。数値だけでは一概にはいえないが、とてもヤル気を感じる。
http://www.es-inc.jp/news/001409.html

 今日発表になった松山市もヤル気がありそう。24年度までに17年度比で18%削減をめざすとのこと。
http://sankei.jp.msn.com/region/shikoku/ehime/080411/ehm0804110255000-n1.htm

 長期計画では、「柏市(2030年度に温室効果ガスを2000年度比-25%以上)、千代田区(2020年度に二酸化炭素を90年度比-25%)、横浜市(2050年に市民一人当たり温室効果ガスを2004年比-60%以上)、広島市(2050年度に温室効果ガスを90年度比-70%)」がすばらしい。

 これらの自治体に比べて、削減目標がとんでもなく少ない自治体もあり、温度差を感じる。少ない自治体は、もう少しガンバッテsign03

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2008年4月 9日 (水)

中越地震の引き金はCO2貯留? 

 地中にCO2を貯留することは、温暖化対策の救世主になりうると思っていた。
 しかし、日経エコロジー5月号によると、新潟県選出の風間直樹参議院議員が「長岡市でCO2を地中貯留して以来、中越地震と中越沖地震が立て続けに起きた。しかも震源地はいずれも注入地点から20km前後と極めて近い。因果関係を疑うのは当然だ」と、CO2貯留事業を中止するべきだと主張しているという。
 長岡市以外でも、CO2貯留によって起きたと疑われる地震が米国コロラド州などにあるそうだ。
 主流派の地震学者は否定しているようだが、一部その可能性を支持している学者もいるとのこと。
 地中に埋めることでCO2を減らすことは、コツコツ削減努力するより簡単なので、今もっとも注目されている技術の1つだが(もちろん資源の枯渇の見地から資源保護のための努力は必要)、本当に地震の原因になるようではたまらない。
 とりあえず、原発の近くではCO2を埋めるのは中止してほしい。

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2008年4月 6日 (日)

白熱電球 vs 蛍光灯&LED

 4月から京都議定書で約束した温室効果ガスのカウントがはじまった。ガソリンの暫定税率報道や諸物価高騰の報道に押され、議定書関連の報道は今ひとつ目立たないが、省エネ関連の報道は確実に増えてきた。
 そのうちの1つがコレ。白熱電球の廃止だ。
http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp2-20080405-344744.html

 4年後の2012年までに白熱電球を廃止し、電球型蛍光灯への全面切り替えを完了させるとのこと。全世帯が切り替えた場合、家庭の温室効果ガス排出量の1.3%にあたる約200万トンの削減効果が期待できるという。
 
 「明るくなるまでに時間がかかる」「高額だ」などいろいろ問題は指摘されているが、4年もあれば、技術改善で現在の欠点をカバーするものができるだろう。
 これからはLED(発光ダイオード)※にも期待できる。我家は、一晩中点灯させておく小さい電球にLEDを使っているが、悪くない。点滅にも強いから、ひんぱんに使用する場所にも使える。明るさがまだ足りないので、LED電球で読書するのはムリだが、LEDと蛍光灯を併用すれば今でも白熱電球がなくてもあまり困らない。
 廃止を決めた経産省の決定に久々の拍手!

◎今日の用語:LED(発光ダイオード)
 クリスマスの電飾や懐中電灯、信号機に最近よく使用されている。省電力で長寿命、色もきれい。特に、直射日光があたると色がわかりにくかった従来の信号機に比べ、LEDの信号機の色はとても鮮明だ(ただし発熱しないので雪がつきやすく、雪国には向かないらしい)。

○関連記事
エコでメタボなLED歩行者用信号
LED信号機の省エネ力
電球型蛍光灯のエコ度

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2008年4月 5日 (土)

家電の省エネ

 炊飯器は保温を続けるより、電子レンジで温めた方が省エネだということはよく聞くが、いつも炊くサイズに合った炊飯器でないと消費電力が大きいということは知らなかった。
 5.5合炊き用炊飯器で3号炊くのは、3合炊き用で3号炊くのに比べて電力消費量が約20%も多くなるという。
 また、温水洗浄便座は、常時保温機能が働いている貯湯式に比べ、必要な時だけ加温する瞬間式は電力消費量が約半分とのこと。使用後は便座のフタを必ずしめるのは当然としても、貯温式を採用している便座を使っている場合は早晩買いかえた方が良さそうだ。
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/nakagami/24/index.shtml

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2008年3月15日 (土)

CO2排出量比較ーやっぱり再生紙の方がエコ?

eye温暖化ガスの2006年度排出量が公表されている。排出量の多い業種のトップはもちろん鉄鋼業。5位にパルプ・紙・紙加工品製造業が入っている。
 製紙関係で一番排出量が多かったのは、日本製紙。CO2換算で715万トン。2位は王子製紙の489万トン、3位が大王製紙の369万トンだ。
 全体のCO2は少ないが化石燃料由来のCO2を多く出すといわれている古紙パルプに力をいれる最大手の王子製紙が排出量2位で、バージンパルプに力を入れている日本製紙は規模では2位なのに、排出量では1位。
flairやっぱり、再生紙の方がエコなのではsign02

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イオンの7割の店舗でレジ袋を有料化

 イオンが2012年度のCO2の排出量を2006年度比で30%削減する目標をたて、約1000店でレジ袋の無料配布をやめるとのこと。レジ袋をほしい人には有料で植物素材のレジ袋を提供するそうだ。
 現在42店舗で有料化しているが、1000店舗になった場合、14億3500万枚に減らせる計算とのこと(2006年度は34億2700万枚配布)。
 加えて200店舗に太陽光発電システムを導入、また包装容器なども切り替えるという。
 
 イトーヨーカ堂は横浜と名古屋で有料化しているから、もしイオンに続いて他店へも有料化を広げてくれたら、日本のレジ袋有料化の気運はますます盛り上がりそうだ。

http://www.asahi.com/life/update/0314/TKY200803140314.html?ref=rss
http://mainichi.jp/select/biz/news/20080315k0000m020095000c.html?inb=rs

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2008年3月11日 (火)

製紙用植林で出るCO2はどのくらい?

 植林はCO2を出すのではなく吸収する…と安易に考えるのはもうやめにすべきだ。バイオ燃料の原料栽培のために森林や草地を切り開くとCO2が大量にでるなら、製紙用のユーカリプランテーションのために森を切り開いてもCO2が大量に出るのは当然なのだから。
 インドネシアやマレーシアの泥炭地をバイオ燃料用のアブラヤシ畑に転換する場合で、423年もバイオ燃料削減分より多くのCO2を出し続けるそうだ。それなら、ユーカリ栽培のためにインドネシアの泥炭地で出したCO2をユーカリが全部吸収し終えるまで、いったい何年かかるのだろう?
 ユーカリは7〜10年で伐って紙を作る。それを何回繰り返したら出した分のCO2を吸収できるのだろうか?
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200709222351

 今日(2008.3.10)の日経新聞夕刊の「大手商社による製紙用植林関連事業への参画例」によると
丸紅:インドネシア、オーストラリア、中国、ブラジル
伊藤忠商事:オーストラリア、ニュージーランド、チリ、ブラジル、ベトナム
住友商事:チリ
三菱商事:チリ、オーストラリア
双日:ベトナム、オーストラリア、南ア
三井物産:オーストラリア
…と、植林事業を展開しているそうだ。
 木材チップの需給は逼迫気味で、双日は今度南アフリカ共和国で植林地を買収し、隣国のモザンビークにチップ工場を建設するとのこと。
 「植林木」を使った紙はいかにも環境によさそうなイメージがあるが、どのような場所に植林したチップで紙を作っているのか、製紙会社や販売店は正しく把握してほしい。
 インドネシアの木で作ったコピー用紙が大量に量販店の棚に並んでいる。

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2008年3月10日 (月)

CO2たっぷりのトウモロコシのバイオ燃料

 バイオ燃料はCO2ゼロどころか、モノよってはとんでもない代物だということが次第に明らかになってきた。
 まず、これまでも畑だったところからバイオ用のトウモロコシを生産した場合のCO2排出量でさえ、ガソリンを直接燃焼させた時とほとんど変わらない。トウモロコシの場合、デンプンを糖に変える行程が必要になるため、サトウキビからエタノールを作る場合と比べて、生産時のエネルギー使用量が多く、CO2排出量も多いのだ。
http://premium.nikkeibp.co.jp/em/column/toichi/21/index.shtml

 しかし、これだけならまだいい。問題は、バイオ燃料を作るため森林や草地を切り開いて畑にした場合だ。
 サイエンス誌は2月7日、バイオ燃料は従来の化石燃料よりも多くのGHG(温室効果ガス)を発生させていると結論付けた2つの論文を発表したそうだ。温室効果ガスの排出量が数十年から数百年にわたって増え、地球温暖化を促進するとのこと。

http://www.news.janjan.jp/world/0802/0802160924/1.php

 環境経済研究者のティモシー・サーチンガー氏はもう1つの研究論文の中でバイオ燃料用の作物畑に転換した際に出るCO2量と、生産されたバイオ燃料の使用によるCO2排出削減量が等しくなる時間を試算した。
 この試算結果によると、トウモロコシ由来のエタノールの場合は167年、インドネシアやマレーシアの泥炭地をパームやしの畑に転換する場合で423年もかかるという。つまり、バイオ燃料由来の『CO2債務』を返済するためには数百年もの莫大な月日を要することになるのである。
 民間環境保護団体『ネイチャー・コンサーバンシー(Nature Conservancy)』のジョー・ファージョン氏は「温暖化を緩和するために、バイオ燃料の生産目的で広大な土地を開拓していくのは全く意味が無いことだ」と指摘した。

 以前にも、穀物から作られたバイオ燃料は、一般の燃料に比べて2倍の亜酸化窒素(N2O)を出すことが指摘されていた。N2OはCO2の310倍の温室効果をもつというから、バイオ燃料を使う方がかえって温暖化を促進させる可能性があるという。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200709222351

 日本で推進されている廃木材からのバイオエタノールはバイオ燃料の中ではもっともマトモな燃料らしい。
 でも、E3(エタノール3%混合ガソリン)を自分の車のタンクに入れるのはしばらく考えた方がよさそうだ。
<関連記事>
http://www.47news.jp/CN/200802/CN2008020901000210.html
http://news.goo.ne.jp/topstories/life/20080208/78716b286b479e2c380f54ed824c20fc.html?fr=RSS

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2008年2月21日 (木)

経団連もC&Tや環境税の検討に入る

 経産省は、これまで断固として反対してきたキャップ・アンド・トレード(C&T)や環境税を検討する私的研究会を月内にも発足させることに決めたそうだ。研究会は、学識経験者や産業界、NGOなど10名で構成され、7月の洞爺湖サミットまでに論点を整理するとのこと。
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200802210009a.nwc

 経産省が重い腰を上げ研究会を立ち上げるということは、経団連もようやくC&Tや環境税の導入をこれ以上阻止することは得策ではないと判断したのだろうーと思って新聞をめくったら、経団連会長が「地球環境問題をテーマとするサミットの主催国として、これを成功させるためにも検討していくのがカギになる」とC&Tを容認する姿勢を示したとあった。「方向転換を示唆したもので、導入にむけた議論に弾みがつきそうだ」とのこと(日経2008.2.21)

 アメリカも大統領選後は環境対策に力を入れるはずだから、日本も置いてきぼりをくわないよう、本格的に動き出すための準備会をようやく立ち上げたといったところだろうか。

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2008年2月 6日 (水)

中国餃子の影響で

 中国の食品はどうも…とカオをしかめる人が増えてきた。ジョーダンいってはいけない。チャイナフリーなど土台無理な自給率40%の日本は、ひたすらありがたく中国から食べ物を送ってもらわないと、飢え死にしてしまう。もし温暖化が進んで、食糧危機や水不足にでもなって輸入がストップしたら、それこそ大変!
 だいたい中国製食品が怖くて、なんで中国製割り箸を平気で使えるのかわからない。口に入れるのだから、同じだと思うけどー。
 でもこれを機に、国産野菜がスーパーにたくさん並ぶのはうれしい。食料自給率が少しでも上がれば食糧難対策にもなるし、フードマイレージ減少でCO2削減にもつながる。

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2008年2月 4日 (月)

人畜有害な珍説ーもっと二酸化炭素を出そう?

 昨日(2008.2.3)の読売テレビ「たかじんのそこまで言って委員会」に中部大学の武田邦彦氏が出演し、驚くほどひどい話をしていた。
 以下は武田説 ( )内はそれに対する感想
1. ダイオキシンは怖い物質ではない。セベソでは誰もダイオキシンで死んでない、奇形児も生まれなかった。(この説は以前一橋大学であったシンポジウムで、東大の先生に真っ向から否定され、武田氏は反論できなかったのに、まだ自説に固執しているらしい)
2. 枯葉剤の影響もない。あの辺は昔からシャムの双生児とか奇形の多い地域。(シャム双生児も枯葉剤の影響では?)
3. ゴミの分別は環境を汚す。燃やすのが一番いい。(相変わらずのリサイクル批判。何もかもいっしょくたにして燃やした場合の環境負荷は考慮しなくていいらしい。)
4. 海面上昇は熱膨張により最大11センチ上昇するだけ。ツバルは海面上昇ではなく、珊瑚礁の島だから沈んでいる。(11センチの根拠は?ベニスでも海面上昇の影響を受けているが、ベニスも珊瑚礁?)
5. リサイクル率100%でないとダメと環境省はいっている。木の成長分は伐っていいのに日本ではそれもダメだと〜(グリーン購入法のコピー用紙の古紙配合率のことをさしているらしいが、バカバカしくて反論する気にもならない。すべての木材の成長分を紙の原料にするつもりだろうか?悪のりした他の出演者が、利権が絡んでるからだ!とか何とも信じがたいことをいっていた。再生紙を使うとなんで環境省の役人に「利」があるといっているのか理解に苦しむ。利をもたらしそうな大手製紙メーカーは軒並み再生紙から撤退したいと思っているから、再生紙の古紙配合率を減らした方が利があるはずなのにー。それとも古紙再生促進センターや全原連が環境省の天下り先になっているとでもいうのだろうか?)

 その他、IPCCがどうの、シロクマがおぼれる心配より目の前の毒(中国製冷凍餃子)を心配しろなどとも言っていたけど、この番組を流している読売テレビと番組提供者の良識を疑った。
 ついでに武田サンのホームページを見てみたら、温暖化してあと7度気温が上昇した方がいいから、「もっとみんなで二酸化炭素を出そう!」と書いてある。
 話題になることならなんでも言う人みたい。マジメに反論した私がバカだった・・・。

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2008年1月 8日 (火)

排出権購入で「カモにされる日本」

 朝日新聞社の調査によると、地球温暖化を心配している人は9割もいるそうだ。
http://www.asahi.com/life/update/0106/TKY200801060148.html
 家庭からのCO2排出量が増えていることを考えると、とても本当とは思えない数字。心配しながらも何もしていない人が多いということ?きっとそういう人は、「いずれ国がなんとかしてくれる」とか「カネで解決できる」とでも思っているのだろう。
 確かに、京都議定書はカネを積み上げれば達成できるかもしれない(でもこれって税金!)。同紙によると日本はCO2排出権の大口の買い手と目され、購入をめぐってカモにされるそうだ(2008.1.3 朝日新聞)。
 環境税もデポジット制も導入しない政府と、ペットボトルもレジ袋も使い放題の国民…、カモにされるのも仕方ないかもしれないが、地球温暖化はお金では止められない。

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2008年1月 3日 (木)

京都元年に思う「省エネ」

 今年の抱負は「省エネ」。
 京都議定書の実際のカウントは日本の場合4月からだとは思いますが、今年は気を引き締めて私も「省エネ」に励みたいと思っています。
 でも「スローライフ」や「スローフード」を実践しようと田舎暮らしをはじめた人の話では、フツウの都会暮らしに比べてやることが多くなって逆に忙しくなったとのこと。同様に、地球環境的に「省エネ」しようと思うと、自分自身のエネルギー消費量は増えるかも?
 ガンバリすぎて疲れてすぐやめてしまわないよう、細く長くみんなで続けていきたいですね!
 持続可能な省エネ術…たとえば、
1.ペットボトルを買うかわりに水筒を持参する
2.マイバックを持参しレジ袋を断る
3.トイレットペーパーは再生紙のシングルに
4.ティッシュを布巾代わりに使わない
5.ハンカチ持参でペーパータオルの使用をやめる
6.暖房便座のふたをしめる
7.お風呂は2日に1度に
8.車の使用をちょっと減らしてみる
…などは誰でもカンタン!
 自分にできること、やりやすいことからはじめましょう!!!

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2007年12月24日 (月)

寿司は無添加、家庭のイルミも無点火で

 クリスマスイブの夜。クリスチャンではないから特別なことをするまでもないけれど、多少のにぎわいを求めて近所の回転寿司へ行った。
 くら寿司は化学調味料も使ってない「無添加」なので、安心して食べられる上、1皿105円なのが気に入っている。しかもワサビはおろした本物!しょうゆもスッキリしたあと味だ。
 道中自転車で走っていると、外構や外壁にハデな電飾を凝らした民家を数軒みかけた。LEDならまだしも、どうも豆電球?すごい電気代だろうなぁ!他人様のサイフながら心配になるー。
 大勢の人が集まるところの電飾ならハデでも「クリスマスだから・・・」と思うが、人影もまばらな道沿いのフツウの家までが頑張るのはどうだろう?木も地球も迷惑だし、誰も見てない。
 イルミネーションは街におまかせして、やっぱり一般家庭はクリスマスも省エネで!(ついでにいうと公共施設のイルミもいらない)

◎ 今日の用語:LED(発光ダイオード)
白熱電球に比べ、省エネで寿命も長い。今年のニューヨークのロックフェラーセンターのクリスマスイルミネーションはLEDに換えたおかげで消費電力が3分の1になったとか。パリのシャンゼリゼ通りのイルミもLEDのおかげで消費電力70%減。

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廃木材のバイオエタノール化は有効?

 新聞にE2の文字があったので、「バイオエタノールのガソリンへの3%混合をやめて、2%混合の推進に切り替えたのか?!」と驚いたら、神世界(しんせかい)の霊感商法事件がらみのサロン(有)E2(イー・スクエア)についての記事だった。あービックリした。
 先日、廃木材からバイオエタノールを作る工場を見学した。トウモロコシやサトウキビなど「食べられる」ものからのエタノール化に疑問をもつ立場としては、非食用バイオマスはとても興味がある。
 非食用バイオマス(セルロース系)の問題は、原料から糖分を取り出すのが難しいため、「前処理」が必要で、その前処理(硫酸を使う方法が一般的)のあと、セルラーゼで糖化し、その後遺伝子組み換えでパワーアップした大腸菌(KO11)もしくは酵母(VTT)を使って発酵させエタノールを作るというとても面倒な手間をかけなければならないこと。そのまま前処理なしにフツウの微生物で発酵させられる食品系に比べ、数段手間がかかるのでその分コスト高になる。
 もちろんコストだけでなく、バイオ燃料の価値は化石燃料を減らせることにあるわけだから、バイオ燃料を作るためにその減らせる化石燃料以上のCO2を使うようでは話にならないので、そのあたりも興味のあるところ。
 しかし、見学した「バイオエタノール・ジャパン・関西」は国内初の商用プラント。企業秘密と特許の壁に阻まれて、工場の外側しか見せてもらえない上(廃木材の山しか見えない)、説明も「かゆいところに手が届く」というわけにはいかない。結局、採算があうにはまだ何年か先になるだろうということ、おからも使っているということ以外は、特に新しいことはわからなかった。
 廃木材のバイオエタノール化は、廃棄物の有効利用という観点からも期待したいが、その将来性は今後どのように前処理を簡略化できるか、どのようなセルラーゼが開発されるか、遺伝子組み替えでない菌で発酵できるようになるか、などによって大きく変わってくる。今後の技術開発に注目していきたい。
 ともあれ、省エネにまさるものはない。バイオエタノールを3%混ぜるかどうかより、まず車の使用を控えることが一番カンタンな温暖化ガス削減法であることは確かだ。

◎ 今日の用語:セルラーゼとバイオエタノール
セルラーゼ:セルロースを分解する酵素群の総称。
バイオエタノール:「インフレは温暖化対策?」の頁をご参照ください。

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2007年12月22日 (土)

排出権の取引は詐欺?! 

 「排出権取引なんて、新手の詐欺ですね、被害者は地球に暮らすもの全てです。」というご意見をいただいた。ありがとうございます。

 詐欺かどうかはわからないが、トリッキーな感じがすることは確か。
 日本が排出権を買う予定の量は当初計画より増えそうな気配。「2006年度の温室効果ガス速報値」を読むと、1990年排出量の1.6%を京都メカニズムで取得予定となっているから、CO2換算で約2万トン。5年分で約1億トン。
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=10412&hou_id=9002

 しかし昨日(2007.12.21)の新聞に出ていた来年度の予算案をみると取得費用として308億円を計上し、4000万トンの排出権の取得をめざすとなっている。来年度だけで4000万トンも買うということは、2012年度分まであわせると最終的には1億トンの購入ですまない可能性もあるのではないか。
 現に原発の稼働率が計画より悪いとその分CO2発生量が増えるという計算になり、そうなったら購入量をふやすというハナシもでているようだ(だいたい、原発のような不安定なものに頼って計算していることが間違い)。
 昨日、各新聞に「京都議定書、計画上達成へ」という見出しが踊った。
http://www.chunichi.co.jp/article/feature/earth_heat/list/200712/CK2007122102074041.html

 8月の試算では不足だとされた分が追加対策により計算上達成できるという内容。それによると国民一人当たり最大でクールビズなどにより年間90kg減らすのだとかー。
 うーん、達成なるか?!

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2007年12月20日 (木)

排出枠購入ってイミあるの?

 日本は2008年度分としてハンガリーからCO2換算で1000万トンの排出枠を購入することをほぼ決めたらしい。
 なんだかむなしい。1000万トンで200億円位の予定だそうだが、そんなに払うなら国内での排出削減対策にお金を使えば、全世界トータルで削減できるし、日本だけに限っても2008年度だけでなく、その先もずーと減るはずなのに・・。 
 この調子で本当に1億トン分も諸外国から買いあさるつもりなのだろうか?3000億円もだせば国内ですごい省エネ対策が打ち出せそう…。たとえば都市部の市電を復活させ、パークアンドライド実現のための費用にあてるとかはどうだろう?ガソリンも高騰したことだし、この際マイカー離れをうながすチャンスかも?!
http://www.asahi.com/politics/update/1218/TKY200712180354.html

◎今日の用語:パークアンドライド(park and ride)
混雑する都市部に車を乗り入れさせないため、郊外の駅や停留所などの駐車場に車をとめてもらい、そこからは公共交通機関に乗り換えて都市部に入る。交通渋滞の緩和や大気汚染防止になる上、CO2対策にも有効。

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2007年12月18日 (火)

環境税の一般財源化はゴメンだ!

 環境税に対して、下記のご意見をいただきました。

 「エネルギー課税は、現行税制下でも有ります。特にガソリンは酷く、100%上乗せ?の暫定税率に加え、消費税の二重課税です。軽油は二重課税が無いだけマシですが、かなり重課と思います。電気やガスへの課税は、大したレートでは無いと思いましたが、このレベルではどさくさ紛れの「掠め取り」程度でしょうか?目的税化は無駄遣いの温床ですが、一般財源化したら、なおさらドブに捨てるようなものですね。」

 そうですね。確かに環境税をすべて一般財源化されるのではかないませんね。
 静岡空港のような不要な地方空港を作らせるための助成金や高速道路建設に使われるのでは本末転倒です。やはり環境税は環境対策に使ってもらわないと困ります(ガソリンなどのようにこれまでも課税していたものはその税収との兼ね合いもありますが)。
 ガソリンの課税に関しては海外でもいろいろ変わってきているようです。
 スウェーデンは1929年にガソリンにエネルギー税が課せられ、1937年に軽油に課税されるようになったそうです。その頃は単なる国の財源としての課税だったようですが、1990年代に入ってから環境の視点にたった(資源の配分とか消費に影響を与えるなど)規制税としての役割に代わり、二酸化炭素税と硫黄税という形に変わってきました。
 今回のガソリンの値上げにより、道路に車が少し減ったような気がします。もしマイカーをもつ人が減れば公共交通も充実させざるをえなくなり、老人にもやさしい社会が実現しそうです。
 「環境税は有効でない」という人もいますが、消費の抑制効果だけでなく、長い目でみてガソリンや電気が高くなれば省エネ技術も進むでしょうし、自然エネルギーへの促進にもつながります。ぜひ「環境税」の導入を実現させたいです。
 ご意見、ありがとうございました!

◎今日の用語:環境税
「環境税も導入できずにー」の頁をご参照ください。
http://dekirueco.cocolog-nifty.com/blog/2007/12/post_5c88.html

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2007年12月16日 (日)

環境税も導入できずにー

 13日にまとまった税制改正大綱に環境税の具体案が盛り込まれなかったことから、来年度の環境税導入の可能性はなくなったとのこと。
 COP13で米国とともに数値目標に反対した態度から考えても、日本が今後どのように温暖化ガス削減に取り組むつもりなのか、今ひとつ見えてこない。
 消費税を上げるより、まず環境税を検討してほしい。ドイツのように「電気税」(電力)、「エネルギー税」(ガソリン、天然ガス、石炭)という形でもいいし、英国のような「気候変動税」(電力、天然ガス、石炭)という形でもいい。省エネに関心をもつきっかけになるし、自然エネルギー推進への誘導にもつながる。
 なにより食品にまで課税される消費税より受け入れられやすいはずだ。
 それにしても、レジ袋にさえ規制をかけられないこの国の温暖化対策は、いつ本格的に始まるのだろう?

◎ 今日の用語:環境税
温暖化対策の一環で、CO2排出につながる電気やガス、ガソリンなどの料金に税を上乗せする仕組み。ノルウェーは1991年(ガソリン、石炭)、デンマークは1992年(電力、ガソリン、天然ガス、石炭)に導入、自然エネルギーの促進にも一役買っている。

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温暖化ガス 先進国は2050年までに80%減

 元世界銀行チーフ・エコノミストのニコラス・スターン氏によると、「先進国は2050年までに温暖化ガス排出量を1990年比で80%減らさなければならない」のだそうだ。(日経 2007.12.15)
 米国25トン、日本や英国11トン、中国5-6トン、インド1-2トンという現在の一人当たりの年間排出量を2050年までにすべての国の人々が2-3トンにするべきとのこと。
 途方もない数字でどうしたら達成できるのか見当もつかないが、COP13で数値目標も盛り込めないようでは達成は難しい。
 しかし、有効な温暖化防止対策がなければ、世界の国内総生産(GDP)は最大2割下がるとのこと。もし2割下がれば、各国の貧困層は大打撃を受け、途上国は壊滅、世界恐慌は必至だろう。

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2007年12月13日 (木)

ペットボトル講座

 ペットボトルや牛乳パックを使った自称「エコ工作講座」がさかんだが、どれもインチキっぽくてキライ、と思っていたら、今日やったのはなかなか面白かった。
 ペットボトルにモーターをとりつけ、そこに牛乳パックや段ボールで作ったハネをつけてまわし発電する風力体験講座。
 「コレ実用化したもの、みたことある!」と思って家へ帰って探したら、案の定写真があった!!
Photo_3
 1999年に見学したCAT(代替テクノロジーセンター)の公衆電話。電話ボックスの上にプロペラが回っている。その下にソーラーパネルをつけ、風力と太陽を併用したもの。
 CATは英国の田舎で科学者や学生がはじめたコミュニティだ。広大な敷地に、レストランやいろいろな体験コーナー、畑などがあり、様々な代替エネルギーを使って運営。ここで実際に何十年も何家族かが暮らしているというのがスゴイ。日本ならさしずめ、変わり者の1家族が細々とはじめて、誰からも相手にされず忘れ去られる類のものではないかなぁと思った。
 観光客用の宿泊施設もあるが、外部から電気をほとんど買わずにまかなっているそうだ。
 詳しくは↓をご覧ください。
http://homepage2.nifty.com/koshi-net/info/activity/uk4.htm

 今日の風力講座は子供が科学に関心をもつきっかけにもなるので大歓迎だが、それにしてもチマタにあふれるペットボトルの「エコ工作講座」。
 リユースだからといって、必ずしもエコではない。「使ったあと、遊びましょうね。でも普段は使わないように」なんて子どもに理解できるのだろうか?少なくとも小さい子向けには、普段から「使わない、遊ばない」ことが大切なのでは?
 もちろんペットボトルの方が便利な時もあるから(私も山へは持参するしー)、絶対買うなとはいわないけれど、それにしても今の状況はヒドすぎ…。リサイクルすればいいってものではないのだから、普段はペットボトルを買わない、使わない、ということをもっと徹底させてほしい。

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2007年12月10日 (月)

NHKでも放映 熱帯林を破壊するバイオ燃料

 今日(12/10)、クローズアップ現代で「森林破壊を防げ 地球温暖化」を放送した。
 バイオ燃料のためのアブラヤシ開発が熱帯林を破壊、破壊した熱帯林跡(泥炭地)から大量のCO2が放出、というここでも何度か取り上げたテーマだ。
 番組内で、インタビューに答えたインドネシア林業省次官が「環境も大事だが、我々にとっては開発が大事」と正直な思いを語っていた。森林を開発せずともトクをするシステムを作らなければ、とNHKの国谷裕子さん。確かに熱帯林を保全しているだけで途上国に十分なお金が入れば、破壊は止まるだろう。
 しかし、現状は苛酷だ。
 これまでゴムや蚊取り線香の原料を熱帯林から収穫し、森とともに生きていた住民が開発のため森を失い、生活のために国立公園内での違法伐採に手を染める。
 住民に植林してもらうことでお金を貸し付け、植林がうまくいけば借りたお金の返済を免除するというNGOが1つあるということがせめてもの救いだ。
 欲をいえばもっとほりさげてほしかったが、それでもNHKでとりあげた意義は大きい。
 次回はぜひ、日本の大手銀行や信託会社の投資マネーもプランテーション開発の資金源になっていること、バイオ燃料だけでなく洗剤や食品などにもアブラヤシ(パームオイル)が使われていることなどもとりあげてほしい。
 そして、アブラヤシ事業には投資しない、少しでもパームオイルの使用量を減らす、それが熱帯林保護と温暖化防止につながることを視聴者へ伝えなければ森林破壊はとまらないだろう。

◎今日の用語:バイオ燃料
「バイオ燃料は「エゴ」燃料?」をご参照ください。

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2007年12月 1日 (土)

熱帯林保護で温暖化ガス20%削減

 英国のチャールズ皇太子が温暖化対策でがんばっている。昨日(11/30)欧米などのグローバル企業150社が、COP13で法的拘束力のある温暖化対策を各国に求める共同宣言を発表した。チャールズ皇太子はそのとりまとめ役を果たしたそうだ。英皇太子が日経新聞に寄稿したところによると
「優先順位が高いのは熱帯地方の森林伐採を止めることだ。地球の温暖化ガス排出の約20%が森林伐採(による吸収能力の低下)の影響と推計されている。温暖化を防ぐ新技術の導入を待っている間に伐採を止めるだけで成果が上がる」
とのこと。(日経 2007.12.1)
 熱帯林伐採を止めるだけで20%もの温暖化ガスが減少するならすぐにでもそうしてほしい。
 インドネシア政府は2030年までに温暖化ガスの排出量を40%削減する温暖化対策を策定したそうだ(同紙 同日)。インドネシアは1万7千以上の群島国家。2005年—2007年で既に24の島が水没し、このままでは30年後に2千近い島が水没するという。
 これまで不法伐採にも寛容だったインドネシア政府が、本腰を入れて熱帯林保護に取り組むとしたら、すごい成果があがるだろう。COP13の議長国としてリーダーシップを発揮し、インドネシア同様に熱帯林をもつ国々へも働きかけて、熱帯林保護に全力を注いでほしい。京都議定書の基準でカウントしているCO2排出量を40%削減することも大切だが、これ以上熱帯林を破壊してアブラヤシやパルプのプランテーションを作らせないでほしい。
 新たなプランテーション開発を禁止すること、それが最も効果的な温暖化対策になるだろう。
◎ 今日の用語:COP13
インドネシア・バリ島でまもなく開催される国連の気候変動枠組み条約締約国会議のこと。

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2007年11月29日 (木)

再生紙とバージンパルプ どっちが環境にいい?

 この問いに今までは誰もが迷いなく「再生紙」と答えたはず。でも最近は「古紙はCO2がたくさんでるって聞いたけど…」と口ごもる人もいる。
 なぜなら、中国への輸出量が増えすぎて、国内では古紙は品薄。そのため古紙価格も上がってしまい、古紙を使いづらくなった製紙会社が「古紙はバージンパルプよりCO2を多くだす」といいはじめたからだ。
 製紙会社の出したデータを見てみると、
http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20070608/126867/
 トータルでは圧倒的にバージンパルプから紙を製造する方がCO2排出量は多い。だが、木からクラフトパルプを作る際、黒液という自前のバイオ燃料を使えるため、化石燃料由来のCO2排出量は少なくてすむ。カウントされるのは化石燃料分だから、古紙から製造する方がCO2は多く出るといわれるわけだ。
 でもこのグラフをよーく見ると、A2コート紙を製造する日本製紙の工場と書いてある。A2コート紙といえば、白色度80%の真っ白ツルツルの高級紙。紙は白色度が高ければ高いほど、エネルギーも水も薬品もたくさん必要になるが、バージンパルプの場合はその差はわずか。しかし古紙で作る場合は、白色度70%を超えると急に必要量が増える。だから白色度70にしようねと呼びかけているのに、古紙に不利な白色度80のデータを出してくるなんてズルイ!!!
 白色度70の印刷用紙で比較したら数値はもっと変わるはず。現に王子製紙のデータはこれほどの差はでていない。
 環境への善し悪しは、CO2排出量だけでは決まらない。だが「京都議定書」を前にして、化石燃料由来のCO2排出量だけが注目されるのは、やむをえないかもしれない。だがこのデータに、水や薬品製造時の環境負荷や工場排水処理のために必要なエネルギーは加味されているのだろうか?古紙を国内で消費せず、海外へ輸出した場合のCO2にすら配慮されていない。
 それにこれはあくまでもクラフトパルプと古紙の比較だ。新聞を作る場合は古紙から作る方がCO2排出量は少ない。新聞原紙はクラフトパルプではなく、黒液のとれない機械パルプだから。
 また、紙の原料は人工林からだけとは限らない。オーストラリアの天然林や原生林が原料になっていることはいくつもの市民グループが報告している。それらは紙にせず、そのまま森に生えていた方が、地球環境にとって良いことは確かだろう。
 やはり環境負荷が少ないのは再生紙の方だ。

◎オーストラリアの森林に関する講演会が開かれるそうです。
 「原生林がティッシュペーパーに?
   ・・・ 太古の島、豪州・タスマニアの森林伐採」
◆日時:12/7(金)18:30-20:30
◆場所、詳細は:丸の内さえずり館 ウェブサイト
http://www.m-nature.info/event/index.html#200712

<オーストラリアの森林問題についてはこちらをどうぞ>
http://www.jca.apc.org/jatan/woodchip-j/australia.html
http://www3.kcn.ne.jp/~kyone/kcn/sitetop/etc/WA.htm
http://www.rainbow.gr.jp/wood/

◎今日の用語:白色度
 紙などの白さを表す指標。新聞紙の白色度はおよそ55%。自治体で使っているコピー用紙は白色度70%位だが、コンビニのコピー用紙や量販店で販売されているのは白色度80%程度以上のものが多い。花など自然界の白いものはおおよそ白色度70%。

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2007年11月27日 (火)

パーム油とヤシ油は違うの?

  「私には、ヤシ油とパーム油の区別が付きません。ヤシとパームって同じ植物じゃないの?何でパームだけ環境に悪いの?」という質問が届きました。
 確かにわかりづらいですね。化粧品や洗剤でも、時々間違って(わざと?)標記しているのではないかと思うものを見かけます。
 一般にヤシ油はココヤシの実であるココナッツからとれる油で、昔からマレーシアなどでは住民が庭先で栽培しているものです。これは何の問題もありません。
 問題は、パームオイルとかパーム油といわれるもので、これは熱帯林を破壊して作った大規模プランテーションで栽培されるアブラヤシの油です。多くの洗剤や化粧品、お菓子、マーガリンなどの原料として使用され、最近ではバイオ燃料の原料として増産されています。
 植物性油脂とだけ書かれているものは、たいていこのアブラヤシの油脂です。
 熱帯林破壊を防ぐため、また泥炭湿地帯からのCO2排出を防ぐために、できるだけパームオイルは避け、米ぬか油や大豆油、なたね油、ヤシ油等を使ったものを選んでいただければと思います。
 お問い合せ、ありがとうございました。

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温暖化防止のため 「脱パームオイル宣言」

 私が脱パームオイル(アブラヤシ)宣言をしたのはこの夏のこと。
 以前から気をつけてはいたが、この時はより真剣にパームオイルを使わないと決めた。しかし、やはり完全な排除は難しい。
 洗濯は米ぬかの粉石けん、石けんシャンプーはココヤシを使っているのでパームオイルはクリア。固形石けんも非パーム。難しいのは食品だ。市販の安いクッキー類は必ずといっていいほど入っている。でもマヨネーズは大丈夫♪。
 近所のスーパーにはパームオイルの入らないマヨネーズが2種類ある。1つは「100%自然を大切にした」をうたう「松田のマヨネーズタイプ」。なたね油を使っている。もう1つは「ヨード卵・光」のマヨネーズ。大豆油となたね油を使用。どちらも化学調味料無添加。価格は蜂蜜入りの松田の方が高い(光は砂糖使用)。3分迷った末、今回は松田を買った(前回は光を買った)。高い分使用量を減らそうっとー。
 なんだかケチくさいが、買い物は何を支持するかの意思表明だから、一般人にとっては数少ない意思表示のチャンス。グリーンコンシューマーが多いか、価格だけを追求する消費者が多いかで、企業も開発する製品が変わる。企業が変われば、経団連も変わる、経団連が変われば政治も変わる…はず。
 インドネシアはパームオイル生産のためとコピー用紙のために大量のCO2を排出している。熱帯林も破壊する。
http://homepage2.nifty.com/koshi-net/other/notebook/co2.pdf

 この上さらに、温暖化を促進するパームオイルを使ってバイオ燃料を作るなんて、悪いジョーダンにしか思えない。
 12月1日に法政大学で、3日に京都大学で、インドネシアのNGO活動家2名を招き、「アブラヤシブーム下のインドネシアにおける民衆の権利」についてのワークショップが開かれるそうだ。

 パームオイルブームは、民衆に豊かさをもたらしたのか、それとも逆か…?
 ぜひ現地からの報告を聞いてみたい。

◎ 今日の用語:グリーンコンシューマー
環境負荷の少ない商品を選ぶなど環境を大切に考える消費者のこと。
◎関連記事:「パーム油とヤシ油は違うの?」

「松田のマヨネーズ」

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2007年11月26日 (月)

CO2濃度 2030年代には危険レベルに?!

 考えたくもない恐ろしい現象が研究者により注目されているそうだ。
  炭素循環フィードバック。「土壌・海洋がCO2放出源に」(日経 2007.11.25)なるという。
 温暖化で森林や土壌、海洋によるCO2の吸収量が減る→さらに温暖化する→またさらに吸収量が減る…という悪循環で最悪の場合は放出に転じるとのこと。
 確かに、温室効果ガスの平均濃度が過去最高ということ、海洋のCO2吸収量が落ちているということは最近報道されたし(温暖化ガス 過去最高の頁参照)、森林や土壌については以前からフィードバックがいわれていた。
 フィードバックなどという難しいことを考えなくても、森林で木が伐採された後植林されなければ(たとえオイルパームのプランテーションや畑に転用されたとしても)、そこはCO2の放出源になることは容易に想像できる。森林だった時に蓄積されていた木の葉や微生物が光にさらされ分解にむかえば、たまっていたCO2が一気に放出されるからだ。
 日経新聞が国立環境研究所や環境省の資料をもとに作成した図によると、産業革命前のCO2濃度が280ppm、現在は380ppmで、危険レベルが450ppm、森林や海洋の吸収量が31億炭素トン/年間、人間活動による排出量が63億炭素トン/年間(年1.5から2ppm増)とのこと。単純計算で、CO2が2ppmずつ増えていくと、危険レベルに達するまであと35年ということになる。
 これって2042年には危険てこと?!
 でももっと恐ろしいことが書かれていた。IPCCではフィードバックがおこると「2050年ごろで濃度が100ppm程度増え、気温が数度上ぶれするとみている」のだそうだ!!!100ppmって危険レベルを30もオーバー?!
てことは、2030年代には危険レベルに達する?
 こんな大切なことをサラッと書かないでほしいー、でも記者さんはもう慣れっこなんだろうね、こういうアブナイ記事・・・。
 でも私たちは一体何をしたらいいのだろう?

◎用語解説:炭素循環フィードバック
「フィードバックとは、ある結果が元の原因に影響をあたえ、それによってまた結果が影響を受けるといった因果関係がサイクルのようになる状態」とのこと、つまり温室効果ガスが増えて温暖化する→温暖化により森林や海洋のCO2吸収量が減りますます温室効果ガスが増える→さらに温暖化し吸収量が減る、という悪循環が炭素循環フィードバックだ。

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2007年11月25日 (日)

温暖化ガス 過去最高

 「世界気象機関(WMO)は23日、二酸化炭素など地球温暖化の原因となる温暖化ガスの平均濃度が、2006年に過去最高水準に達したと発表した」そうだ(日経 2007.11.24)。「CO2は最近、増加傾向が強まっている」とか。
 そういえば先月のBBCニュースで、海が吸収するCO2が減少しているという報道があったそうだ。90年代の半ばに比べ、2000年から2005年はCO2の吸収量が半分になったとのこと。
 それでなくとも海洋や森林が吸収するCO2は、人間が出す量の半分以下。温暖化するわけだー。
 温暖化の影響も大きいといわれている干ばつや塩害などで、農地に大きな被害のでているオーストラリアでは、京都議定書の批准を公約にした労働党が大勝。
 オーストラリアの選挙民は賢かった!

◎今日の用語:塩害
地中の塩分が、灌漑や干ばつ、森林伐採などによって地表にでてくることでおこる。塩害がすすむと農地を放棄せざるをえず農業に打撃を与える。生態系への影響も大きい。

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2007年11月24日 (土)

パブリックコメント募集中

 グリーン購入法の基準の見直し案についてのパブリックコメントの募集が始まった。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=9074

 今回の見直し案の特徴は(私の興味と理解の範囲で)、
1. 用紙の古紙配合率が下がったこと(これまで古紙100%だったコピー用紙が70%でもOKに、コピー用紙以外の情報用紙や印刷用紙が古紙70%から古紙40%でもOKになった)
2. 環境に配慮したバージンパルプやプラスチックなどについての基準が細かくなったこと
ではないかと思う。
 
 1の古紙配合率が下がったことは、昨今の古紙バッシングの匂いも感じられ、どうも気にいらない。中国の古紙引き取り価格の高騰で古紙輸出量がふえ、国内に古紙不足感が広がって以来、日本製紙などが古紙100%製品の見直しを始めたことから、急速に製紙会社の古紙利用率を上げようとする意欲が感じられなくなってきた。
 木材パルプ(クラフトパルプ)から紙を作る行程で、バイオ燃料(黒液)が利用でき化石燃料の使用を減らせることから、「再生紙は環境に悪い」などという、トンデモ極論まで飛び出す始末だ(さすがに製紙会社はそこまではいわないようだが…)。
 2に関してはより時代にマッチしたものにしようという姿勢が感じられ、もう少しつめてほしい部分はあるものの評価できる。
 とりわけバージンパルプの原料で、間伐材や端材、廃材以外の「環境に配慮された原料」に、森林認証材が加わったことはとってもgood!
 しかし、現状では森林認証といってもピンキリで、それをいっしょくたにするのは信じられないー。これではどこが「持続可能な森林」だかわからないようなユルイ基準の認証材までが紙になって、グリーン購入されてしまう。
 それを防ぐためにもやはり、グリーン購入法の基準は古紙70%以上をキープしていてほしい。
 中国がいつまでこんなに大量の古紙を買ってくれるかもわからないしね…。

 みなさんも、どしどしパブコメに応募してください!

◎今日の用語:グリーン購入法、パブリックコメント、黒液
グリーン購入法:「どうせ買うならグリーン購入」の頁を参照。
パブリックコメント:国などが国民の意見を政策に反映させるため、公(パブリック)にコメントを募集する手法。
黒液:木材パルプから作る紙は製造方法から大きく2種類に分けることができる。機械パルプと化学パルプ(ケミカルパルプ)だ。化学パルプの大部分を占めるのがクラフトパルプと呼ばれるもので、そのクラフトパルプを作る際、原料からセルロース(繊維)を取り出すとリグニンなどの樹脂分が残る。それを黒液として化石燃料の代替として利用することが最近では一般的。

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2007年11月20日 (火)

カーボンオフセット年賀

 年賀状の注文ハガキが郵便受けに入っていた。「カーボンオフセット年賀」55円とのこと。
 カーボン(炭素)オフセット(打ち消す)で、自分の出したC02をCO2削減につながるような活動を経済的に支援することで相殺しようという取組(※)らしい。
 おりしも新聞に「京都元年迫る」の見出し。
 京都議定書では2008ー2012年度に1990年度比で6%削減しなければならないのに、2006年度は6.4%増えてしまったから12.4%も減らさないとダメとのこと。
 じゃあこの年賀状を買うことで、どんな活動が支えられるのだろうかと思って、日本郵便のホームページを調べてみた。寄付金分の5円を「クリーン開発メカニズム」をとおして途上国の持続可能な開発を支援する、それで減らしたCO2は日本のマイナス6%に加える、ということだが具体的なことは書いてない。
 5円分のCO2ってどのくらいかわからないけど、いい気持ちで正月を迎えるには高い出費ではないかも。でも、なんだかなぁー、お金で解決していい問題だとは思えないけど・・・いいのかなぁ?
 金さえ払えばCO2を出してもいいという話になりかねない…でも金も払わずCO2出し放題よりはるかにマシ?と考えればやはり意味のある取引なのかもね。

◎今日の用語:カーボンオフセット(文中※をご参照ください)

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2007年11月18日 (日)

インフレは温暖化対策?

 今日の日経新聞に「インフレの芽、各国波及」の大見出し。いよいよインフレかー。原因は、「人口増加による需要増大を背景に、バイオ燃料ブームや投資マネーの流入」とのことらしい。
 ブッシュさんがバイオエタノール利用を奨励したらトウモロコシ価格が高騰。そのあおりで大豆や小麦も値上がりしーと価格上昇の連鎖はつづく…。
 日本ではこの連鎖、消費税率の引き上げにまでいってしまいそう。自民党の与謝野さんが「消費税なしでもやっていける、という人は物事を知らない」と発言。消費税引き上げは必至の様子だ。一体なん%になるのだろう?
 まさか、一律引き上げなんてことにはならないよねぇ?スウェーデンは25%なんてよくいわれてるけど、スウェーデンはモノによって消費税率が違うし、なんといっても社会福祉の国。消費税だけ一緒にしないでネ。
 新聞を読み進むと、「読者がオススメ 節約大作戦」の頁に。
 ある営業マンの昼食は自宅から持参の白飯と納豆、麦茶で昼食代を節約、とか、ペットボトルの代わりにマイ水筒を持参、その中身はスーパーの無料飲料水サービス、などなど庶民の涙ぐましい節約ぶりを紹介している。ティッシュは全部二つに切って使う、洋酒のビンにお湯を入れ自家製湯たんぽ…とあの手この手の自衛策。でも、これってとってもエコかも♪
 もしかして政府はわざと物価高騰を放置し、ついでに消費税も上げて、増え続ける家庭からの二酸化炭素を減らそうとしているのかなぁ?(珍しく好意的に深読み・・・)

◎今日の用語:バイオエタノール
 バイオマス(生物資源)で作られるエタノールのこと。ガソリンの代替として利用される。トウモロコシやサトウキビで作られる再生可能なエネルギーだが、食料と競合するため大きな問題も抱える。
 最近では、廃木材から作られるようになり、注目されている。
 バイオ燃料に関しては、<バイオ燃料は「エゴ」燃料?>の頁を参照。

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2007年11月15日 (木)

バイオ燃料は「エゴ」燃料?

 昨日テレビをつけたら、穀物価格の高騰について特集していた。高騰の原因は、
1. 新興国の需要の増大
2. バイオ燃料向けの増加
3. 投機マネーの流入
だそうだ。
 日本向け大豆価格の高騰については、これらに加えてまた別の原因があるとのこと。
 それは、健康志向の高まりで、トランス脂肪酸を含まない大豆を好むアメリカ人が増えたため、遺伝子組み換えのトランスファットフリー大豆の作付け面積が増え、日本向けになる非遺伝子組み換え大豆が減少しているのだそうだ。
 トランス脂肪酸が気になるなら、油っぽい食事をやめるとかマーガリンをバターに切り替えるとか他に対策があるだろうに…。私ならトランス脂肪酸より遺伝子組み換えの方がよほど怖い…と思うが、危険だと思うものは人によって違うのだろう。
 もっとわからないのは、バイオ燃料。大豆などの食料を燃料にすることが、なんでエコなんだろう?昔なら、食べ物を粗末にしてはいけません!と叱られるようなことが奨励されている感じがしてならない。たとえ、「植物は成長するときにCO2を吸収して茎などに蓄える、燃えるときそれが出て行くだけだからカーボンニュートラルでCO2排出量にカウントされない」※といわれても、やっぱりヘン…。
 そういえば、魚油もカウントされないと聞いたことがある。魚は植物性プランクトンを食べてどうとかこうとかーという説明を聞いたが、植物以上にチンプンカンプン。
 私に理解できるのは、大豆やトウモロコシを燃料にするせいで、食品価格が高騰し困っている人がたくさんいること、パーム油を燃料にするせいで、ますますパーム油の需要が増大し、パーム(アブラヤシ)のプランテーションを作るため熱帯林が破壊されていること、だ。
 こんなバイオ燃料なんてちっともエコじゃない、エゴだ!

◎今日の用語:バイオ燃料とカーボンニュートラル
バイオ燃料: バイオエタノールやバイオディーゼルなど、生物資源で作られる燃料のこと。
 バイオエタノールについては「インフレは温暖化対策?」の頁を参照。
 バイオディーゼルは軽油代替燃料で、日本では廃食油(捨てられる天ぷら油)で作られることが多いので、食料との競合はなくエコ燃料といえる。
カーボンニュートラル:文中※を参照。

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2007年11月11日 (日)

中国で先天異常が急増!

 今日の新聞によると「中国では先天異常が急増」しているという。「生まれつき障害のある子供の出生率が2001年の一万人当たり104.9人から06年には145.5人に急増していた」(新潟日報 11.11)そうだ。特に、炭坑周辺での先天異常の出生率が高いそうで、環境汚染との関連性が強く示唆されているという。
 日本の急速な発展の陰に水俣病や四日市喘息、イタイイタイ病などがあったことを中国は知らないはずはないのに、そこから何も学ばなかったのだろうか?
 でも中国を非難はできない。日本も、チェルノブイリやスリーマイルから学ばず、CO2削減という口実のもと、原発を増やそうとしているのだから。
 そういえば最近、「CO2排出量」という面だけを強調して、環境を語る人が増えてきた気がする。「古紙よりピュアパルプで紙を作る方がCO2排出量は少ないから再生紙は環境に悪い」ということなどもその典型だろう。
 宣伝に惑わされず、自分で判断できるような力を身につけておかないと、グリーンウォッシュ(見せかけだけの環境配慮)※にもだまされそうだ。

◎今日の用語:グリーンウォッシュ(文中※を参照)

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